やっと日差しが柔らかくなり、春の気配が漂いはじめましたが、暖かくなるのはもう少し先なのでしょうか。毎日たくさんの患者さんがいらっしゃいますが、体が冷え冷えの方のなんと多いこと!
鍼灸師の岩井先生ともいつも話すのですが、世の中の人はみな、体が冷えすぎています。冷えは万病のもと!ホントに、みんな、わかってほしいです。毎日、なんでこんなに冷えを放っておくかなあと、ため息がでます。
それぐらい、体を温めるというのは大事なことなんです。
私もかつては冷え症女でした。冷たい飲み物が大好きで、毎日夜はビールを飲んで、冬でも裸足で靴は常にミュール。疲れやすく、足はぱんぱんにむくんでいて、夜は足が冷たくて靴下なしには眠れず、顔色も悪いといった症状が、気にならないことはなかったけれど、ついつい放ったらかしでした。年輩の人から、冷やしたらあかんで〜っていくら言われても耳を貸すことはありませんでした。そんな私が、今は患者さんに毎日冷やすな冷やすなと、説教してるんです!
2年前からナチュラルホルモンの勉強を始めて、自分の甲状腺ホルモンが通常よりかなり少ないことに気づき、補充を開始して、早1年。甲状腺ホルモンが低いと、低血圧、低体温、足のむくみ、肌荒れ、生理不順などが起こりやすくなり、疲れやすいとか気力がわかないといった症状もおきることがあります。アメリカでは、不妊症や、肥満、鬱病の原因の一つとしても考えられています。
始めは自分の冷えに無頓着だった私も、甲状腺ホルモンを飲み始めて、少しずつ体が楽になるのを感じていきました。それに伴って、冷えもましになってきたのです。でも、足のむくみはなかなかとれず、鍼灸師の岩井先生の施術を受けるとしばらくは足が細いが、またぱんぱんに太くなるという状況は続いていました。
そして、昨年9月末から、いよいよ満を持して(?)ダイエットを始めたことは、前回書きましたね。ふつうのダイエットなら、もっと体は冷えるはず。でも5ヶ月たった今、これは単に体重を落とすだけではなく、冷え解消にとってもよいことがわかったのです。
アトピー性皮膚炎は皮膚の表面は熱を持っていますが、体の中は冷えていて血の循環が悪いことが多いです。ニキビの人は、血がどろどろして流れが悪いか、冷えて代謝が悪くて毛穴が詰まっていることが多いです。しみの人はみんな冷えて乾燥しています。そういう人たちに、漢方や甲状腺ホルモンや、鍼灸治療などで、冷えを改善し血行をよくするのが一番の根本治療だと信じて今日までやってきて、もちろん成果もあがっていましたが、食事の問題がこれほど重要だと気づいたのは、今回のダイエットのおかげでした。
みなさんにもこれはぜひおすすめしたいので、できるだけ簡単にご説明したいと思います。
このダイエットの一番のポイントは、ずばり、主食をやめるということに尽きます。白米、パスタ、うどん、じゃがいもなどの芋類を食べないようにするのです。
次のポイントは、白砂糖をやめるということです。つまり、フルーツ以外の甘いものは食べないようにするのです。
次にビールと日本酒をやめます。米や麦から作られていて、糖分がとても多いからです。
そして、ファーストフードやインスタント食品などの加工品を食べないようにするのは言うまでもありません。
私の毎日の食事を振り返ってみましょう。
朝、起きるとまず常温の健康茶を飲みます。十六茶っぽいやつで、いろいろブレンドしたオリジナルのお茶です。それから、夕べの残りのみそ汁や、サラダや野菜の炊いたものとか、卵焼きなどを食べます。何もないときはヨーグルトですますこともありますが、基本的には冷たいものはよくないので、チーズオムレツを作ることもあります。
昼は、クリニックのビルの地下に、インクカフェというオーガニックカフェがあるので、そこで全粒粉パスタか、十穀米と魚のランチを食べます。または蕎麦屋でおそばを食べます。
昼ご飯ってすごく難しいのです。本当は手作り弁当が理想です。しかし、私はいつも外食です。コンビニ弁当とかファーストフードはもってのほかなので、お店はかなり限定されます。白米や精製小麦粉は、ビタミンやミネラルを豊富に含む殻の部分をすべて剥がしてしまってある単なる糖質なので、栄養がないばかりか、食べるとすぐに血糖値が上昇し、インシュリンが過剰に分泌、余分に糖分を取り込んで脂肪として蓄積されるのと、血糖が再び急降下して食べたくなり、なかなか満腹にならないという性質をもっているのです。だから、食べないようにしなければなりません。そうすると丼ものやパスタ、パンなどの昼ご飯の定番が軒並み食べられないことになります。
私はインクカフェという強い味方があるので、全粒粉パスタでこの問題をクリアしています。
夜は、和食屋さんに行って、魚や野菜を食べるか、焼鳥屋、焼き肉屋、などが多いです。日本人は低脂肪はあまり気にしなくてもよいと考えていますから、お肉なんか、ばんばんいっちゃっていいわけです。ご飯が食べたいときは玄米を食べます。行きつけのところではわざわざ炊いてくれますし、自宅では炊飯器で炊くことができます。
そう、賢い読者の方は気づきましたね。私がやってるのは、低炭水化物ダイエットと低インシュリンダイエットのミックスにオーガニックを取り入れたものなんです。
心がけることは、
@ インシュリンの分泌量が多くなるものは避ける。(甘いものや白米、小麦粉、芋類など)
A 加工品は避け、できるだけ元々の状態に近い食品を食べること。
B 空腹を我慢せず、むしろおなかがぺこぺこになる前に食べること。そして8分目でやめること。
素材のいいものをゆったり、おいしくいただく。そうすれば過剰な糖分の吸収はなくなり、ゆっくりと消化されることで燃焼もよくなるために、体も温まるのです。
そして、元の状態に近い食品(たとえば、精米ではなく玄米とか、野菜とか、切り身ではない丸ごとの魚とか)がなぜ大事かというと、加工すればするほど、命のエネルギーを失っていくからなのです。ものにはすべていのちがあります。できるだけ、いのちのあるものを食べることで、私たち人間という動物は、生きるためのエネルギーを得ていくのではないでしょうか。
私は5ヶ月で7キロ体重が落ち、体温が上がり、肌もぷりぷりしてきました。痩せたい人、冷えを改善したい人、元気になりたい人、肌をきれいにしたい人、みーんな、私の体験を参考にしてみてください。
きっとお役にたてると思うんだけどなぁ〜・・・。
ではまた次回・・・。
|