Mar

10

春だから、をいいわけに。

はぴトレについて|March 10,2010 12:49 PM

晴れ着の女性を街で見かけることが多くなりました。
これまでの人生にひとつ大きな区切りをつけて、また新しい一歩を踏み出す季節です。
入学や卒業という節目は、人生の大きなリセットのタイミング。
新しい環境や人間関係に飛びこむ勇気と引き換えに、新しい自分を掴み取ることができます。
かつて、新しい人間関係に悩んでいたころ、当時の先輩がくださったアドバイスに、今もとても大切にしているものがあります。

自分の周りの人間関係を変えたいと思うとき、他人を変えたいと思っても、それはなかなか難しい。
それなら、自分が変わればいい。
自分が変わることで、きっと周りも変わるから。
自分は、自分の力で変えられるからね。

自分を変えることに対して、人は歳をかさねるごとに億劫なりがちです。
でも、実際に今、人生の節目に接していなくても「春だから」というだけで、新しい自分にチャレンジするということを、私はぜひオススメしたいな。
リセットやリニューアルというほどの、大変革でなくていい。
ただ、春だからということを言い訳にして、何かひとつ、新しいことにチャレンジしてみませんか。
春だから、変化をおそれずに、自分をちょっぴり変えてみませんか?というご提案です。

以前のブログにも書きましたが、人生3回あるモテ期のまんまでメイクが変えられない女性って、意外と多いそうです。
確かに、自分の黄金期(?)のままのメイクが自分にとって一番イケてる気がするのは、よくわかる。
とはいえ、黄金期の自分に似合っていた過去形のメイクが、今、さらに円熟味を増した黄金期を迎えている自分に一番似合っているか?となると・・・それは疑問ですよね。
だってそれは「見慣れた私」のためのメイクであり、「キレイな私」のためのメイクではないのですもの。
なのにその「見慣れた私」のためのメイクを変えられずにいると、どんどんメイクだけ時代に置き去りにされて、そのメイクをほどこされた自分まで「時代遅れの私」に。
つまり「老けた私」のためのメイクになってしまうことも。

メイクだけでなく、自分を変えることを恐れないことは、アンチエイジングの一番のコツです。
新しいことにチャレンジするというちょっとした面倒臭さと引き換えに、思いがけない新鮮な感動や緊張感を味わうことができます。
新しいことにためらいなく挑戦できるのは若さのもつ特権と言う方もいますが、若くないという自覚がを感じた時こそ、新しいことに挑戦すべきなのではないかしら。
新しい感情や新しい自分に出会うことで、若さに似た、いえ、それ以上のエネルギーを手に入れることができるはず。

もちろん、新しいことへの挑戦は、メイクだけでなく、若さのためだけでもありません。

皮膚のトラブルに悩む患者さんの中には、長い間辛い症状に悩まされている方がたくさんいらっしゃいます。
いろいろ試したけれど、どれもイマイチ効果がなく、むしろ悪化してしまって・・・という期間が長く続いていると、本当に辛い。
辛い症状が長く続いているということは、本当は一刻も早く今の症状からなんとかして抜け出したいはず。
なのに、これまで改善がみられないから、また次もダメなんじゃないか・・・ダメに決まってる・・・そんな猜疑心と、新しいことに挑戦するエネルギーがなくて、せっかくの治る力を失ってしまうことも。
人は停滞したところに長くいればいるほど、新たしいきっかけをつかんでそこから浮かび上がりたいはずなのに、そのエネルギーすら失ってしまうことがあります。
病気がその人の持つ「治る力」を奪い取ろうとするのは、そんな時です。

「治る力」ってなんですか?とよく聞かれます。
その人の持つ「治る力」を最大限引き出すことが、私たち医師にできること。
結局、「治す」のは医師でなく患者さん自身だというのは、そういう意味です。
この「治る力」には、いろいろな意味があるけれど、その一つは自分の力を信じること。
そして、自分のために自分の治療を選択して挑戦するということ。

その「治る力」すら見失うまでに患者さんを疲弊させてしまった辛い症状を、本当になんとかして楽にしたいけれど、でも新しい治療に臨むことは患者さんご自身が決めること。
それは自分の体の力を信じて、自分が治せる力を信じてこそ、進むことができる次のステップだからです。
例えしぶしぶ同意して下さって治療を始めても、やはりご自身が納得して治療を選択し、積極的に臨まれているケースとは、治療結果も異なります。
患者さんご自身の意志があるかどうか。これは、治療の指針の上でとても大切な要素なのです。

自分で治すということは、ある意味で自分を変えるということにつながっているのかもしれません。変化を恐れず、新しい自分を求めてチャレンジできるかどうか。
自分を変えることができるのは、自分でしかない。
自分が変われば、自分の周りの世界も変わってくるのです。

勇気を出すのに理由が必要なら、それは春だからというだけでいいのではないでしょうか。
何かをちょっと変えてみましょう。
新しい自分に変えてみましょう。
新しい季節が、また違って見えてくるはずです。
少し緊張するけれど、新しい世界に飛び込む胸のドキドキは、未来のキラキラへ繋がる大きなエネルギー。
このエネルギーが花のつぼみが芽吹く以上の力になって、春という季節の甘酸っぱい緊張感として匂い立っているような、そんな気がします。

あなたの春は、もうそこまできています。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://www.tokikoclinic.com/cgi/mt3/mt-tb.cgi/192

コメント

Posted by プーさん | at March 25, 2010 10:52 AM

先生、こんにちわ
今年40歳になる私。アトピー歴は40年。最悪の時もあり忘れたときも一瞬あり、現在も付き合いあり。
年齢もあるのか冷えがひどくなり、このままではいけない!と日々出来ることをするようになり、アトピーがひどくなっても薬を使えばたちまちきれいになるように(長い付き合いだと薬も効果なしってこともありましたから)
しかしこの先一度でもいいから健康な肌になりたい!
頑張ってます!変身します!!
悩んだときはクリニックに行きますね

Posted by tokiko | at March 26, 2010 11:18 AM

プーさん!

こんな嬉しいコメントをくださるなんて!!

すでに変身を感じます。

私も負けずに変身するよ。
がんばります。

Posted by プーさん | at March 30, 2010 3:53 PM

先生、お返事ありがとうございます
晴天の霹靂!昨日突然解雇通告されました。
1年前も業績不振で解雇され今度は安定してるところだと思って決めたのに・・・またもやスタート地点。
職場になれて自分を見つめて変身!と思った矢先のことで、相当動揺してます。
でもどういう状況であれ気持ちが大事。前に進みます。動きます。でも一生懸命仕事してるのに職場を失うというのは・・・言葉がないです。
医療事務の資格か経験があれば去年クリニックの受付に飛びついてたんですが。20代なら経験なしでも気合を買ってもらえましたが、この年になると経験ありきですものね
しかし、壁は乗り越えます!アトピーで乗り越えても乗り越えてもって人生なので乗り越えることは慣れてますから
でも今回はちょっと凹みます

Posted by トキコ | at March 30, 2010 6:18 PM

うーん・・・

それは残念。
今の職場で頑張ろうと思っていたのだから、
それはショック受けるよね。

人生は、ロールプレーイングゲームのよう。
次々と強い敵が襲ってくる。
やっと敵を倒したと思ったら
もっと強い敵が現れる。

でも、プーさんが言うとおり、
必ず壁は乗り越えられますよ!

乗り越えます!って言えるプーさんは
すでにもう、立派に変身していると思います。

すごい、と思います。

Posted by プーさん | at April 30, 2010 4:01 PM

先生!仕事が決まりました!!
思いがけず知り合いの方が紹介してくださいました。
頑張って仕事をしていたのを密かに評価してくださっていたようで
とても嬉しいです。就職困難の中かなり気持ちもへこみ、頑張るぞ!!と意気込んだものの先のことを思うだけで眠れない日々
初めての職種ゆえに戸惑いや不安もありますが、この年齢で新しい仕事に取り組めることを楽しみに頑張ります!!
報告まで

コメントを投稿

名前:
メールアドレス:
URL:
この情報を保存しますか?
はい いいえ
 

コメント: