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02

夏だから、できること

はぴトレについて|August 2,2010 5:00 PM

「心頭を滅却すれば…」
「あついあついというから暑い。言葉に出さないようにしよう」
・・・とか。
もはやそういうレベルではないはずです。

いやはやなんといいましょうか・・・。
つまり、誰がなんといおうと「暑い!」

夏なんですから。まあ、仕方ありません。

そんな毎日を生活しながら私が日々実感しているのは、こんなに厳しい暑さという外的ストレスと闘いながら生活できる人間って、本当に逞しい生き物だということ。
暑さだけでなくあらゆる不快要素をいかにかわしていくかは、人間生活においてとても大切なことだと思います。
そう、社会生活ではつきものといわれるストレスとの付き合い方。
ストレスコントロールです。

ストレスと聞いて一番最初にイメージされるのが、人間関係や過労など社会的な活動の中で生じるストレスです。
会社の人間関係がしんどくて、精神的なストレスが続き、体調が悪くなったり、肌荒れを起こしている患者さんを、私はたくさん診ています。
また毎日遅くまで働いたり、出張が多すぎたり、休みがなかったりで、体力的なストレスを抱えている結果、やはり体や肌の調子が悪くなっている人も多くみられます。
このように、ストレスが様々な症状を招く原因になることは広く知られていますよね。

けれども、自分の身体の中の小さな問題が、不快な症状の原因になっていることについては、意外と知られていません。
本来自分のあるべき状態との小さなズレがストレスとなり、それが原因で症状を引き起こしていても自分では気が付きにくく、結果的にストレスが積み重なり大きなズレとして症状が現れます。
そのため、患者さんの多くが長期間に渡って慢性的な不調を訴えるケースが多いのが特徴です。
だから、自分の中で生じている小さなズレさえ見つけてあげれば、重なったストレスループは解消され、複雑にからまった糸がほどけるように、症状は緩和されるのです。

たったひとつのズレを治療するだけで、同時に様々な症状が緩和されることが多いのはこのため。
だからこそ、そのきっかけである小さなズレを客観的に見つけ出すこと、これが治療の上での大きなポイントになるのです。

先日、お顔全体のたるみが気になると60代女性がご来院されました。
目の周りのたるみから頬までお顔全体のたるみがお悩みとのことで診察を始めましたが、お話をお聞きするうちに慢性的な肩こりとそこからくる片頭痛にもお悩みとのことでした。

冷え症で、血液循環が悪い可能性もあり、どちらかというとやせ型で背が高く、首が長くて肩が細いため、見るからに肩がこりそうな感じがします。
そういえば、待合室でお見かけした時も棒でグイグイと肩を押してらっしゃったご様子。
特に、左肩から頭にかけてのコリは片頭痛となり眠れないほどで、睡眠薬の助けが必要なこともあるとのこと。
しかもこの症状に10年以上お悩みとのことでした。

リフトアップに関心をお持ちのようでしたので一通りご説明した上で、どこから治療を始めるかをご相談することに。本来、ご本人が一番気になるところから治療することが基本ですが、迷っておられるようでしたので、私からはまず気になったのは左のまぶたの「眼瞼下垂」の治療についてご提案してみました。
この「ガンケンカスイ」は加齢によりまぶたの筋肉と皮膚がゆるんで目の上に垂れさがってくるものです。
まぶたがたるんだ感じに見えるのが特徴です。
額のしわを気にしている人のほとんどが、眼瞼下垂といっても過言ではありません。
まぶたのたるみを、眼を見開くことでカバーしているため、額にしわが入ってしまうのです。
眼瞼下垂は手術をすることで改善しますが、保険が適応され、術後も一週間程度で腫れがひくので、比較的手軽に受けて頂ける治療です。
ご本人もお顔の中で一番たるみが気になるポイントだということで、今回はまずこの治療から始めることにしました。

当院の形成外科の先生は、若いけれどゴッドハンド。
お願いして、月に2回手術をしに来てもらっています。
その先生に、手術をしていただくことになりました。


一週間後。
ご来院下さった患者さんは傷の腫れもひき、すっきり自然なまぶたで印象も若返り、自然な表情はとても明るくなっていらっしゃいました。
自分の中でのありたい姿、若々しかった昔の自分に戻れたことで、気持ちが明るくなりいきいきと過ごしていただけることは、とてもうれしいこと。
けれども、それ以上に喜んでいただけることがあったのです。
それは、長年お悩みだった慢性頭痛と肩こりの症状が急に楽になったというご報告でした。

実は、たれさがっていた左のまぶたは、常に「のれん」のように患者さんの視界を妨げていました。
それを解決するために、知らず知らずのうちにアゴを上げ、ちょうどまぶたの下から見上げる状態を維持するために常に首を曲げてた状態でいることが、長年の肩こりと片頭痛の原因だったようです。
体は、本来の自分のあるべき姿を求めて、自然と微調整をします。
瞼がダメなら、アゴで、首で、肩で…。
そんな自己調節が生み出すひずみがストレスを生み、様々な症状を引き起こしていたのでした。

長年の肩こりと頭痛から解放され、体が楽になると毎日が楽しくなって、自然な美しさで朝のメイクも楽しくなって、今度は顔鍼にも挑戦してみたいおっしゃる患者さん。
元気になると、毎日をイキイキと過ごすことができる。
日々をイキイキと過ごしていると、キレイになれる。
もっとイキイキ、もっとキレイに、そのむこうにまた元気がある気がして…明るくお話しになる様子はまるで少女の無邪気さを感じるほどで、その笑顔は私までうれしい気持ちにして下さったのでした。

本来、体があるべき状態でいるかどうか。
…毎日眠れていますか?
…食べられていますか?
…体を冷やしてはいませんか?

自分がありたい自分でいるかどうか。
…ありたい自分のイメージを見失ったりしていませんか?
…鏡を見る時間を大切にしていますか?
…日々に流されてはいないかしら?

肉体的にも精神的にも日々健全な状態であるかをチェックすることは、健康であるためにかかせないこと。
 
自分の理想や自然な姿をイメージし、そこに今の自分を投影して、客観的に観察してみる。
そんな自分を見つめ直す時間を、持ってみませんか。
なにも難しいことではありません。
自分のために心身ともに裸になって、その裸をちゃんと見てあげる時間を、一度作ってみるということ。

どうせ、暑いんだもの。この際です、裸になっちゃいましょうよ。
夏なんですから。ねッ(笑)。

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