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今年も、毎年恒例の今年の漢字。

はぴトレについて|December 13,2010 7:20 PM

今年も残すところ、あと3週間足らず。
毎年恒例の今年の漢字の日がやってきました。
私にとっての今年の漢字を考えることは、今年一年を振り返ることができるとてもありがたい機会なのです。

数日前、清水寺で発表された、平成22年の世相を表す漢字は、「暑」 でした。
今年の夏は記録的な猛暑の連続で熱中症にかかる人が続出、暑さ対策の支出も増え、野菜の価格も高騰しました。また、チリ鉱山のトンネル内落盤事故で、「暑い」中から無事生還した作業員たちや、突入温度1万度という「暑さ」に耐え、地球に帰還した「はやぶさ」が、勇気と未来への希望をくれたことなどが、選ばれた理由だそうです。

なるほど、確かに暑かった。
ついこの間まで暑かったですから、今寒くなっていることが不思議な心地がするくらいです。
でも本当は「暑」ではなく、「熱」が選ばれるような世相になってほしいものです。

さて、私が選んだ今年の漢字は「深」。

今年は飛躍を願って新年を始めましたが、いろいろなことが起こりそれを悩んで解決し、苦しみながら少しずつ前に進んだ年となりました。
新しいことをどんどん始めるのではなく、今までやってきたことを深く突っ込んで考えることが多かったように思います。

患者さんを満足させられなかったことを今まで以上に深く捉え、ある時は治療の技術を高めなくていけないと反省したり、ある時は患者さんの心をしっかり理解していなかったと反省したり。
性格的には新しモノ好きで、ワクワクすることに惹かれ、次々とある意味落ち着きなく行動していくタイプなのですが、今年は結果として「深める」ということを学んだ気がします。

じっくりと、辛抱強く、感情的にならず、しかし落ち込まず軽やかに、風のように。

患者さんやスタッフや、家族や友人たちに対する愛情の示し方も、少しずつ変わったかもしれません。
もしかしたら、私の今までの愛情は、自分本位で押しつけがましいところがあったかもしれない。
そのくせ、きちんと大事なことを伝えてこれなかったかもしれない。
相手にとってどうするのがいいのか、明るいお祭り的な感情ではなく、もう少しいろいろ考えてみるようになりました。

今までずっと、「人間の力のすごさ」というものを無条件に信じていて、治療においてもきっと患者さんは治る、ということが前提で診療をしてきました。
でも患者さんに同じ気持ちになってもらうにはいろいろ工夫が必要で、またその気持ちになってもらったとしてもそれを支え続けることが必要です。
そのことを、何人もの患者さんに教えてもらったように思います。

いつも、先生ありがとう。トキコクリニックがいいクリニックだってことを、もっとたくさんの人に知ってもらうにはどうしたらいいかなあ・・・と、病床でいつも言っていたKコが逝ってしまい、私は「絶対治るよ」とばかり言ってきた自分の深みのなさを悔やむばかりです。

そう、「深み」について、こんなに考えた年はなかった。

誰かの助けになりたい、みんなが幸せになるためにがんばりたい、その思いは頑固なまでに私の心の中心にいます。
しかし、今までそれがいつもうまくいくとは限らなかったのはなぜか。

「深める」ということを私が今年学んだことは、きっと、来年の私に役に立つ、そんな風に思うと、またお調子者の私はワクワクしてきます。

2010年よ、ありがとう。本当に勉強しました。

待ってろよ2011年。きっと、がむしゃらな素敵な一年になるはず。

来年の漢字は、はてさてどうなっておりますことやら。
皆さんもぜひ、今年を振り返って漢字を考えてみてはいかがでしょうか。

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