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患者さんの立場になってわかったこと

はぴトレについて|May 30,2014 12:02 AM

先日、珍しく体調を崩しました。まず風邪をひき、熱が出て体がフラフラになり、次には歯が痛くてたまらないという状態になりました。ふだんなら、少々の熱など気にせず仕事をしているのですが、座っているのもつらいほどでさすがに困りました。
とりあえず、ウィルスを退治してくれる高濃度ビタミンCの点滴をしました。抗生物質も飲みました。けれども歯があまりにも痛いので、歯医者さんには行くことにしました。

実は私、大の病院嫌いです(笑)。
医師の私が言うのも何ですが、病院って待ち時間を始め何をするにも時間がかかるし、かえって具合が悪くなる気がするのです。
健診にも行きません。わざわざ病気を探すよりも、病気にならないよう普段から心がけるというのが私の考え方です。なので高濃度ビタミンC点滴ナチュラルホルモン補充療法などを日常的に取り入れています。

そんなわけで、めったに病院へ行かない私が久しぶりに「患者」になったわけです。少々のことでは動じない私も、少しドキドキしましたよ。
何しろ歯を診てもらうのも約5年ぶりのこと。歯も定期的にケアしたほうがいいとは知っていましたが、実は少し嫌な思い出がありました。

以前、たまたま診てもらった歯医者さんに、「うわあ、歯石がたまってすごく汚いじゃないですか!」と大きな声で言われたのです。確かにその時も久しぶりの受診でしたから、汚れがたまっていたのでしょう。でも、いかにも呆れたというような口ぶりで言われた言葉がグサッと心に刺さりました。
それからまた歯医者さんへの足も遠のいていたのです。忙しくて、予約をとって受診するというのが億劫というのもありますが、やっぱりあの経験は大きかったと思います。

今回はいつも車を停めている駐車場の近くにある、少し前にオープンした歯医者さんに行ってみることにしました。ビルの1階にあって、中の雰囲気がわかるのがよかったですね。技術面のことはまったくわかりませんでしたが、とにかく痛かったので「えいっ!」という気持ちで飛び込んでみました。

レントゲンを撮って診てもらうと、「上顎洞炎ですね」と言われました。「じょうがくどうえん」って知っていますか? 歯茎の上の部分、文字通り上顎に少し空洞の部分があり、そこが炎症を起こしているというのです。「その炎症が歯に波及して痛むんですよ」とのことでした。どうやら風邪のウィルスが悪さをしたようです。
歯の治療そのものは必要ないことはわかりました。その時、「奥歯がすり減って噛み合わせが少し悪くなっていますね。歯を食いしばっていませんか?」と訊かれました。ストレスなどで無意識に歯を食いしばっていることがあるそうです。「体調がよくなったら少し噛み合わせの修正をしましょう」ということで、次の予約をして帰りました。

体調が戻って再び受診した時、噛み合わせの修正と一緒に、歯科衛生士さんが40分近くもかけて歯石をていねいに取ってくれました。それも「歯石も取っておきましょうね」とさり気なく言われたので、私もリラックスしてお任せすることができました。すっきりとキレイになった歯の気持ちいいこと! やっぱりキレイになるってうれしいものですね。「餅は餅屋」というか、その分野のプロの技術にも感激しました。これからは定期的に通って、きちんとメンテナンスしていくつもりです。

今回、久しぶりに「患者」という立場になり、あらためて患者さんの気持ちがわかりました。
ある患者さんが、前にかかっていたクリニックでの経験を話してくれたことがありました。シミをとりたくて受診したところ、いきなり「うわあ、シミだらけですね!」と言われたそうです。
「確かにシミが多くて、ずっとコンプレックスでした。だから勇気を出して先生に診てもらったのに、そんな言い方をされてすごく傷ついたんですよ。その後、先生は”大丈夫です。ぼくに任せてください”とおっしゃったんですけど、絶対にこの先生には任せたくないと思って帰ってきました」というお話でした。
その時も「ひどいなあ」と思いましたが、今回自分が患者という立場になり、つくづくその気持ちがわかりました。医師を頼りに思う患者さんの気持ちをしっかり受け止め、心を尽くして応えていかねばとあらためて気持ちを引き締めています。

体調を崩すのは辛いけれど、たまには患者さんになるのも悪くないですね!

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