この記事の監修者
- トキコクリニック 総院長
- 小村 十樹子
(こむら ときこ)
美容治療は勿論のこと、病気にならないための治療、がん予防、アンチエイジング治療に熱を燃やして、治療を展開中。
美容コラム
Beauty column.
そばかす
目次
そばかすは、数種類あるシミのなかでも「雀卵斑」と呼ばれることもあり、先天性のものであるとして知られています。
そのため、親や祖父母など近い親戚にそばかすがある人は、同じくそばかすができやすいという特徴があるのです。
しかし、そばかすには後天的なものもあります。
後天性のそばかすで悩んでしまう方も多く、「今更相談できない」と思ってしまう人も少なくありません。
今回は、先天的なそばかすと後天的なそばかすどちらにも触れながら、治療法や予防法を紹介します。
そばかすは先天性のシミとして有名ですが、前述の通り、実は後天性のものも存在します。
それぞれ特徴や治療法が異なりますので、まずは概要をチェックしていきましょう。
先天性の場合、幼少期から現れることが多いです。顔の中心かつ左右対称にできやすいため目立ちやすく、メイクなどをしない年代であることから、大きなコンプレックスにつながってしまう人も少なくありません。
しかし、先天性そばかすの多くは、成長と共に自然に薄くなります。
思春期が終わる頃にはほとんど目立たなくなり、20代になる頃には消えていることが多いでしょう。
とはいえ、そばかすは後天的にできることもあるシミです。紫外線や皮膚への刺激・ダメージで発生することもあるため、これらの外的要因を排除しながら「そばかすを増やさないための取り組み」が必要になってくるでしょう。
後天性の場合、大人になってからも現れることがあります。
形状そのものは先天性のそばかすと同様に顔の中央かつ左右対称に出ますが、年齢と共に消失することはありません。シミ取りをしないと完全に消すことが難しく、長期間悩みを抱え続けてしまうこともあるでしょう。
多くの場合、原因は紫外線や皮膚への刺激・ダメージです。陽の光に浴びる機会が多い人や、マスクなどでの摩擦がある人、強すぎるこすり洗いが習慣になっている人に多くみられます。その他、喫煙習慣などが原因で発祥するケースもあります。
まずは、これらの生活習慣を見直し、肌に優しい生活を心がけることが先決です。併せて皮膚科でのシミ取りを検討し、濃くなりすぎないうちに手を打つことが欠かせません。
そばかすは先天的であることも多いため、そばかすを持って生まれる赤ちゃんもいます。シミが直接体に悪影響を与える可能性は少なく、はっきり先天性のものであると分かるため、年齢と共に消失することを期待する人がほとんどです。
しかし、赤ちゃんの肌は大人よりも薄くデリケートであり、紫外線やダメージの影響をダイレクトに受けてしまいます。
そばかすを濃くしないためにも、肌荒れから守るためにも、下記のような紫外線対策は徹底しておくのがよいでしょう。
大人と同じく、赤ちゃんでも日焼け止めの塗布が有効です。ベビー用品店では赤ちゃんから使える弱めの日焼け止めが販売されているため、利用してみましょう。
肌との相性が気になる方は、足の裏や膝など、比較的皮膚が厚めの箇所に少量塗り、様子を見てから使用することをおすすめします。最初はつけすぎないように意識しつつ、使用後はしっかりお湯でオフして保湿剤を塗りましょう。
また、日焼け止めの塗り直し忘れ、塗布できない部分への対策としては〝飲む日焼け止め〟がおすすめです。
帽子・ベビーカーの日よけ・車窓のサンシェード・タオルケットや長袖をかけるなど、紫外線を直接肌に触れないよう対策することも効果的です。帽子やタオルケットを嫌がる赤ちゃんであれば、抱っこ紐を使う親が日傘をさしたり、ベビーカーに日傘を取り付けたりするのがよいでしょう。
太陽の光を浴びることで生活リズムが整ったり、自律神経が活性化されたりする効果もありますが、必ずしも肌に直接光を当てる必要はありません。レースのカーテン越しでの明かりでも、十分お昼の時間帯であることを認識できるため、無理に長時間太陽に晒すことのないよう意識していきましょう。
後天的に発生するそばかすの場合、20代で急に増えることもあります。10代で外スポーツを頻繁にしていた人や、就職してから外仕事が多くなった人は、特にリスクが上がるでしょう。また、喫煙できるようになってタバコに触れたり、カフェインやアルコールの摂取量が増えたりしたことが原因となり、肌へのダメージが蓄積してしまう人も多いです。
「シミ=年を取ってから」というイメージがある人も多いですが、実は20代から悩む人もたくさんいます。そばかす以外にも、早めに老人性色素斑が出たり、ADMや肝斑が出たりする人もいるため、悩んでいる人は皮膚科に相談するのがよいでしょう。
シミ取りの方法は、シミのタイプごとに異なります。まずは自分のシミがそばかすなのか他のシミなのかを見極めてもらい、どんな対策が有効かを探っていきましょう。
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そばかすに限らず、肌の美容に悪い食べ物は存在します。
例えば、カフェインは抗酸化作用を持つビタミンCを破壊する効果があります。頭がすっきりして活動的に動けるようになる成分であるためもちろん毒ではありませんが、過剰な摂取は控えておくのがよいでしょう。
また、糖質や脂質の多い揚げ物・ケーキ・炭水化物やファーストフードの食事なども、食べすぎは禁物です。肌を酸化させてしまう効果があるため、老化が早まる可能性があります。たまの楽しみに取っておき、なるべく肌に優しい食事を心がけることがおすすめです。
反対に、ビタミンC・鉄分・タンパク質などを摂るよう意識したり、サプリメントなどでコラーゲンの生成をサポートしたりすることが効果的です。
そばかすはもちろん、他の肌トラブルを防ぐためにも、早い段階から意識しておきましょう。
そばかすは、白人に多く見られるという印象を持つ人も多いのではないでしょうか。実際に、日本人など黄色の肌を持つ人より、白い肌を持つ人の方がそばかすをはじめとするシミができやすいとされています。
その理由は、持って生まれたメラニン色素の違いにあります。
肌が白いということはそれだけメラニン色素が少なく、紫外線の影響によってメラニン色素が出たときに目立ちやすいのです。また、そもそもメラニン色素が生成されやすいという特徴もあり、同じ時間紫外線を浴びたとしても、そばかすができやすくなってしまうでしょう。
また、日焼けを嫌がらない人が多いことや、サマースポーツが一般的であることも理由のひとつです。
肌が白すぎない方が健康的でセクシーだと考える人がいたり、多少の日焼けをしても肌が赤くなって終わるだけな人がいたりするため、日本人ほど日焼けに敏感ではないのかもしれませんね。
そばかすは、先天的なものか後天的なものかで、治療法を分けることができます。予防法としては紫外線のカットや肌ダメージのブロックが最も効果的であるため、習慣のひとつとして意識していくのがよいでしょう。
そばかすを消したい方は、お気軽にご相談ください。まずは複数あるシミタイプのなかから、本当にそばかすの症状なのかを見極め、最適な治療法をいくつかご提案します。
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コンプレックスが解消できれば、笑顔になれる機会が増えるかもしれません。できることから始めつつ、プロへの相談をおすすめします。
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