美容コラム

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シミの一種『ADM』とは?一般的なシミとの違いも解説!

シミ

シミのタイプについて調べていると、

加齢とともに現れやすい「老人性色素斑」、

若年層でも遺伝で現れることの多い「そばかす(雀卵斑)」、

ぼんやりしたシルエットが特徴的な「肝斑」が多くみられます。

もうひとつ、「ADM」と呼ばれるシミがあることをご存知でしょうか。

 

今回は、シミの一種であるADMについて解説します。
一般的なシミとの違いを示す特徴や、治療法の選択肢についても触れますので、気になる方はぜひ目を通してみてください。

 

 

 

ADMとは?

ADMとは、「Acquired Dermal Melanocytosis」の略称です。
「後天性真皮メラノサイトーシス」「両側性遅発性太田母斑様色素斑」と呼ばれることもあります。

シミの一種ではありますが、後天的に表れるアザの一種でもあり、13歳以降、多くの場合成人してから見られることが多いです。

また、境界線がぼんやりしていることも特徴であり、灰色から青みのかかった色調で現れます。はっきりしたシミでないことが多いため老人性色素斑との判別は比較的簡単ですが、肝斑との区別が難しく、治療法に迷う方も少なくありません。

 

 

 

ADMはその他のシミとどう違うのか?

ADMは、一見すると他のシミとの違いが分かりづらいのが特徴です。

しかし、シミのタイプが見抜けなければ、効果的な治療法を確立することができません。最も確実なのは治療実績の多いクリニックで医師に診てもらうことですが、ここでは他のシミとの代表的な違いを紹介します。

 

 

老人性色素斑との違い

老人性色素斑は、いわゆる「シミ」のイメージに最も近く、加齢とともに現れることの多いシミです。顔だけでなく手・首・腕などにもできやすく、紫外線によるダメージの蓄積も原因となっています。

また、年齢を重ねるごとにどんどん濃くなってしまいやすいです。早期の段階で除去することにより、濃くなって目立つことを防げるため、早めの相談がカギとなるでしょう。

表皮層に現れるため、フォトフェイシャルやルメッカに代表されるIPL治療や、レーザー治療が最適です。

 

 

肝斑との違い

肝斑は、顔の中心かつ左右対称に規則的な現れ方をすることが多いシミです。内側から染み出たようなぼんやりしたシルエットであることが特徴で、境界線が曖昧な形状であることが大半です。

顔に出ることが多いですが、特に頬骨付近・額・鼻下に多く見られます。

また、紫外線だけでなくホルモンバランスの影響による発生が多いとされています。そのため、年を取ってホルモンバランスが崩れてしまいがちな人や、妊娠・出産・育児期にある女性などからの相談が増えています。なかには生理周期によって濃さが変動するなど、はっきり違いが分かる方もいらっしゃいます。

刺激を与えるような治療はタブーであり、レーザー治療や光治療を避けることが必須です。そのため、ビタミンCやトラネキサム酸の内服・ハイドロキノンやトレチノインを使ったホームケアを中心に、ピーリングで肌のターンオーバー機能を促進しながらの回復を図ります。

 

 

そばかす(雀卵斑)との違い

そばかす(雀卵斑)は、肌の中心かつ左右対称に規則的な現れ方をすることが多いシミです。出現の仕方は肝斑と似ていますが、ぽつぽつと点を打つような形状であることが多く、帯状に広がっていることが特徴だと言えるでしょう。

遺伝による影響が大きく、色白な人は特に出やすいとされています。紫外線を浴びるなど肌へのダメージが蓄積することで後天的に出てくることもあり、予防が欠かせません。

老人性色素斑と同じく、フォトフェイシャルやルメッカに代表されるIPL治療や、レーザー治療が最適です。

 

 

ADMならではの特徴

ADMは、両頬骨あたりを中心に、鼻翼などにまとまって出ることの多いシミです。先天的であることはほぼなく、大半が後天的に出現します。

他のシミが表皮層と呼ばれる比較的浅い部分にできることが多いのに比べ、ADMは真皮層と呼ばれる深い位置に存在します。そのため、治療に当たっては真皮層まで届くものである必要があるでしょう。

その他、ハイドロキノンなどの美白用塗り薬・ピーリングによる肌のターンオーバー機能促進・抗酸化作用のあるビタミンCの内服及び外用を併せることもあります。

 

 

 

ADMには『レーザー治療』がおすすめ!

ADMに最適な治療法は、レーザー治療です。シミ治療といえばレーザー治療もしくはIPL治療と言われていますが、IPL治療は老人性色素斑やそばかすに最適であり、ADMにはレーザー治療の方がよいでしょう。

その理由として、レーザー治療であればADMができる真皮層へと確実に届くことが上げられます。Qスイッチレーザーであれば真皮層に届くため、メラニン色素を効果的に破壊できます。ピンポイントで照射できることも強みであり、メラニン色素以外の部分や肌全体を傷つけないこともメリットです。

反対に、デメリットとしてダウンタイムの強さが挙げられます。1週間程度のカサブタができたあと、80%近い方に1~3ヶ月程度の炎症後色素沈着が生じます。

そのため、治療後すぐはかえってシミが濃くなったかのような印象を受けるかもしれません。あくまでも一時的な反応であるためレーザー治療を重ねることで消失しますが、あらかじめダウンタイムについては知っておいた方がよいでしょう。

 

トキコクリニックでは、Qスイッチレーザーに対応しています。

「とにかくきれいにADMを除去したい」「多少のダウンタイムがあっても通院回数を減らしたい」「なるべく早めに効果が表れてほしい」という人はQスイッチレーザーをオススメします。

まずはシミタイプの判定からはじめ、理想の治療法・通院回数・予算などに合わせながら一緒に治療法を考えていくことが大切です。

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シミ取りは専門クリニックへの早めの診察が大切

ADMは、シミの一種でありながら、他のシミ治療とは異なる方法が適しています。特に、表皮層だけにしか届かない治療をした場合、ADMのある部分にまで効果が表れず、思ったような結果にならないこともあるでしょう。

効果的な治療をするためには、まず自分のシミがADMなのかそれ以外のシミなのか、正確に見極めることが大切です。治療実績が豊富なクリニックに相談し、きちんと診察を経て診断してもらうのがよいでしょう。

また、多岐に渡る治療法があるクリニックを選択することもおすすめです。なるべく早く除去してしまいたい場合でも、なるべくダウンタイムを抑えながらゆっくり治療したい場合でも適応できるクリニックであれば、自分に合った方法が見つかるかもしれません。

トキコクリニックでも、ADMに関する相談を受け付けています。ADMかどうか自信のない人も含め、一度お気軽にお問い合わせください。

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この記事の監修者

小村十樹子

トキコクリニック 総院長
小村 十樹子
(こむら ときこ)

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