
「ヒアルロン酸を入れてみたいのですが、どのくらい量が必要でしょうか?」
ヒアルロン酸注入を始められる方からよく受ける質問の一つです。
私たちがヒアルロン酸注入を行う際は、実際にお顔を見ながらヒアルロン酸の量や製剤の種類、入れ方のアセスメントを行います。
そのため何㏄だとどのくらいのことができるよ、と診察なしでお答えするのはかなり難易度が高いです(笑)
全体的なバランスを見ながら実際の量は決めていくことにはなりますが、今回はヒアルロン酸の量の大体の目安をパーツごとにお伝えしたいと思います。
ヒアルロン酸1㏄って実際どのくらいの量?

ヒアルロン酸1㏄とは、ヒアルロン酸1本の量です。
アセスメントで量を聞いた際に「今回は2本でやってみましょうか」とか、「8本使って全体的に整えていきましょう」なんて言われたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
1㏄=1本なので、2㏄=2本、8㏄=8本ということになります。
ヒアルロン酸1㏄というとものすごく量が多いように感じられるかもしれませんが、実際はカレースプーン1杯にも満たない程度の量です。
きちんと適切な場所に入れるとぼこつくリスクも少ないです。そのため、ナチュラルに仕上がるのがヒアルロン酸注入の良さとも言えます。
ヒアルロン酸1㏄ってどのくらい?:唇の場合
ヒアルロン酸1mlを使えば唇の形はたいていの場合かなり整えることができます。
元々唇が薄い方や、唇が痩せ気味の方はもっと量が必要な場合もあります。
上唇を中心に厚くしたい方、輪郭をしっかりと出したい方、下唇の痩せが目立つ方など唇は個人差や好みが大きく分かれるパーツの1つです。
診察&アセスメント時に患者様とご相談をさせていただきどのような唇を目指すかしっかりと擦り合わせを行います。
入れすぎが心配な方や入れたのがバレるのが嫌だ…という方は少量のヒアルロン酸を入れてみて、経過を診ながら追加していくことも多い部分です。
ちなみに唇は腫れやすい部位で、施術の刺激で直後は腫れが目立つことがあります。
「こんなに腫れていて大丈夫⁉入れすぎたかも?」と思われる場合でも、数日経過を見られることをおすすめします。
唇のヒアルロン酸は施術後しばらく腫れることが多いため、馴染むまで数日から1週間程度はみていただいた方が良いです。腫れが引いた状態で入れすぎだったか、物足りないか、丁度良いのか判断するのがベストです。
ヒアルロン酸1㏄ってどのくらい?:顎の場合
ヒアルロン酸1㏄で顎を整えることは可能です。
ただし、日本人は顎が小さめの方が多いため後々調整のために追加される方も多い印象です。
顎をヒアルロン酸で整える場合、前から見た時の印象だけでなく、美しい横顔を作ることも意識します。
”Eライン”と呼ばれる鼻と顎を結んだラインがあります。50年以上も前にアメリカの歯科医師が提唱した概念です。アメリカでは鼻と顎を結んだEラインに唇が触れないのが美しい横顔とされています。アジア人の場合は、Eラインに唇が接するのが美しい横顔とされています。
歯並びを矯正することも美しいEラインにする一つの方法です。その他には鼻や顎の高さを出すことで理想のEラインに近づける方法があります。
顎が小さめの場合、下方向に顎の形を作るだけでなく、前方向に顎を出すことで美しい横顔になります。
ヒアルロン酸1㏄ってどのくらい?:鼻の場合
当院では鼻の注入は鼻根部のみ行っております。
鼻根部の場合、1㏄も必要ないことがほとんどです。
鼻根部のヒアルロン酸を入れすぎると鼻の横側にヒアルロン酸が流れ、鼻根部が太くなるリスクが高まります。なので鼻根部のヒアルロン酸を入れる時には前回入れたヒアルロン酸がきちんと溶け切っているかどうかを確認し、量は欲張りすぎないことが大事です。
ヒアルロン酸1㏄ってどのくらい?:ほうれい線の場合
「ほうれい線をヒアルロン酸で何とかしたい…!」とご相談を受けた際は「思ったより色々な場所に入れさせてもらうかもしれません」というお話をさせていただいています。
というのも、ほうれい線が気になるからと言ってほうれい線直下のみにヒアルロン酸を入れるのは、ヒアルロン酸が動いたりして長持ちしないことがあるからです。
ほうれい線周囲の骨や皮下組織の萎縮によって皮膚が垂れ下がり、結果的にほうれい線ができている方も多くいらっしゃいます。その場合は、ほうれい線直下だけでなくより顔の外側の部分に注入をさせていただくこともあります。顔の土台をしっかりとさせた上で、ほうれい線直下をヒアルロン酸で補うことでヒアルロン酸によるほうれい線治療は美しく仕上がるケースが多いです。
色々な箇所に入れることを推奨しているので、ヒアルロン酸1㏄で足りる場合もあるのですがそれでは不足するケースもあります。
番外編:涙袋ヒアルロン酸の量の目安は?
涙袋ヒアルロン酸の場合、ほとんどの場合ヒアルロン酸1㏄も使いません。どのような形の涙袋にしたいかにもよりますが、入れすぎるとヒアルロン酸が垂れてくるリスクにもなるので入れすぎはおすすめしません。
ヒアルロン酸1㏄でどんな治療ができるのかご説明させていただきました。
「私の顔ならどのくらい必要?1㏄でいけるかな?」
ご相談、アセスメントだけでもお気軽にトキコクリニックへお越しください。
この記事の監修医師

梅田院院長
小村 菜緒
兵庫生まれ大阪育ち。
鳥取大学医学部卒業後、大阪に戻り大阪府済生会千里病院にて内科、外科、救急にて経験を積む。診療に当たる中で予防医療の重要性を実感し、美容とインナーケア実践すべく、トキコクリニックに入職。2021年4月梅田院院長に就任。2022年7月より菜のはなインナーケアクリニックに名称変更し、「健康だからこそ美しい」を追求すべく、日々奮闘中である。






