美容コラム

Beauty column.

ヒアルロン酸で顔がパンパンになるか心配…そうならないための対策

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸注射と聞いてどんなイメージを抱かれるでしょうか。

ぷるんとした唇?リフトアップ?

ヒアルロン酸を初めて入れようと悩まれている方からよく寄せられるお悩みが

『ヒアルロン酸を入れると顔がパンパンになりませんか?

顔がパンパンになっている芸能人をテレビで見て、ヒアルロン酸を入れても大丈夫か心配です…』

というものです。

ヒアルロン酸は量を調節することでナチュラルに仕上げることが可能な施術です。ナチュラルすぎて、自分では変化がよく分かるのに周りの誰からも気が付いて貰えなかった…なんてことも。

適切に行えば入れすぎになることはないヒアルロン酸注射ですが、今回はヒアルロン酸を入れすぎた場合はどうなるのか、入れすぎたなと思った時の対応などについてお話させていただきます。

ヒアルロン酸注入後の注意

施術に伴う腫れなら様子を見れば引くこともある

ヒアルロン酸注射をした後は腫れが目立つことがあります。

針を使ってヒアルロン酸注射を行うため、刺した刺激だけでも部位によっては腫れます。

特に涙袋や唇のヒアルロン酸注射は比較的直後の腫れが目立ちやすい部位になります。

施術に伴う腫れ自体はしばらくしたら引いてくるので、”ヒアルロン酸を入れすぎたかも⁉”と思われたとしても、1,2週間は様子を見るのをおすすめします。施術に伴う腫れが引くと、思ったよりナチュラルな仕上がりになることも多いのが涙袋や唇のヒアルロン酸注射の特徴です。

もちろん、痛みや痒み、”施術に伴う腫れ”では説明がつかないような腫れ方をしている場合は施術を受けたクリニックへすぐ相談してください。

激しい運動は避ける

ヒアルロン酸注射とは針を使ってヒアルロン酸を入れる施術です。そのため、内出血のリスクは避けられません。大事なご予定が控えている方はご予定の1か月程度は念のため施術を避けた方が良いでしょう。

ヒアルロン酸注射を受けた当日は激しい運動、サウナ、長い入浴、飲酒などは避けた方が良いです。血流が良くなると小さく目立たなかった内出血がより目立ちやすくなったり、内出血がより広がりやすくなったりします。当日は極力安静にお過ごしください。

馴染ませるためのマッサージはOK

針や施術の刺激に伴う腫れも引いて、内出血でもないのにボコボコしている…そんな時はヒアルロン酸を馴染ませるためのマッサージを行いましょう。

額など1か所にある程度の量のヒアルロン酸注射を行う部位は腫れが引いた後もボコボコが目立つことがあります。

その場合はマッサージを行い、ヒアルロン酸自体を馴染ませることも大切です。直接こすると摩擦の刺激が肌に良くないので、クリーム等を馴染ませた状態で行うのが大切です。

適切なマッサージを行えばボコボコが治ることも多いので、上手く行かない場合は注入を担当されたクリニックへマッサージ方法を相談なさると良いかと思います。

ヒアルロン酸打ち続けるとどうなるか

ヒアルロン酸は、製剤にもよりますが半年から2年程度で自然に分解、吸収されます。

逆に言うと分解、吸収を待たずにヒアルロン酸注射をどんどん追加で行うと同じ部分にヒアルロン酸が蓄積することになります。

ただし、ヒアルロン酸は徐々に分解・吸収され、少しずつ量は減ってきます。そのため、完全にヒアルロン酸が無くなる前に補充するというのは可能です。

『ヒアルロン酸を打ち続けると顔がパンパンになる』というのは、正確に言うと『適切なタイミング、量を守らずにヒアルロン酸を打ち続けると顔がパンパンになる』ということになります。

ヒアルロン酸を入れすぎたな、と思ったときは

『内出血や術後の腫れが引いて、マッサージも試してみたけれど膨らみや凹つきが気になる…ヒアルロン酸を入れすぎたかもしれない…』

そう思われたときは是非注入を担当されたクリニックへご相談されるのをおすすめします。

ヒアルロン酸はヒアルロニダーゼという薬剤を使って溶かすことができます。可逆的なのがヒアルロン酸の良さでもあります。

基本的にはヒアルロニダーゼはヒアルロン酸が注入された部分に打ちます。そのため、ヒアルロン酸注射を実際に行い、どこにどの程度ヒアルロン酸が入っているのか知っている医師がヒアルロニダーゼも注射するのがベストです。

一方、そのヒアルロン酸注入を担当したのではない医師がヒアルロニダーゼを打つ場合は、ヒアルロン酸注射が行われたであろう部位を予測しながら施術を行うことになります。そのため、ヒアルロン酸が溶け切らなかったり逆に溶けすぎたりすることもあります。

そのため、ヒアルロン酸を溶かしたいと思ったときはヒアルロン酸注射を担当されたドクターに一度相談なさるのがおススメです。

ちなみに、前の項目でご説明した唇や涙袋のヒアルロン酸は馴染むまで一旦待ち、腫れが引いた状態でヒアルロニダーゼの施術を受けるのをおすすめします。

ヒアルロン酸注射は頬のコケや全体的なたるみなど改善できる素晴らしい施術です。

『ヒアルロン酸注射で顔がパンパン』にならないためには量や適応に注意しながら適切に施術を行うことが大切です。

一人一人のお顔が違う以上、ヒアルロン酸が適応なのか、どの程度量が必要なのかは個々人で変わってきます。

ヒアルロン酸注射に挑戦したい、と思われる方は是非お気軽にご相談ください。

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