この記事の監修者
- 菜のはなインナーケアクリニック 院長
- 小村 菜緒
（こむら なお）
皆様が健康になることを諦めずに頑張っていただけるよう私共は全力でサポートしていきます。一緒に頑張りましょう！
糸 リフトのダウンタイムが心配…ひきつれは馴染みますか？
たるみ
目次
糸リフトは”切らないリフトアップ”として広く知られている施術です。
皮下に糸を挿入し、脂肪を引き上げたりコラーゲンの造成を促すことでたるみを改善するのが主な目的です。
リフトアップのオペに比べて、顔にメスを入れない糸リフトは比較的挑戦しやすいたるみ治療の一つかもしれません。
とはいえ、どんな施術にもダウンタイムやリスクはつきもの。施術を受けるにあたって気になることや不安なことが色々とあるかと思います。
糸リフトを初めて受ける方から一番多い質問は「糸リフトって痛くないんでしょうか？」という質問です。”顔に糸を入れるなんていかにも痛そう！入れた後はいつまでも痛いのかな？”そんな風に不安に思われる方も多くいらっしゃいます。
次に多く受ける質問は「糸リフトのダウンタイムってどの程度でしょうか？」というものです。ダウンタイムがある以上、ご予定に合わせて施術のタイミングを決めたいですよね。
この記事では糸リフトについての皆様の不安や疑問を少しでも解決できるよう、ダウンタイムやよく受ける質問についてご説明したいと思います。
糸リフトとは
糸リフトは、専用の糸をお肌に挿入し、たるみを引き上げてリフトアップしたり、肌のはりを改善する治療法です。
加齢に伴い下へと移動している皮下脂肪を本来あるべき場所へと引っ張り、たるみやしわの改善を目指します。糸の種類や素材によっては脂肪燃焼効果もあるため、落としたい脂肪の部分に糸を挿入することで、もたつきを改善します。
糸リフトで用いられる専用の糸は手術や傷の縫合などにも使われる素材を用いています。
吸収糸と言って、一定の期間が過ぎれば自然と分解・吸収される仕組みになっています。
そのため、体に長く留まりすぎることがなく安全性が高いものとなっています。
糸リフトの種類
素材や形など分類は様々なのですが、今回は長さ別に説明します。
ロングスレッド
比較的長めの糸です。
目的は下垂した脂肪を元あるべき位置へと引っ張り上げることです。
顔の皮下脂肪が厚めの方や、しっかりとしたリフトアップを目的とする方が適応となります。
ショートスレッド
その名の通り短めの糸です。
太さも非常に細く、髪の毛1本程度の太さです。
短く細い糸なので脂肪を引っ張り上げる力はありません。ショートスレッドをフェイスラインや口元に重ねて挿入することで脂肪の燃焼効果や皮膚の引き締め効果を狙います。
よく受ける質問
糸リフトについてはやはりダウンタイムに関する相談が一番多いです。
糸リフトをやった後はずっと痛いのでしょうか？
糸リフトを行う際は必ず局所麻酔を使用します。皮下に糸を通すため、糸が通る周辺に麻酔を打って痛みが出にくいようにします。そのため、施術中は痛みのコントロールはある程度可能となっています。
術後に関しては徐々に麻酔が切れるに連れて痛みが出てくることがあります。痛み止めの内服などでコントロール可能なことが大半です。
しばらく経った後、ピキッと引きつるような痛みが出たり、笑うとひきつったように痛いという症状が出ることがあります。症状が長引くようなら糸リフトを受けたクリニックさんに是非一度相談してみてください。
糸リフトの後はどの程度腫れるでしょうか？
糸リフトでは局所麻酔を打つので、その分腫れ感が出ます。また、糸を皮下に挿入する際の刺激でむくみ感や赤みが出ることもあります。
糸リフト後気を付けることとしては、腫れや内出血がひどくならないように施術直後は激しい運動や長時間の入浴やサウナ、飲酒は控えてください。
むくみや麻酔薬が吸収されるにつれて腫れは段々と引いてきます。腫れのピークは数日程度で、馴染むまでは1週間から10日程度の経過を辿ることが多いです。
内出血が出た場合は14日程度内出血が引くまでかかることもあるので、ご予定などある場合は参考にしてスケジュールを組んでみてください。
糸リフトをやると凹みができることがあると聞きました。凹んだ場合、治し方はあるのでしょうか？
糸リフトに伴う凹みはDimpleと言います。（ちなみに、笑うとできるえくぼもDimpleと言います。）糸が馴染むまで数日から14日程度かかるため、その間に徐々に消えてしまうことが大半です。いつまでもDimpleが消えない場合はマッサージ等で馴染ませることも可能です。
また、どうしてもDimpleが消えない場合はヒアルロン酸注入を行い周囲と馴染ませる方法もあります。
糸リフトをすると頬骨が目立ったりしませんか？
これに関しては糸リフトの適応と、入れる場所をきちんと見極めることが重要です。
糸リフトを行うことでこけ感が目立ってしまったり、頬骨が際立つお顔立ちの方はいらっしゃいます。なので、その場合はリフトアップを行うとしてもヒアルロン酸注入やマシン施術など他の施術をご提案させていただく場合もあります。
また、糸リフトを行うとしても頬骨が際立たないように入れる方法もありますので一度お気軽にご相談ください。
