この記事の監修者
- 菜のはなインナーケアクリニック 院長
- 小村 菜緒
(こむら なお)
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美容コラム
Beauty column.
ニキビ
美肌
目次
ニキビ跡に良い美容液を選ぶ際は、ご自身のニキビ跡がどのような状態であるか確認することが重要です。ニキビ跡には種類があり、その症状によって有効な成分が違います。
自分にあったニキビ跡に良い美容液を選択できるように詳しく解説していきます。
①赤みのあるニキビ跡
赤みのあるニキビ跡は炎症後紅斑と呼びます。毛穴で炎症が起きる事により傷を治そうと毛細血管が患部に集まってきます。毛細血管が拡張、増殖、損傷することで肌が赤みを帯びている状態です。たいていの場合は肌のターンオーバーを繰り返すことで自然に消えていきます。毛穴の深さによっては、長期的に赤みが残る場合もあります。
②色素沈着があるニキビ跡
炎症性ニキビが長時間続くと、メラノサイト(メラニンを作っている細胞)が活性化し、メラニンを大量に生成するようになり色素沈着が残ります。それを炎症後色素沈着と呼びます。ニキビ部分はターンオーバーが乱れやすく、スムーズにメラニンを排出できません。古い角質やメラニンが残ると色素が沈着してニキビ跡となります。色素沈着によるニキビ跡は茶色いシミのような状態になっていることが多いです。
③クレーターがあるニキビ跡
ニキビの炎症がクレーターになってしまう原因は、炎症が肌の一番下の層である真皮層までダメージが到達してしまうことにあります。真皮層は肌を再生するターンオーバーが行われません。一度炎上がひどく真皮層まで及んでしまうと、傷を修復できないままクレーターのように皮膚に凹みができたままになってしまいます。
赤みのあるニキビ跡には、ニキビの原因であるアクネ菌を退治しながら、炎症を沈める効果を持つ「抗炎症作用」が効果的です。
主な有効成分は・・・
・ビタミンC誘導体
ビタミンC誘導体は、メラニンを生成するメラノサイトを抑制することでシミやそばかすを予防する効果があります。ニキビ予防や炎症を抑制する成分なので、慢性的なニキビ肌の方にもおすすめです。
またビタミンC誘導体には水溶性・脂溶性・両親媒性の3つのタイプがあります。
水溶性・・・浸透が早く即効性はあるが浸透力は欠ける
成分名:アスコルビルグルコシド/アスコルビルリン酸Na/リン酸アスコルビルMg/3-O-エチルアスコルビン酸
脂溶性・・・浸透力は高いが即効性に欠ける。肌への刺激が少ないので敏感肌、乾燥肌の人におすすめ
成分名:テトラヘキシルデカン酸アスコルビル/パルミチン酸アスコルビル/ステアリン酸アスコルビル
両親媒性・・・水溶性と脂溶性の2つの特徴を併せ持つ。真皮まで浸透する
成分名:パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na/イソステアリルアスコルビルリン酸2Na/カプリリル2-グリセリルアスコルビン酸
・ビタミンE
別名『若返りのビタミン』とも言われ肌の土台作りやトラブル改善などに注目されています。また血液の流れを良くし、肌荒れを防ぎ、できたニキビの炎症を防ぎ、肌の炎症を抑えます。肌のうるおいを守りつつ、ニキビの炎症やシミなど、肌老化の原因になる活性酸素を取り除きます。
成分:トコフェリルリン酸Na
・グリチルリチン酸
グリチルリチン酸は、もともと漢方薬に使われる甘草(カンゾウ)の根から抽出した天然成分です。腫れたり膿んだりして痛む赤いニキビの炎症を抑える抗炎症作用があります。グリチルリチン酸にはいくつか種類があり、水溶性のグリチルリチン酸2Kと、油溶性のグリチルレチン酸ステアリルなどがあります。
成分:グリチルリチン酸ジカリウム
すでに色素沈着してしまったニキビ跡には、メラニン色素の生成を抑制効果のある「抗酸化作用」が配合されたものが効果的です。
主な有効成分は・・・
・ビタミンC誘導体
・トラネキサム酸
肌に紫外線を浴びるとメラノサイトという細胞からメラニンの生成を促す指示が出ます。トラネキサム酸は、メラノサイト活性化因子の一つである「プラスミン」や「プロスタグランジシン」などの働きを抑える事で、メラニンの生成を防ぎ、シミ予防に効果的です。
・ナイアシンアミド
ナイアシンアミドはビタミンB群の一種です。 表皮の上層部ではセラミド合成を促し、水分保持能力に働きかけます。下層ではメラニン生成を抑え、シミを予防します。コラーゲンの産生を促しハリを与え、たるみを防ぎシワを改善します。
・ハイドロキノン
ハイドロキノンの主成分「ヒドロキノン」はイチゴ類や麦芽、コーヒーなどに含まれる天然の化合物です。海外では古くから美白効果に目が向けられ、化粧品クリームなどに使用されてきました。紫外線の影響で、メラニンを生成する物質が刺激されるため、メラニンが生成され、色素沈着を起こし、シミやニキビ跡になってしまいます。ハイドロキノンを塗布すると、メラニンを生成する物質が減少したり、シミの原因となるメラニン色素の産生を阻害する働きがあるため、ニキビ跡を改善することができ美白効果が期待できます。
クレーターがあるニキビ跡は、「肌の再生を促す」成分が配合されたものが効果的です。
主な有効成分は・・・
・プラセンタエキス
クレーターのニキビ跡には真皮の修復が必要です。真皮の約70%はコラーゲンで形成されていますが、コラーゲンを生み出すのは線維芽細胞という真皮の基礎ともいえる細胞です。プラセンタの成長因子には、線維芽細胞増殖因子(FGF)という線維芽細胞を増殖、活性化させる物質があります。ダメージを受けた真皮の再生を手助けし、クレーターを修復してくれるのです。また、メラニンの生成を抑制し、排出を促す効果も期待できます。
薬用美容液では、アレルギーテストやパッチテスト済みであっても、副作用や皮膚刺激が起こる場合があります。腫れや赤み、かゆみ、刺激、白斑、黒ずみなどがあらわれた場合はすぐに皮膚科を受診してください。また、もともと湿疹や傷、湿疹などの皮膚異常がある方は使用をしないでください。 妊娠中・授乳中は、いつもよりも肌が敏感になっていることがあります。心配があるときはトキコクリニックに相談してください。
すでに色素沈着してしまったニキビ跡には、メラニン色素の生成を抑制効果のある「抗酸化作用」が配合されたものが効果的です。
主な有効成分は・・・
・ビタミンC誘導体
・トラネキサム酸
肌に紫外線を浴びるとメラノサイトという細胞からメラニンの生成を促す指示が出ます。トラネキサム酸は、メラノサイト活性化因子の一つである「プラスミン」や「プロスタグランジシン」などの働きを抑える事で、メラニンの生成を防ぎ、シミ予防に効果的です。
・ナイアシンアミド
ナイアシンアミドはビタミンB群の一種です。 表皮の上層部ではセラミド合成を促し、水分保持能力に働きかけます。下層ではメラニン生成を抑え、シミを予防します。コラーゲンの産生を促しハリを与え、たるみを防ぎシワを改善します。
・ハイドロキノン
ハイドロキノンの主成分「ヒドロキノン」はイチゴ類や麦芽、コーヒーなどに含まれる天然の化合物です。海外では古くから美白効果に目が向けられ、化粧品クリームなどに使用されてきました。紫外線の影響で、メラニンを生成する物質が刺激されるため、メラニンが生成され、色素沈着を起こし、シミやニキビ跡になってしまいます。ハイドロキノンを塗布すると、メラニンを生成する物質が減少したり、シミの原因となるメラニン色素の産生を阻害する働きがあるため、ニキビ跡を改善することができ美白効果が期待できます。
ニキビ跡に有効な美容液をご紹介してきました。ニキビ跡と言っても様々な種類があるので、自分のニキビ跡はどれに当てはまるかを確認し、有効な美容液を選んで下さいね。
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