
日ごろから日焼け止めを塗って気を付けていても、日焼けしてしまったという事はありますよね。日焼けをした肌は軽いやけどが起きているような状態と同じです。また紫外線により肌のバリア機能が低下し、肌の水分が失われて乾燥した状態になっています。日焼けを72時間以上放っておくと紫外線による色素沈着が起こり、シミやそばかすの原因となります。今回は日焼けした後の適切なケアについてご紹介します。
日焼けの種類

日焼けの種類は【サンバーン】と【サンタン】の2種類があります。
サンバーンの主な原因となるのがUV-Bで、皮膚の奥までは届かないものの、肌表面の細胞を傷つけたりします。サンバーンは紫外線のダメージで肌が炎症を起こしている状態です。炎症後の肌は赤く、ほてったように熱を持ち、ひどい場合はヒリヒリと痛みます。一方、サンタンの原因となるのがUV-Aで、皮膚の奥にある真皮にまで届き、シミやシワなどの原因になります。肌が焼けると肌色が黒くなるというイメージがありますが、これは、サンタンの症状が強く現れた結果です。サンタンは数週間~数か月続くこともあります。
日焼けしたあとのアフターケア

アフターケア方法①「肌をしっかり冷やす」
まずは、肌を冷水や塗れタオルで冷やすことです。流水をしばらく当てて、皮膚をクールダウンさせると皮膚で起きている炎症を和らげることができます。肌の熱やひりつきが緩和されるまで冷やしましょう。保冷剤を包んだタオルをあてるのも、ほてりを鎮静させて炎症をおさえるのに役立ちます。ジェルのついている冷却シートは使わないようにしましょう。日焼けで炎症を起こした皮膚には刺激になってしまう可能性があります。
アフターケア方法②たっぷりと保湿をする
紫外線を浴びると、角層から水分が失われて肌が乾燥してしまいます。赤みやひりつきが落ち着いた後は、化粧水で肌にたっぷり水分を補給し保護しましょう。特に日焼け後は、肌が乾燥して脱水状態になっているため、しっかりうるおして乾かさないようにお手入れをすることが大切。スキンケアは特に保湿に特化しているセラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどの保湿成分が配合されたアイテムを使うのがおすすめです。紫外線を浴びた後は敏感になっているので化粧水をつけるときは強くパッティングせず、やさしくプレスするようにしましょう。
アフターケア方法③ビタミンやミネラルを補給する
日焼けした後の肌は水分が少ない状態。しっかりと水を飲み、身体の内側から水分補給をすることも大事です。紫外線を浴び日焼けをした後は、肌の修復のために必要な栄養素も普段より多く使われます。普段の食事から摂取するのが難しい場合は、不足しがちな栄養素のサプリメントを取るように心掛けましょう。特にビタミンA、ビタミンC、ビタミンEは抗酸化作用も強く老化を防ぐ作用があります。
ビタミンA・・・皮膚や粘膜を保護する作用があるほか、皮膚の新陳代謝を促す働きがあります
【ビタミンAが多く含まれる食品】
レバー、鰻、穴子、卵黄、にんじん、かぼちゃ、大根の葉、春菊、ほうれん草、モロヘイヤ、のり、バター
ビタミンC・・・コラーゲン生成を促進し肌に弾力と潤いを保持する働きやシミの原因となるメラニンを抑制する作用もあります
【ビタミンCが多く含まれる食品】
ピーマン(赤・黄・緑の順に多い)、ゴーヤ、ブロッコリー、カリフラワー、キャベツ、アセロラ、カブの葉、キウイ、苺、レモン果汁
ビタミンE・・・血行促進作用があり、血行が促進されることで代謝が良くなり肌のターンオーバーがスムーズに行われます。【ビタミンEが多く含まれる食品】
卵、アーモンド、松の実、ピーナッツ、アボカド、いわし、鰻、鯛、キングサーモン
パーツ別のアフターケア方法

顔のアフターケア
日焼け後の肌は紫外線によるダメージでバリア機能が低下し、乾燥しやすく、刺激に敏感な状態です。肌に刺激を与えないよう、丁寧に保湿することを心がけましょう。洗顔する際は手で肌をこすらないよう、たっぷりの泡で洗いましょう。日焼け後の肌は敏感になっているので、スキンケア用品は肌が落ち着くまでは刺激の少ない化粧品の使用を心掛け、化粧水をつけるときも、手のひらでやさしくなじませるように塗布しましょう。
体のアフターケア
腕、脚、背中など日焼けが広範囲な場合は、濡れタオルや冷たいシャワーを浴びると効率よく冷やすことができます。日焼けにより皮がむけてきたら無理に剥がさず、ボディローションやボディミルクなどでこまめに保湿をしながら自然に剥がれるのを待ちましょう。
髪・頭皮のアフターケア
紫外線を浴びると、髪や頭皮も肌同様にダメージを受けて乾燥しやすくなります。髪を洗うときは、ゴシゴシこすらず、頭皮の炎症が治まってから指の腹を使い日焼けして硬くなった頭皮をマッサージするように、低刺激シャンプーでほぐしながら洗いましょう。また、ヘアトリートメントで髪に栄養を与え、頭皮の乾燥ケアに頭皮用ローションを使うのもおすすめです。
まとめ

日焼けをしたらまず冷やすことが大事です。そして炎症が落ち着いてから、丁寧なスキンケアを行ってくださいね。予防も必須!紫外線は年中降り注いでいるものです。年中、日焼け止めは塗るように心掛けましょう。
この記事の監修医師

梅田院院長
小村 菜緒
兵庫生まれ大阪育ち。
鳥取大学医学部卒業後、大阪に戻り大阪府済生会千里病院にて内科、外科、救急にて経験を積む。診療に当たる中で予防医療の重要性を実感し、美容とインナーケア実践すべく、トキコクリニックに入職。2021年4月梅田院院長に就任。2022年7月より菜のはなインナーケアクリニックに名称変更し、「健康だからこそ美しい」を追求すべく、日々奮闘中である。






