
お悩みの中で特に多い「たるみ」。年齢を重ねるごとに目元や口元、フェイスラインと気になるところが増える一方。たるみの原因は様々ですが、日々の習慣から意識し、対策をすると予防ができます。たるみの原因、習慣、対策までご紹介します。
たるみの原因

肌の弾力やハリを支えているのは、真皮層にあるコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸の3つの成分で成り立っています。 しかし、紫外線や乾燥・加齢によってコラーゲンを産生する力が衰えたり、量が減ったり、組織にダメージを与え、結果として、表皮を支えきれず「たるみ」になります。詳しく見ていきましょう。
紫外線
紫外線は肌の三大老化をいわれ「しみ」「しわ」「たるみ」のすべてを引き起こす原因でもあります。紫外線で受けたダメージのことを「光老化」ともいいます。
肌に影響を及ぼす主な紫外線はUVAとUVBの2種類です。
UVA・・・波長が長い紫外線。肌の奥(真皮)までダメージを与えてシワやたるみに影響する
UVB・・・波長が短い紫外線。肌表面にダメージを与えてシミ・そばかすの出現に影響する
紫外線は年中降り注いでおり、日差しが強い夏だけではなく、1年通して紫外線対策は行いましょう。
コラーゲン・エラスチンの減少
肌がたるむ原因は紫外線による影響や乾燥、姿勢など様々ですが、コラーゲン・エラスチンの減少によって起こる事もあります。皮膚は、表皮・真皮・皮下組織の3層から成り立っており、真皮の約70%を支えているのがコラーゲンです。肌のハリや弾力を生むコラーゲンが減少したり古くなったりすると、肌の弾力が減少し、肌全体がたるみに繋がり、頬や口角も下がってしまいます。皮膚に存在するコラーゲンの量は60歳代になると20歳代の半分になると言われています。また紫外線を浴びると、コラーゲンやエラスチンの力を弱めてしまい、さらには肌にあるバリア機能を低下させ、それがシワやたるみなどの原因となります。
顔の筋力の低下
年齢を重ねると、年々筋力が低下していくのはお顔の筋肉も同じです。顔の筋力が低下すると皮膚や皮下脂肪を支えきれなくなりたるみが起きてしまいます。こめかみの凹み、頬骨が目立つ、二重顎なども筋力の低下によって起こるたるみです。「マスク老け」もその一つ。マスクをつけると、自然と表情筋を動かす機会が減ってしまうため、筋力の老化スピードもより早めてしまい、顔のたるみに繋がります。また表情筋は、普段の生活では全体の約30%ほどしか使用されていません。残りの約70%は意識して動かさないといけないのです。
たるみの習慣

姿勢が悪い
デスクワークやスマホの操作で、知らないうちに猫背になってる方は注意が必要です。背中を丸めた前かがみの緩んだ猫背の姿勢は、顔も下向きになりやすく、首の後ろ側の筋肉が縮んでしまい、血流が乱れ、頬やあご周りに老廃物や水分が溜まることで顔のたるみを引き起こしてしまいます。また、肩や首などの筋肉がこると、それに引っ張られるようにして顔の筋肉や頬も垂れてしまい、顔のたるみの原因となるのです。
AGEを多く含む食事
肌のたるみやシミは、体内の糖化によってAGEという物質が増加するのが1つの原因です。AGEは血中で糖化することでAGE繊維同士をくっつけ架橋結合という現象がおこり、これにより繊維の伸縮性が失われ、肌のハリ・弾力がなくなることでたるみやしわに繋がります。AGEは食べ物にも含まれてますが、どんな調理をするかによっても値は変化します。調理によって与えられる熱の温度が高いほどAGEが多くなるため、揚げ物や焼き物の食品はAGE値は高めです。
また、食事が偏ったり生活が不規則になったりすると消化吸収する力が弱まり、血流が悪くなるため、栄養が全身に巡らなくなります。偏った食事は美容・健康にさまざまな悪影響を及ぼすのです。
たるみの対策

紫外線対策
紫外線を浴びると光老化によって、肌へ悪影響を与えます。急激に日焼けをすると、赤くひりひりした炎症が起こり、ひどければ水ぶくれとなって皮がむけることがあります。また、慢性的に紫外線にさらされていると、皮膚にしみやシワ、たるみなどができやすくなるので、肌の健康を保つためには紫外線対策が必要です。帽子や日傘を活用し、日焼け止めを塗りましょう。紫外線は日差しが強い夏だけではなく、1年中対策が必要です。室内であっても窓から日差しが入り込むため、日々の習慣として日焼け止めを塗ると良いでしょう。
顔の筋トレ
普段使っていない顔の筋肉を鍛えて、顔のたるみを改善・予防することがオススメ。マッサージは肌の摩擦を引き起こしてしまうため、顔に触れないストレッチなどで、顔の筋肉を鍛えましょう。意識しなければ顔の筋力も体と同じように衰えるため、意識して表情筋のトレーニングを行うことで、筋力アップを目指すことができますよ。
あいうえお体操はどこでも簡単にできるので取り入れてみてください。
→「あ」「い」「う」「え」「お」と口を大きくあけましょう。
顔全体の引き締めに効果的です。
生活習慣の見直し
睡眠不足・栄養バランスの乱れ・喫煙などの生活習慣の乱れも活性酸素を増加させ、お肌のたるみを引き起こす原因となります。栄養バランスを取れた食事を心がけ、睡眠をしっかり取り肌の代謝を高めることで、血流が良くなりたるみ・くすみを改善させます。日々の生活習慣を一度見直してみてください。
まとめ

顔のたるみは加齢だけの影響ではなく、紫外線や姿勢・生活習慣でも原因となります。日々の生活習慣から対策をできるように取り組みましょう。毎日日焼け止めを塗るなど、簡単にできることも多くあります。自分を変えるのは自分自身です。
この記事の監修医師

梅田院院長
小村 菜緒
兵庫生まれ大阪育ち。
鳥取大学医学部卒業後、大阪に戻り大阪府済生会千里病院にて内科、外科、救急にて経験を積む。診療に当たる中で予防医療の重要性を実感し、美容とインナーケア実践すべく、トキコクリニックに入職。2021年4月梅田院院長に就任。2022年7月より菜のはなインナーケアクリニックに名称変更し、「健康だからこそ美しい」を追求すべく、日々奮闘中である。






