この記事の監修者
- 菜のはなインナーケアクリニック 院長
- 小村 菜緒
(こむら なお)
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美容コラム
Beauty column.
ニキビ
美肌
気を付けていてもいつの間にか顔にできるニキビ。そんなニキビにお悩みの方は多いのではないでしょうか。
尋常性ざ瘡(ニキビのことです)の治療ガイドラインによると、約90%の人がニキビを経験すると言われています。
ニキビの治療において大切なことの1つは生活習慣を改善することです。この記事ではニキビの原因となる生活習慣の改善方法についてご説明しています。是非ご覧ください。
ニキビで悩む方からよく聞くのが「脂性肌なので洗顔は基本オイルクレンジングでゴシゴシしっかりと落としてます」という洗顔方法です。
オイルクレンジングは洗浄力が高く、非常に便利なのですが、それと同時に顔にとって必要な油分まで落とし過ぎる可能性があります。また、1日に何度もクレンジングを使って洗顔するのも油分の落とし過ぎになる可能性が高いです。
皮膚は表面の乾燥を防ぐために”皮脂腺”という場所から皮脂を分泌しています。そのため、皮膚が乾燥していると乾燥から肌を守るためにより多くの皮脂が分泌されてしまいます。インナードライと呼ばれる状態です。インナードライになると肌表面の角質が分厚くなり、ニキビができるリスクも上がってしまいます。過度な洗顔は乾燥、そしてインナードライを招き、ニキビができやすくなってしまいます。
逆に水のみでの洗顔も余分な皮脂や汚れが落ち切らない可能性があります。
化粧品や日焼け止めを使った時は勿論のこと、朝起きたタイミングでも石鹸を使って洗顔を行うのがおすすめです。肌を直接ごしごし擦るのではなく、泡をたっぷりと作って泡で肌を撫でるように優しく洗いましょう。泡のすすぎ残しもニキビの原因となるのできちんと顔全体や生え際もすすぎましょう。
べたつくのが気になるから化粧水塗ってスキンケアは終了、というのはNGです。洗顔の項目でお話したようにニキビに乾燥は天敵です。
化粧水だけを塗って放置すると皮膚表面から水分が蒸発してしまい逆に乾燥しやすくなってしまいます。化粧水で保湿をした後はきちんとクリームなどを使って蓋をしましょう。
ニキビができてしまっているところに対してはビタミンが入った美容液などを使うのもおすすめです。
ビタミンAは肌の代謝を早くする効果があり、肌のターンオーバーが乱れ角質が分厚くなっている場合や毛穴つまりが原因のニキビの場合は効果的です。ビタミンAを用いた化粧品を使うことで皮剥けや赤みなどのいわゆる”A反応”が起こることがあります。自分に合った化粧品を選ぶのと、保湿をしっかり行うのがビタミンAを使う上では大切です。
ビタミンCは強力な抗酸化物質です。活性酸素を除去することで長引く炎症を抑え、ニキビの赤みや悪化を抑制します。また、過剰な皮脂の分泌もコントロールするため毛穴つまりや白ニキビの予防にも効果的です。
ニキビが慢性的に続いている方は食生活の見直しも大切です。
特に気を付けて頂きたいのがグルテン、乳製品の摂りすぎです。
グルテンはタンパク質の1種です。パンやラーメンなどに含まれています。パンがしっかりと膨らんだり、麺がもちもちとした食感があるのはこのグルテンのおかげです。
グルテンは分解されにくく、腸を傷つけ、慢性的な炎症の原因となると言われています。そのため摂取を続けていると腸内で慢性炎症が起き、結果的に肌荒れやニキビなどにも繋がります。
乳製品にはインスリン様成長因子を介してインスリンというホルモンの生成を促します。インスリンが増えることで、皮膚の皮脂分泌が増えるためニキビができやすくなってしまいます。ホエイプロテインやカゼインプロテインで乳製品を無意識に摂取されている方も多いかと思いますが、特にお腹が弱い方は消化しきれず逆に肌荒れの原因になることがあるので注意が必要です。
避けた方が良い食べ物だけでなく、積極的に摂取した方が良い栄養素もご紹介します。
ニキビ対策にはビタミンCやビタミンBが効果的です。ビタミンBは皮脂の分泌コントロールを行います。また、糖質やタンパク質などの食べたものをエネルギーに変えるのにも必須のビタミンです。 パンやお米など糖質がお好きな方は特に積極的に摂りましょう。
新しく健康的な肌を作るには亜鉛も重要です。食生活で不足している方にはサプリメントでの補充をおすすめしています。
ニキビは極力早い段階で治すことが治療の目標です。赤みや膿のあるニキビができてしまった場合、凹みや炎症性色素沈着などの痕になりやすいため必ず専門の皮膚科を受診しましょう。
当院ではピーリングやマシュマロリフトなどの外側からの治療と栄養採血やアレルギー検査など内側からの治療を併用してニキビを早く治し、ニキビが出来にくい肌作りを目指していきます。
ニキビ対策で重要な生活習慣の改善についてお話してきました。
自分の普段の生活を一つ一つ見直して、ニキビが出来にくい肌作りを目指していきましょう。
お気軽にお問い合わせください。
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