ニキビ跡としてまず困るのが、赤みと色素沈着です。これらの状態が長く続いてしまうのか、早く落ち着かせられるのかは適切なスキンケアがとても大事です。以下では、これらのニキビ跡に対して推奨されるスキンケア方法を提案します。

赤みに対するケア

赤みは、ニキビの炎症症状が続いている状態です。以下のケアが有効です。

1. 抗炎症成分を含むスキンケア製品

赤ニキビ跡を緩和するためには、ニキビを引き起こす炎症を鎮静化する成分が含まれた製品が効果的です。抗炎症成分としては、ビタミンC、グリチルリチン酸、またはビタミンEが含まれている製品がおすすめです。

2. クリニックで処方されるトレチノインクリーム

肌のターンオーバーを活性化し、メラニン色素の排出を促します。
コラーゲンの分泌を高め、赤ニキビ跡や色素沈着や赤みに有効です。

3. 肌環境を整え、保湿

炎症を悪化させないためにもスキンケアルーティンの一環として、暑い、湿度の高い環境はなるべく避け、空調の管理を整えましょう。汗をかいたら放置しないで確実に洗い流し、保湿ケアを忘れないようにしましょう。

色素沈着に対するケア

色素沈着は、皮膚のメラニン色素が過剰に生成され、ニキビ跡が暗く見える状態を指します。以下のケアが有効です。

1. メラニン生成を抑える成分を含むスキンケア製品

ビタミンCやアルブチン、コウジ酸など、メラニンの生成を抑制する成分を含む製品を使用します。これらの成分は色素沈着を緩和し、肌のトーンを明るくします。

2. クリニックで処方されるハイドロキノン、トレチノインクリーム

メラニン色素の合成を阻止する働きがあります。ニキビ跡の色素沈着に有効です。

3. 日焼け止め

日焼けはメラニン色素の生成を促進します。そのため、日焼け止めはスキンケアルーティンに欠かせません。

共通のケア

健康的な美肌を目指すために大切なスキンケアは、

毎日正しく洗顔を行うこと、そして肌に合った保湿をすることです。

ニキビ跡のケアでは、皮膚の水分バランスを保つことが重要です。

保湿成分(ヒアルロン酸、セラミドなど)を含む製品を使用しましょう。

ニキビ跡に効果的なスキンケア法は、以下のポイントに注意することです。

洗顔・クレンジングは優しく

洗顔・クレンジングは、肌の汚れや過剰な皮脂を落とし、ニキビの再発や色素沈着を防ぐ役割があります。  

しかし、洗顔・クレンジングが強すぎると、肌に刺激を与えて炎症を悪化させたり、肌バリアを傷つけて乾燥させたりする恐れがあります。  

正しい洗顔方法を知り、お肌に負担を与えないようにしましょう。

ニキビ跡に優しい洗顔・クレンジング方法は以下の通りです。  

  1. シートタイプのクレンジングは避けて、ジェル・乳液・クリームタイプの肌にやさしいクレンジングを選ぶ
  2. 清潔な手で、頑固なポイントメイクを落とし、顔全体のメイクを落とす。
  3. 泡立てネットや手でしっかり泡立てた泡だけで優しく洗顔をする。
  4. 泡を優しく洗い流す。水やぬるま湯で擦らないようにすすぎましょう。
  5. 洗顔後もタオルで擦らずに、やさしく水分を押さえる。
  6. 化粧水はたっぷり重ね付け。化粧水は、肌に水分を与えて保湿することで肌のターンオーバーを促進し、ニキビ跡の改善につながります。  

  また、化粧水にはニキビ跡に有効な成分が配合されているものも多くあります。  

  ニキビ跡に効果的な化粧水の使い方は以下の通りです。  

  • 手でやさしくなじませる。
  • 量は多めにたっぷりと、両手で顔を包み込むようにハンドプレスでなじませる。
  • 肌がしっとりするまで重ね付けをする。
  • クリームを使用する。

乾燥は肌のバリア機能を低下させて、ニキビや色素沈着の原因になります。  

皮脂が気になりクリームを敬遠する方もおられますが、クリームには化粧水で与えた水分を肌に閉じ込めて、乾燥から肌を守る役割があり、結果的に皮脂分泌をコントロールする役割があります。  

ニキビ跡に効果的なクリームの選び方と使い方は以下の通りです。 

  • ノンコメドジェニック処方(ニキビの元になりにくい処方)のクリームを選ぶ。
  • 化粧水の後にすぐに塗る。
  • 顔全体に薄く伸ばして、乾燥が気になる部分は重ね付けする

スキンケアだけではなく、日常生活で以下のことにも気を付けてください。

紫外線対策をする

紫外線は肌の老化やシミの原因になるだけでなく、ニキビ跡の悪化にもつながります。
紫外線は肌の炎症を強めたり、メラニン色素の生成を促進します。  
そのため、日焼け止めや帽子、日傘などで紫外線対策をすることが大切です。

食生活や睡眠を見直す

食生活や睡眠は肌の健康に大きく影響します。  
ビタミンやミネラルなどの栄養素が不足したり、睡眠不足になったりすると、肌のターンオーバーやバリア機能が低下してしまいます。  
その結果、ニキビや色素沈着が起こりやすくなったり、ニキビ跡が治りにくくなったりします。  
バランスの良い食事と十分な睡眠を心がけましょう。

ストレスを溜めない

ストレスはホルモンバランスを乱して、皮脂の分泌量や血行を悪化させます。  
これはニキビや色素沈着の原因にもなりますし、ニキビ跡の改善にも良くありません。

まとめ

ニキビ、ニキビ跡の改善には、正しいスキンケアと食生活や睡眠などの見直しが必要です。

しかし、学校や仕事で忙しく、なかなか規則正しい生活を送ることが難しい方も多いでしょう。

出来る限り対策を講じながら、症状が長引く場合は、皮膚科・美容皮膚科医に相談することをお勧めします。

トキコクリニックでも多くの治療方法を取り揃えておりますので、まずはご相談ください。

この記事の監修医師

本城 早紀

1975年生まれ。京都生まれの京都育ち。
近畿大学医学部卒業後、京都府立医大小児科に入局。
小児のアザ治療に携わる中で、美容医療の重要性を認識し、京都市内の老舗美容外科にて美容医療の経験を積む。トキコクリニック入職。