頑固な大人ニキビを根絶!低容量ピルがもたらすニキビの治療効果について

投稿日:2020.10.15

ニキビ治療に低用量ピルは効果的です。

ピルと聞くと避妊のためや生理によるトラブルを改善するイメージが強いですが、ホルモンをコントロールするためニキビ治療に有効的です。

正しい方法で治療をすればニキビは完治させることも可能。

ニキビ改善治療のひとつの方法として、ニキビ治療のやり方や、低用量ピルについてまとめました。

自己流のケアから、レーザー治療やピーリングでも改善しなかった方まで、ニキビを根本から改善して綺麗なお肌にしたい方はぜひ最後までお読みになりチェックしてくださいね。

 

ニキビの種類と原因

ニキビは、皮脂腺が炎症している状態です。

通常、皮脂腺から分泌された皮脂は、毛穴から排出されます。しかし、何らかの原因で肌表面の一番外側にある角質が増殖したり剥がれずにいると、皮脂が排出しきれずに毛穴が詰まってニキビができる原因に。

詰まった皮脂が酸化され、ニキビの原因菌となるアクネ菌が繁殖し、さらに炎症が悪化した状態がニキビです。

ニキビのタイプは5種類あります。

・白ニキビ

・黒ニキビ

・赤ニキビ

・黄色ニキビ

・ニキビ跡

それぞれのニキビの種類と原因について見ていきましょう。

 

白ニキビ

白ニキビはニキビの初期段階で、ポツっと白く盛り上がっています。

冷え・ストレス・間違ったお手入れなどが原因で皮脂が分泌して毛穴を塞いだ状態です。

皮膚の内側では毛包が広がり、アクネ菌が増え始めます。この段階ではまだ痛みや腫れはありません。

早急なケアをすれば早く治せます。

 

黒ニキビ

黒ニキビはニキビの初期段階で、毛穴につまった皮脂と古い角質が酸化して黒くなった状態です。

白ニキビの状態で時間が経過すると空気に触れて酸化し、黒くなってしまうため一見小さなホクロのようにも見えますが、放置しておけば悪化することも。

黒ニキビの原因は、ホルモンバランスの乱れ、ターンオーバーの乱れ、不摂生や油分の多い化粧品やクリームが原因です。

 

赤ニキビ

赤ニキビは、白ニキビや黒ニキビが悪化して炎症を起こしている状態です。

過剰に詰まった皮脂を栄養とし、増殖したアクネ菌が盛んに活動しています。

アクネ菌が作った酵素のリパーゼが薄くなった毛包の壁を破壊し、炎症を起こす物質が一気に毛包の外へ出るため、ニキビだけでなく周辺の組織も炎症を起こすことも。

皮脂分泌過剰、ターンオーバーの乱れ、不摂生等が原因です。

 

黄色ニキビ

黄色ニキビは化膿ニキビとも呼ばれ、赤ニキビがさらに悪化して激しく炎症し、膿を持っている状態です。この状態では痛みを感じることもあります。

さらに黄ニキビが状態化すると肌の奥の真皮まで傷つき、ニキビ跡、クレーターになってしまうと治すのは至難の業。

アクネ菌の悪影響が原因なので、重症化する前に早めの対処が必要です。

 

ニキビ跡

ニキビの炎症がひどくなったり、無理やり自分で潰してしまうとニキビ跡ができてしまいます。

ニキビ跡には、クレーターのように凹んだものや、皮膚の表面が盛り上がった凸状のものなど、ニキビができた部位や状態の違いで変わってきます。

どのような状態でも、真皮の組織が壊れているため、元の肌の状態に戻すのはかなり難しく期間がかかることも。

セルフケアだけでは難しいため、クリニックで治療することをおすすめします。

 

なぜ低容量ピルはニキビ治療に用いられるのか

ニキビ治療にも色々な方法がありますが、繰り返しできるニキビや炎症しているニキビには低用量ピルが効果的です。

女性ホルモン2種類が主成分になっているピルと、抗アンドロゲン作用(男性ホルモン抑制)を持つピルの2種類があります。

毎日継続して服用することで、体の内側から女性ホルモンをコントロールし、ホルモンバランスを整えてニキビのできにくい肌質に改善していきます。

 

低用量ピルはこんなニキビに効果的

・大人ニキビ

・繰り返しできるニキビ

・皮膚科の薬を3か月以上服用しても治らないニキビ

・レーザーやピーリングでも治らないニキビ

大人ニキビや繰り返しできるニキビは、ホルモンバランスの乱れが原因のことが多いです。

どのニキビでも、低用量ピルはホルモンバランスを整えて、根本からニキビのできない肌質に変えていくため期間がかかります。

少なくとも3ヶ月程度は継続をし、そこからニキビが改善し始めます。ニキビが軽減してもすぐにやめずに、6ヶ月程度は継続していきましょう。

 

低用量ピルのニキビ治療以外の効果

低用量ピルはニキビ治療の目的だけに作られたホルモン剤ではないため、継続して飲用することで他にも得られる効果があります。

・避妊効果

・生理不順の改善

・月経前症候群の改善

・生理による貧血の改善

・子宮内膜症の症状を軽減

・子宮筋腫の症状を軽減

ピルを飲むと生理が規則正しくくるため、予定が立てやすくなります。

また、生理のたびに月経前症候群や生理痛、貧血に悩んでいた方は、症状が軽くなっていくのを実感できるでしょう。

ニキビの他に上記のような気になる症状のある方は、事前に相談しておきましょう。

 

ピル処方までの流れ

ピルが処方されるまでの流れや、飲み方、リスクについて事前にチェックしておきましょう。

ピルは短期間では効果がないため、継続して毎日飲み続けることが大切です。

 

ピルの処方までの流れ

ニキビ治療の目的でピルを処方してもらいたい場合は、ピル処方を行っているクリニックで処方してもらいましょう。

一般的な婦人科医は肌に関しては無関心の場合も多いため、ニキビ治療を行っているクリニックの方が確実です。

処方は通常の診療と同じで問診し、ホルモンの状態を判断するために、採血をしてからピルの種類を選択します。

飲み始めの数か月は1か月ごとに処方をしてニキビの様子を見ていくので、継続することが大切です。

 

ピルの飲み方

ピルは毎日飲むことが原則で、決まった時間に飲みます。

朝起きて一番に飲んだり、スマホのアラームを設定するなどして、飲み忘れないように気を付けましょう。

飲み方は、21日間飲み続けて7日間休止。休止すると2~3日以内に生理がきます。飲む習慣を止めたくない方は、プラセボという偽薬がついているピルもあります。

プラセボにはホルモン成分は入っておらず、飲み忘れ防止のためなので、飲まなかったからといってピルの効果がなくなるというわけではありません。

 

ピルのリスク

ピルを飲み始めると始めのうちだけ副作用を感じる方もいます。

・吐き気

・頭痛

・胸がはる

・むくみ

・下腹部の痛み

これらの症状は1か月以内で治まるため、症状が重くなければ飲み続けて問題ありません。

また、ピルを飲むと太るとw誤解される方もいますが、副作用の一つのむくみが、体重が増えて太ったと勘違いされる理由です。ピルを飲んで太ることはないので安心して飲んで下さい。

 

まとめ

低用量ピルのニキビ治療についてご紹介してきました。

生理前にニキビができやすくなるなど、ニキビはホルモンバランスに大きく影響しています。

そのため、低用量ピルでニキビの炎症を軽減してこれからできるニキビを予防し、できにくい肌質に改善していきましょう。

期間はかかってしまいますが、体の中から変えていくことで根絶することも。何をやってもニキビが治らなかった方にこそ、試していただきたい方法です。

また、ピルでの治療と同時にピーリングやレーザー治療も併せて行うとより効果的です。

ピルにはニキビ治療だけでなく、思わぬ嬉しい効果を得られることもあるので、ピルについてよく理解した上で正しく服用し、ニキビのない美肌を目指していきましょう!

この記事を監修したドクター

総院長

小村 十樹子(こむら ときこ)

1992年神戸大学医学部卒業後、アトピー性皮膚炎やニキビ治療に専念。1996年10月に、心と身体と肌の健康を目指した美容皮膚科クリニックを開設。従来の美容治療は勿論のこと、病気にならないための治療、ガン予防、アンチエイジング治療に熱を燃やして、治療を展開中。

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