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そばかすを消すには?正しいセルフケアと治療法をご紹介!
美白
目次
鼻や頬に点々とできる「そばかす」は、かわいらしいイメージもありますが、ケアをしてもなかなか薄くならない厄介な存在でもあります。そばかすを今より増やさないように、また濃くしないために正しいセルフケア方法を知りましょう。また確実にそばかすを薄くするための、クリニックの治療法もご紹介します。
そばかすの原因は何?シミとの違いは?
そばかすの原因は先天的な遺伝によるものが大きく、親にそばかすがある方は遺伝しやすいといわれています。また色白で乾燥肌の方はそばかすができやすく、日頃から対策をして予防することが大切です。
まずはそばかすができる原因を知り、適切な対策を考えていきましょう。意外と知らないそばかすとシミとの違いについても解説していきます。
そばかすの原因
そばかすの正式名称は「雀卵斑(じゃくらんはん)」といい、5mm以下程度の複数の斑点が、鼻から頬にかけてできやすいのが特徴です。
そばかすの斑点は比較的大きさが揃っているものが多く、中にはそばかすが背中など体にできる方もいます。
そばかすの原因は先天性の遺伝によるものが多く、幼少期の頃から思春期にかけてそばかすが目立ちはじめ、女性ホルモンの影響を受けて年齢を重ねると薄くなるということもあります。
またそばかすは先天的な原因に加えて、紫外線を浴びてメラニンが増えることでもできてしまうもの。
紫外線のダメージやゴシゴシ肌をこする摩擦など、外的刺激によってそばかすの色が濃くなったりもしますので、そばかすになるべく刺激を与えないよう気をつけましょう。
そばかすとシミの違い
一見そばかすとシミは同じもののように見えますが、先天的な遺伝によってできるそばかすに対して、シミは加齢や紫外線などが原因で後天的にできるものです。
そばかすとシミは見た目は似ていますが、シミは5mm以上の大きいものが多く、地肌との境目がはっきりしているので、そばかすよりも目立ちやすい特徴があります。
シミができるのは紫外線から肌を守るために、メラニンが作られることが原因です。シミはそばかすと違って遺伝に関係なく、紫外線に当たったり加齢によって誰にでもできるものです。
そばかすも大きく分類するとシミの一種ではありますが、遺伝が原因でできるそばかすと、加齢や紫外線などが原因でできるシミは全く異なります。
シミはセルフケアで薄くすることや改善もできますが、そばかすはセルフケアで改善するのは難しいといわれています。自分の肌にできているのがそばかすなのか、それともシミなのかを見極めて、適切なケアを行いましょう。
これ以上そばかすを濃くしないために!セルフケア方法をご紹介
今よりそばかすを増やさないように、濃くしないように予防することは可能です。紫外線対策を心がけ、美白を意識したスキンケアでそばかすを目立たなくさせるケアをしていきましょう。
紫外線対策を徹底する
そばかすができやすい方が紫外線を浴びると、紫外線の刺激から肌を守ろうとしてメラニン色素が過剰に生成されてしまい、そばかすができやすくなります。
さらに元々のそばかすの色が濃くなることもあるため、紫外線対策を徹底して今より目立たせないよう気をつけましょう。
【紫外線対策】
・一年を通して日焼け止めを塗る。
・日焼け止めはたっぷり塗る。(目安として顔全体で500円玉くらいの量)
・日焼け止めをこまめに塗り直す。
・帽子、サングラス、日傘で紫外線を避ける。
以上の紫外線対策を徹底することで、そばかすの根本的な原因であるメラニン色素の生成を抑えることができます。紫外線対策はそばかす以外にもシミやシワ、乾燥などの改善にも繋がりますので、常に心がけておくのがベストです。
美白を意識したスキンケア
そばかすができやすい方のお肌は、メラニンが過剰に生成されやすい状態です。「メラニンの生成を抑えてシミやそばかすを防ぐ効果」のある美白有効成分が配合されている化粧品を使用して、生成されてしまったメラニンを抑制しましょう。
できてしまっているそばかすを濃くさせない、増やさないためにスキンケアはとても重要です。
【美白有効成分】
・4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)
・ビタミンC誘導体
・アルブチン
・ハイドロキノン
があります。それぞれ詳しくみていきましょう
4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)
メラノサイトというメラニンを生成する細胞の中で、メラニンが生成されつづけるのを抑える効果があります。
ビタミンC誘導体
肌に浸透後、ビタミンCとしてはたらく。そばかすやシミの色を薄くする効果があります。
アルブチン
メラニンの生成に必要なシロチナーゼのはたらきを阻害して、メラニンの生成を抑えるはたらきがあります。
ハイドロキノン
アルブチン同様、シロチナーゼのはたらきを阻害してメラニンの生成を抑えるはたらきがあります。濃度の高いハイドロキノンはかぶれを起こしやすいため、使用する際は必ずかぶれないかを確認してから使用するようにしましょう。
そばかすをセルフケアで消すことは難しいですが、これからできるそばかすの予防として効果を発揮します。同時にシミのケアもできますので、美白有効成分の配合された化粧品で一石二鳥のケアを行いましょう。
食事で体の中からケア
そばかすの原因であるメラニンの生成は、食事で摂る栄養からも抑制することができます。直接メラニンの生成を抑えるはたらきのあるビタミンC、メラニン生成を促進させる活性酸素を抑えるはたらきのあるビタミンA、ビタミンEを意識して摂取しましょう。
メラニンの生成を抑えるビタミンC
パプリカ、キウイフルーツ、トマトなどに含まれるビタミンCは、メラニンの生成を抑え、濃くなってしまったメラニンを還元して、元々のそばかすやできてしまったシミを薄くする効果が期待できます。
活性酸素のはたらきを抑えるビタミンA
かぼちゃ、にんじん、小松菜などに含まれるビタミンAは、メラニン生成を促進させる活性酸素のはたらきを抑える効果があります。活性酸素とは体を酸化させて老化を促進させてしまう物質のこと。体内で発生した活性酸素を取り除くために、メラノサイトを刺激するホルモンが分泌されてメラニンが生成され、そばかすやシミの原因になります。
ビタミンCのはたらきを助けるビタミンE
アボカド、アーモンド、ピーナッツなどに含まれるビタミンEは、メラニン生成につながる活性酸素のはたらきを抑制するはたらきと、ビタミンCのはたらきを助ける効果があります。また新陳代謝を活発にする効果もあり、ターンオーバーを促してメラニン排出を助ける効果も期待できます。
確実に消したい方は皮膚科で治療を!
先天性の遺伝が原因でできるそばかすは、セルフケアで完全に消すことは難しいといわれています。しかしセルフケアで今よりそばかすが濃くなったり増えたりすることは予防できるのです。
そばかすを薄くするのではなく、確実に消したいという方は、セルフケアだけでなく皮膚科の治療も検討しましょう。
トキコクリニックではそばかすに効果的なフォトフェイシャルM22、BBL、ルメッカなどのIPL治療と、レーザーによる治療があります。患者様のお悩みに合わせて適切な治療法を提案し、確実な治療を行っていきます。
新たにそばかすを作らせないセルフケアと、確実性の高いクリニックの治療で、そばかすのない明るいお肌に改善していきましょう。