この記事の監修者
シミとりレーザーで失敗しない為に!皮膚科で受けるシミの種類別治療をご紹介
シミ
実は、一見同じように見えるシミでも原因別に種類が分けられています。
種類ごとに合った治療法を選択できれば高いシミ取り効果を得やすくなりますので、まずは自分のシミタイプを判別することが大切です。
今回は、しみとりレーザーで失敗しないための種類別治療法を紹介します。
シミの種類と原因について解説!
早速、シミの種類や原因を1つずつ確認していきましょう。
肝斑
肝斑とは、頬を中心に左右対称に現れやすいシミです。
肌の内側から染み出てきたようなぼんやりした形であることが多く、境界線がはっきりしないため一見目立たないように見えますが、顔の中心にあるため視線を集めてしまいやすい厄介なシミです。
肝斑の原因は、主に紫外線やホルモンバランスの乱れによるものです。摩擦や乾燥により悪化することがあるため、刺激を与えない治療を選ぶのがおすすめです。
シミ(老人性色素斑)
老人性色素斑と呼ばれるシミは、年数を経るごとにどんどん大きくなっていくシミです。
原因のほとんどは、加齢です。そのまま何も対策しないでおくことで色が濃くなったり範囲が広がったりするケースも多く、早めの段階から治療するのが理想です。
そばかす(雀卵斑)
そばかす(雀卵斑)は、顔の中心や鼻の周辺にできやすいぽつぽつとしたシミです。
色白な人や子どもに表れやすい傾向がありますが、年齢と共に目立ったり増えたりすることも多く、放っておけば治るものとは限りません。
ADM(後天性真皮メラノサイトーシス・両側性遅発性太田母斑様色素斑)
ADMは肝斑と似ており、顔の中心に左右対称型でぼんやりと現れるシミです。
原因ははっきりしていませんが肝斑とは違う治療法が有効であることが分かっており、肝斑との見分けがポイントとなります。
シミの種類別治療方法をご紹介!
では実際に、シミの種類別にどんな治療が効果的か紹介します。下記に挙げるようなマシン・治療機材が整っているクリニックを選ぶのも、効果的な治療への第一歩です。
肝斑の治療法は4種類!
肝斑の治療法は、「POTENZA」「ケミカルピーリング+美白成分導入」「EasyTCAピーリング」「コラーゲンピーリング」の4種類です。人一つずつ見ていきましょう。
POTENZA
「POTENZA」は、マイクロニードルでターンオーバーを促進することに加え、シミの原因となるメラノサイト自体にRFエネルギーを与えてメラニンを作る働きだけを抑えて肝斑を改善させることができます。痛みが少ないため麻酔なしでおこなえるほか、毛穴の目立ちやニキビ跡にも効果的です。
ケミカルピーリング+美白成分導入
「ケミカルピーリング+美白成分導入」は、肌のための美白集中トリートメントです。ケミカルピーリングでメラニンの排出を促し、ビタミンCやハイドロキノンなどの有効成分をお肌に導入させます。
EasyTCAピーリング
「Easy TCAピーリング」は、表皮~真皮乳頭層まで剥離するディープピーリングです。ケミカルピーリングでは対処が難しい濃く貼りついているような肝斑にも有効で、施術時はピリピリとした痛みを生じますが一瞬だけで、赤みが持続することもありません。
10日程度の皮剥けがありますが、肌質ががらりと変わり、ゆでたまごのような美肌に導きます。
コラーゲンピーリング
「コラーゲンピーリング」は「Easy TCA」と同じくTCAを用いたピーリングですが、表皮を剥離させずに真皮層を活性して表皮再生を促す治療法です。強いダウンタイムを避けたい場合にお勧めです。
シミ(老人性色素斑)・そばかす(雀卵斑)の治療法は4種類!
シミ(老人性色素斑)とそばかす(雀卵斑)の治療法は、「M22(フォトフェイシャル)」「ブロードバンドライト(BBL)」「ルメッカ」「Qスイッチレーザー」の4種類です。
M22
M22は、広範囲なライトを肌に当てて治療するフォトフェイシャル用マシンです。シミだけでなく赤ら顔などの原因にもなる色素を複数同時に狙えるため、効率よく治療できます。メラニン色素の分解に伴い、一時的にシミが目立ったりかさぶたができたりすることもありますので、事前に確認しておきましょう。
ブロードバンドライト・ルメッカ
ブロードバンドライトやルメッカもM22同様、肌にライトを当てて治療するマシンです。シミの濃さに関係なく使えるほか、やまだ表面に表れていない「隠れシミ」にも効果があり、美肌効果もある優れものです。数時間程度ひりひりする可能性がありますが、数日~1週間程度でおさまります。
Qスイッチレーザー
Qスイッチレーザーは、メラニン色素ひとつひとつに狙いを定め、ピンポイントで破壊できるマシンです。麻酔クリームを使用するため治療時の痛みが少なく、通院回数を抑えながら短時間で治療できるのがメリットです。一方、一定期間肌をガーゼで保護したり洗顔時に気を配ったりする必要がありますので、前後のカウンセリングが充実しているクリニックでおこないましょう。
シミとり治療とホームケアも合わせて取り入れると効果的!
シミとりはマシンによる治療に加え、体の内側からの対策をすると更に効果的です。ここではいくつかの種類をみていきましょう。
ハイドロキノン・レチン(ビタミンA誘導体)
ハイドロキノンやレチンは、美白剤として使用されている成分です。塗り薬や化粧水として出回っていて、シミとりだけではなくニキビ跡やヤケドの色素沈着にも効果的です。
保湿
デイリーケアの一環として肌の保湿を入念におこなうことも、シミ対策として有効です。
保湿をすることで肌を乾燥や摩擦から守り、ターンオーバを促進することでシミを目立たなくする効果があります。朝・晩の保湿に加え、出先で乾燥が気になったとき用のミスト化粧水を持ち歩くなど、自分なりの対策を見つけましょう。
日焼け止め
紫外線による肌ダメージ軽減の為に、日焼け止めも欠かせません。
外出前に塗布するのはもちろん、出先でも数時間に1回は塗り直しをしましょう。
美白内服薬・サプリ
美白系サプリを日常的に服用し、健康的で若々しい見た目をキープする方法です。
トランサミン、ハイチオールCなどの内服薬を継続して飲むのは効果的です。
くすみやシワの改善に役立つだけでなく、肌のトーンを上げ、メイクやオシャレが映える姿を手に入れられます。また、紫外線から肌を守り、日焼けや色素沈着に強い肌を手に入れられます。
トキコクリニックでは、しみとり治療を受けられた方には、トランサミン、ハイチオーC、L-システインをセットにした美白内服セットの取り入れをおすすめしています。
その他、市販でも錠剤タイプやドリンクタイプなど種類は複数ありますが、1日1~2回服用すれば十分なものが多く、習慣的に続けやすいのが特徴です。
美肌に近づく正しい知識や
最新の美容・キャンペーン情報をお届けします
シミとり治療には、医師や看護師による適切な見極めが重要!
一見同じように見えるシミでも、種類や原因によって適切な治療法が異なります。自分のシミがどのタイプに当てはまるのかをしっかり見極めないと、合っていない治療法を選択してしまい、時間とお金が勿体なくなることもありますので、注意しましょう。
このようなことが防ぐためにも、ノウハウを持った医師・看護師が常駐するクリニックでシミとり治療を受けることが大切です。どのタイプのシミかしっかり見極めてもらえば、治療後の効果も高まっていくでしょう。
是非一度カウンセリングにおこしください。