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高濃度ビタミンC点滴に期待されるシミへの効果は?
体質改善
目次
ビタミンCが肌や美容にいいと知っている人は多いと思いますが、毎日継続して摂取するのはなかなか骨が折れますよね。
実は、ビタミンCを食事やサプリメントで摂取する以外の方法があるのはご存知でしょうか?
美容皮膚科では、高濃度のビタミンCを点滴で直接血中に投与する、
高濃度ビタミンC点滴という点滴治療を行っています。
今回は、高濃度のビタミンCを点滴の概要を解説します。
シミや美白にも効果だけでなく、ガン治療や免疫力アップの効果もあると言われていますので、既に諸症状に悩んでいる方、予防法を模索中の方も是非参考にしてみてください。
高濃度ビタミンC点滴とは?
高濃度ビタミンC点滴とは、サプリメントや内服薬だけでは摂取しきれない
大量のビタミンCを体内に直接投与する点滴治療です。
シミ・美白・シワ・ハリ・たるみなどに加え、ガンや慢性疲労、抗ウイルス効果もあるとして
コロナ禍でも注目が集まりました。
高濃度ビタミンC点滴は、目的に応じて25-50gを投与します。
これはレモン約1200個相当分(25g投与の場合)のビタミンCに匹敵します。
治療と称していますが、既に起きている肌トラブルだけでなく予防や肌質改善を目的として取り入れる患者さまも多く、美意識の高い方から特に人気を博しています。
高濃度ビタミンC点滴は、美白・シミ対策にも最適だった!
ここでは、高濃度ビタミンCの効果や作用を紹介します。
どんなメリットがあるのか知り、治療法選択に役立てましょう。
美白
高濃度ビタミンCは、肌の美白に十分な効果があります。
体内で活性酸素を除去して強力な抗酸化作用を発揮するため、
肌全体のトーンアップやターンオーバー機能促進に役立ちます。
コラーゲン合成成分の1つでもありますので、
開いた毛穴を締めたり、肌のハリ・キメ・ツヤを改善したりする効果も確認されています。
エイジングケアの一環として取り入れている方が多い方法でもありますので、参考にしてみましょう。
シミ対策
高濃度ビタミンCはシミの原因である
メラニン色素を生成させるチロシナーゼの働きを抑えてくれます。
そのためシミの予防・改善に効果があり、透明感の高い綺麗な肌を作りやすくなるのです。
また、タイプを見極めながら方策を探ることが肝心とされているシミ治療のなか、肝斑・老人性色素斑・ADM・そばかす(雀卵斑)のどのシミとも相性がよい方法としても注目されています。
ダウンタイムを最小限に抑えながら手軽にインナーケアできる方法です。
高濃度ビタミンCには他にも嬉しい効果がある!
実は、高濃度ビタミンCには美容以外にも嬉しい効果がたくさんあります。
一石二鳥の治療が受けられるかもしれませんので、1つずつチェックしてみましょう。
ガン予防・抗ガン・抗ウイルス
高濃度ビタミンCは、ガン予防や抗ウイルスへの効果もあります。
ガン細胞にだけ選択的に毒性として働くことや、抗ガン活性を有するインターフェロンを生み出してくれる効果を利用し、医療現場でも役立てられているのです。
また、白血球やマクロファージの機能を高めて免疫強化を図ったり、活性酸素を抑えて抗ガン剤の副作用を抑えたりしてくれる優れものなのです。
生活習慣病の予防
高濃度ビタミンCを使うことで、カルニチンの代謝が促されます。
これは脂肪燃焼やエネルギー生成に役立つものであり、
メタボリックシンドロームの予防やダイエットにも効果があるといわれています。
過剰やコレステロールを胆汁酸に変えて排出したり、血中脂質の参加を抑えて動脈硬化を予防したりする効果もありますので、毎年の健康診断結果が気になる人は是非導入してみましょう。
アレルギーの抑制
ステロイドホルモンを生成する効果があり、併せてヒスタミンの遊離を抑制してくれます。
アレルギー反応を抑えることにつながりますので、花粉症の時期などに辛い鼻水やくしゃみに悩まされている人は、検討してみましょう。
また、活性酸素の除去やマクロファージ機能の活性化にも役立つため、
風邪予防のための免疫アップにも効果的です。
解毒・抗毒
体に害を及ぼす重金属や化学物質を解毒する、キレート効果があります。
また、アルコールが代謝されてできるアセトアルデヒドなどを素早く分解する効果もありますので、日常的に薬品を使う職業の方や、付き合いが多くお酒を飲む機会の多い方にオススメです。
デトックスの一種として活用している人も増えていますので、役目を終えた細胞を早めに排出させてターンオーバー機能を正しく活用したい人にも向いています。
慢性疲労
高濃度ビタミンCは、慢性的な疲労にも効果的です。
免疫アップに役立つため風邪をひきにくくなったり、高いストレス抑制効果があったりすると言われているのです。
過労気味なのになかなか睡眠や休息が取れない人や、ストレス要因が多く自分1人では解消しきれない人は一度検討してみましょう。
寝つきがよくなったり、集中力が高まったりしたという声もあるようです。
あえて点滴にする意味はあるの? 点滴でダイレクトに効かせよう!
ビタミンCは、経口でも点滴でも摂取できます。
わざわざ針を使う点滴のメリットを知らないままでは、「あえて点滴にする意味はあるのかな?」「経口で毎日続ければ十分なのでは?」と感じることもあるでしょう。
ここでは、あえて点滴をする理由や、高濃度ビタミンC点滴ができないケースを紹介します。
速吸で血中濃度を急上昇させる事ができる
高濃度ビタミンCは、原則点滴にて投与します。
経口よりも点滴の方が吸収が早く、一気に血中濃度を上昇させることができます。
食事で摂取できる量はごく少量です。やサプリメントで毎日継続的に摂取することは、美肌や美白、健康維持にはとても重要ですが、やはり経口から摂取できる量には限界があります。
上に述べたようなビタミンCの効果は、血中濃度が上昇した時に薬理学的効果を発揮します。
つまり、点滴で大量のビタミンCを投与しなければ、効果を発揮するだけの量に至らないということです。
点滴の場合、経口と比較して血中ビタミンC濃度が20~40倍にまで増えるという結果が出ています。
ビタミンCの持つ効果を最大限に得ることを目的とするのであれば、点滴の方が圧倒的に優れているとされているため、なるべく点滴を頼りましょう。
もちろん経口による摂取も一定の効果がありますので、サポートの意味合いで使っていきましょう。
高濃度ビタミンC点滴ができない方
赤血球膜G6PD活性が低下している方には、高濃度ビタミンCの点滴ができません。
日本人でG6PD異常症になっている方は全体のわずか0.01%程度ですのでほとんどの場合心配はありませんが、周度の急性溶血性貧血発作を起こるリスクを考え、事前のチェックが必要です。
心配な方は、気兼ねなくクリニックに相談してみましょう。
点滴の量に合わせて、最適な検査をしてくれます。
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まとめ
高濃度ビタミンCは、シミ・美白・ハリ・ツヤ・くすみ・キメ・毛穴など、さまざまな肌トラブルに有効な手段です。
経口摂取よりも効率がよく、ガンや生活習慣病の予防にも役立ちますので、是非取り入れてみましょう。
トキコクリニックでも、高濃度ビタミンCの点滴が可能です。
どれくらいの量を使うかも個別に相談できますので、初めての方でも安心してご相談ください。それぞれの症状・お悩みに適した提案を致しま