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シミ予防に効果的な食べ物で内側からきれいに!
シミ
目次
シミが見つかると、周りから老け込んで見られないか心配したり自分が一気に年を取ったように感じたりして、一気に気分が下がりますよね。
出てきたシミに対し適切な対処をするのはもちろんですが、できればシミが発生しないようなサイクルを作り上げたいものです。
今回は、シミ予防に最適な食べ物や栄養素を紹介致します。
内側から綺麗を目指し、シミだけでなく肌ケアののトータルコーディネートができるよう、インナーケアを意識していきましょう。
シミ予防に効果的な栄養素は?
まずは、シミ予防に効果的な栄養素を確認していきましょう。
献立に1品加えて意識的に摂ったりするだけでも効果がありますので、なるべく長い目で摂取し続けることが肝心です。
ビタミンA
ビタミンAは、皮膚や粘膜の役割を助ける働きがあります。
抗酸化作用があるためシミだけでなくくすみやたるみなどへの効果も高く、
ハリのある若々しい肌をキープしやすくなるのです。
反対に、ビタミンAが欠けてしまうと肌が乾燥したり、ニキビや吹き出物が出やすくなったり、ドライアイで苦労したりする可能性があります。
ビタミンC
ビタミンCは、シミの原因となるメラニン色素を排出しやすくなるようサポートしてくれる働きがあります。
本来であれば体の外に自然排出されるはずのメラニン色素ですが、ビタミンC不足・加齢・紫外線によるダメージが原因で機能が損なわれ、シミやくすみになって現れてしまうことがあるので注意しましょう。
なるべく濃度の高いビタミンCを摂り、肌の透明感やみずみずしさをアップしていくのが理想です。
ビタミンE
ビタミンEは、肌に抗酸化作用を与え、血行をよくして全身に新鮮な栄養素を送る働きがあります。
肌のシミ対策という意味では血行がよくなることでターンオーバー機能が促進されたり紫外線に強い細胞を生んだりする効果がありますので、積極的に摂りたい栄養素の1つだと分かります。
また、ビタミンAやビタミンCの吸収を助けるためにも、ビタミンEを合わせて摂るのが効果的です。
リコピン
リコピンはビタミンCやビタミンE以上の抗酸化作用があります。
また、メラニン色素を生成する細胞にリコピンが加わると、最終的に生み出されるメラニン色素の量が減少するという実験結果も報告されており、チロシナーゼの発現抑制にも役立ちます
また、コラーゲンを作りやすくしたり、日焼けによる赤みや表皮剥離を改善したり、角質層の状態をよくしたりする効果もありますので、シミで悩んでいない人にもおススメしたい栄養素です。
アスタキサンチン
アスタキサンチンも同様に抗酸化作用があり、肌の衰えの原因となる一重項酸素と呼ばれる成分をシャットアウトしてくれます。
高いエイジングケア効果が期待されているため、多くの化粧水や美容液に配合されており、また糖分が脂肪になるのも防ぐためダイエットの一環として取り入れている人も少なくありません。
シミだけでなく、たるみやシワに悩む人にもおススメです。
イソフラボン
イソフラボンは植物性エストロゲンの一種であり、女性ホルモンを整えるのに役立ちます。
ホルモンバランスの乱れや生理周期の影響でシミができる人は多く、このような原因が疑われる場合は特にイソフラボンの摂取が有効です。
紫外線やストレスにより生じたダメージを緩和させ、美肌効果を呼び起こすこともできますので、これまで紹介した栄養素と共に重要視していきましょう。
シミ予防に効果的な食べ物7選をご紹介!
ここからは、シミ予防に効果的な食べ物をいくつか紹介致します。
そのまま食べられるものもあれば手軽に食事に加えられるものもありますので、参考にしてみてください。
トマト
トマトには、ビタミンCとリコピンが豊富に含まれています。
100gに対しビタミンC23mg、リコピンはその100倍以上とも言われていますので、セットで摂れるトマトが美容にいいことが分かります。
1日トマトを1~2個食べたりフレッシュトマトジュースを200~300ml飲むだけでも十分効果がありますので、継続して食べるよう意識しましょう。
ブロッコリー
ブロッコリーには、ビタミンCやビタミンEが豊富に含まれています。
100gに対しビタミンC120mg、ビタミンE2.4mgありますので、簡単に茹でておかずに添えるだけでも効果的です。
食物繊維も4.4g含まれる上食卓の彩りもよくなるため、意識的に食べてみましょう。
ほうれん草
ほうれん草にも、ビタミンCやビタミンEが豊富に含まれています。
100gに対しビタミンC35mg、ビタミンE2.1mg含まれますので、お浸しやソテーにして手軽に摂取しましょう。
また、鉄分や葉酸も豊富であり、妊活前の女性に人気が高いのも特徴です。
かぼちゃ
かぼちゃにも、ビタミンCやビタミンEが豊富に含まれています。
100gに対しビタミンC40mg、ビタミンE4.5mg含まれており、かぼちゃ1つが約1,200gと考えれば一度でかなりの栄養素が摂れるでしょう。
また、かぼちゃは活性酸素の働きを抑える抗酸化物質もありますので、煮物にしたりホットケーキに混ぜたり、工夫しながら摂りましょう。
発芽玄米
発芽玄米には、ビタミンEが大量に含まれています。
白米に含まれるビタミンE量が100gあたり0.1mgであるのに対し、発芽玄米は1.5mgとされています。
また、食物繊維が多く老廃物の排出やデトックス効果もあるため、シミ対策だけでなく肌のターンオーバー機能正常化を意識したい人にオススメです。
鮭
鮭は、特にビタミンEが豊富です。
100gあたり2.08mg含まれる上、鮭の赤い色を出すアスタキサンチンという天然栄養素も含まれ、共に高い抗酸化作用が期待できます。
フレークなどで手軽に食べる方法もありますので、取り入れてみましょう。
大豆食品
大豆食品には、イソフラボンが多く含まれています。
納豆100gの場合73.5mg、豆腐100gの場合20.3mg、油揚げ100gの場合39.2mgなど、食べる方法によって摂取量は多少異なります。
他にも、味噌・醤油・豆乳・おからなどにも含まれていますので、飽きずに無理なく続けられるよう食品を変えていくのもよさそうです。
シミ予防で控えたい食べ物は?
反対に、シミ予防したいときに控えたい食べ物を紹介します。
少量バランスよく摂る分には問題ありませんが、過剰摂取や暴飲暴食すると却って肌状態を悪化させてしまう可能性がありますので注意しましょう。
糖質が多い食べ物
糖質は体のエネルギーを生み出す大事な栄養素なので欠かすことはできませんが、糖質ばかりに偏ってしまうことは避けましょう。
脂質やタンパク質と糖質が結びつくことで肌のハリを生み出すコラーゲンが破壊され、シミの原因になってしまう可能性があります。
また、血液の粘度が高まって肌のターンオーバーを損ねたり、カロリーの過剰摂取で太りやすくなったりすることも想定されますので、ほどほどにしておくのが理想です。
油分が多い食べ物
食事に豊かなうまみや十分な満腹感を与える油分や脂質も、食べすぎることでデメリットが大きくなってしまいます。
特にビタミンAやビタミンEは油に溶けやすい性質があるため、せっかく摂取しても油っぽい食事と一緒だと吸収率が悪くなってしまうのです。
また、脂性肌になったり高血圧になったりする恐れもありますので、生活習慣病予防のためにも少な目にしておくのがよいでしょう。
柑橘類
柑橘類にはビタミンCが豊富に含まれているため適度に食べる分にはおすすめですが、過剰摂取することでフロクマリンも大量に摂取してしまいます。
これは紫外線が肌に吸収されやすくなる効果があるものですので、メラニン色素が生み出されやすくなるのです。
無理して大量に食べすぎることのないよう注意しておきましょう。
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食べ物で摂取しきれない栄養素はサプリメントで補おう!
食べ物だけで全ての栄養素を理想通り摂取するのは、なかなか難しいものです。
また、栄養素を意識するあまりカロリーオーバーになってしまうのもよくありません。
無理して食事だけに頼りすぎることなく、サプリメントでサポートする方法もありますので相談してみましょう。
また、予防の一環として肌のターンオーバー機能を正常に保てるよう、ピーリングするのも効果的です。
美容皮膚科では正しいスキンケア法や予防法の指導も行っていますので、食事にプラスアルファしたい人は相談してみるのがおすすすめです。