肝斑のレーザー治療は悪化することも。失敗しないクリニック選びの方法をご紹介

投稿日:2021.08.11

肝斑はシミの一種ではありますが、レーザー治療に向いていないことをご存知でしょうか

 

シミの治療経験が浅いクリニックで肝斑のレーザー治療を行ってしまい、治療前より濃くなったり肌状態が悪くなったりしてしまう人も少なくないようです。

 

今回は、肝斑とレーザー治療の注意すべき相性について解説します。
また、失敗しないクリニック選びの方法も紹介しますので、後悔する前に目を通してみてください。

 

 

 

肝斑と他のシミを見分けるのは難しい

肝斑はシミの一種であることに間違いはありませんが、実は他のシミとはタイプが異なります。

専門医でも肝斑と他のシミを見分けることは難しく、「シミ=レーザー治療」と一括で進めてしまうのは危険だと思っておきましょう。

 

 

肝斑とは

そもそも肝斑とは、30代~40代以降の女性にできやすいシミです。

閉経後に特に出現率が高まることからホルモンバランスが影響していると言われ、生理・妊娠・低用量ピルの服用によって濃くなることも多いシミとして知られています。

刺激を加えることで悪化することが多く、そのためレーザー治療や光治療など外的刺激を加えてメラニン色素を直接破壊する治療法とは相性が悪いのです。

 

 

肝斑と他のシミの違いとは

肝斑と他のシミは一見よく似ていますが、詳しく診察することで違いを見抜くことが可能です。

肝斑は鼻筋を中心に左右対称にできることが多く、頬・額・鼻周りによく出現します。

また、肌の内側からぼんやり浮き出るようなシルエットになることが多く、肝斑とそうでない健康的な肌の境目がはっきりしないのも特徴です。

斑な地図のように見えるのであれば、肝斑を疑っていいかもしれません。

 

 

 

間違って肝斑にレーザー照射してしまうと

間違って肝斑にレーザーを照射してしまうと、かさぶたになった後で色素沈着が起こる可能性が高いです。

シミを消したかった場所が黒く目立つようになったり、肝斑と健康な肌の境目が際立ってしまったりするかもしれませんので、十分注意しましょう。

 

また、場合によってはレーザーの照射が強すぎて白斑化する恐れもあります。

肌が白く色抜けしたようになってしまい、その部分の肝斑も消えることもありませんので、肝斑治療の実績が高いクリニックに任せるのがおすすめです。

 

 

 

シミの自己診断は危険!

シミのタイプを自己診断することは、大変危険です。

 

シミには、肝斑以外にも老人性色素斑やそばかす(雀卵斑)、ADM(後天性真皮メラノサイトーシス、両側性遅発性太田母斑様色素斑)など多数の種類に分かれます。

どうしても「顔に茶色く模様のようなものができた=シミ」と考えてしまいがちですが、原因・タイプ別に治療法やアプローチが変わるということを知っておきましょう。

丁寧なクリニックでない場合、「シミができたのでレーザー治療をしたいのですが」と相談されたことを理由に、カウンセリングや診察に時間をかけずそのままレーザーを当ててしまうことも考えられます。

安易に自己判断せず、どのタイプのシミなのか見抜いてもらうことが肝心なのです。

 

 

 

クリニックを選ぶ際に注意したいこと

最後に、クリニック選びの際に注意したいポイントを紹介します。

以下の点に気を付けながら、自分に合ったクリニックを探していきましょう。

 

 

治療経験が浅いクリニックに依頼しない

第一に、治療経験が浅いクリニックに依頼しないことです。

特に肝斑と他のシミを見分ける技術に長けていないクリニックや、シミ治療が専門外のクリニックに注意しましょう。

そのため、事前にHP・口コミ・医師の経歴などを参照しながら過去の治療実績をチェックしておくことがおすすめです。

反対にシミ治療に詳しいクリニックであれば、肝斑と見抜いたうえで適切な治療法を提案してくれるでしょう。

 

 

カウンセリングが無料 or 破格

カウンセリングが無料もしくは破格の料金の場合も、注意しておくとよいでしょう。

本来カウンセリングとは、シミのタイプ・原因・シミ以外の肌状態・日常的な習慣や生活の癖を参考にしながら診断し、治療法を相談していく場です。

数分で終わる一方的な問診だけでカウンセリングと謳い、即治療に入って回転率を重視するようなクリニックがあれば、避けた方がよいでしょう。

 

 

期間限定のキャンペーンやクーポンがある

キャンペーンやクーポン自体が悪いわけではありませんが、期間限定を謳い、その場で治療するかしないか選択を迫るクリニックも要注意です。

「今決めないと通常料金になる」と破格の金額を提示する悪質なクリニックの場合、後でキャンセルしようにもキャンセルできなかったり大きな違約金を課そうとしたりする場合もあるでしょう。

多少時間とお金をかけてでも満足のいく治療ができるよう、選択の軸をブラさないよう意識することが肝心です。

 

 

シミタイプ別の治療法が確立していない

クリニックによっては、シミには一律でレーザー治療を勧めるケースもあるようです。

実際にはシミのタイプ別に適した治療法は異なりますし、患者さまの予約・ダウンタイムが取れるかどうか・治療後のメンテナンス頻度などに関するさまざまな要望を聞きながら提案するのが理想です。

タイプ別の治療法が確立しない場合、今回問題としているように肝斑へレーザーを当ててしまったり、反対に他のタイプのシミなのに効果的でない治療を提案してしまったりすることもあるでしょう。

 

 

医師による診断が行われない

医師による診断がなく、無資格のカウンセラーにカウンセリングを任せきりにしているクリニックも避けましょう。

医師は実際の治療だけを行い、事前のカウンセリングや後で行われるアフターフォローやメンテナンスにはほぼ関与しないということもあるようです。

有資格者でないとシミの判断ができなかったり、持病に合わせて治療法を選べなかったりするため、入り口から医師によるサポートが受けられるクリニックにするのが理想です。

また、直接施術する医師と事前にコミュニケーションを取っておくことで、当日の緊張もほぐれやすくなります。

 

 

デメリットの説明をしてくれない

ダウンタイムや痛みなど治療に際してやむを得ず必要になるデメリットをきちんと説明してくれないクリニックも、要注意です。

カウンセリング時にはメリットや高い治療効果だけを伝え、治療後になって「思っていた治療と違う」「こんなはずでなかった」となっては本末転倒です。

その後の予定や治療プランが大きく崩れてしまう可能性もありますので、事前にデメリットやメンテナンス計画に至るまで詳しく説明してもらいましょう。

齟齬がなければ、満足のいく治療を選びやすくなりそうですね。

 

 

 

まとめ

肝斑は、シミの一種でありながら他のシミ治療とは異なる方法が適しています。

きちんとカウンセリングや診断を受けずに肝斑にレーザーを当ててしまった場合、色素沈着が起きて却ってシミや黒ずみが目立つようになったり、白斑が起きて肌がまだらに白くなってしまったりする恐れがありますので、十分注意しましょう。

カウンセリング時には、質問は遠慮せず徹底的に聞くよう心掛け、その質問にひとつひとつ丁寧に回答してくれるクリニックを選ぶのが理想です。

また、クリニックの施術実績や治療プランの幅なども参考に、自分に合った後悔のないクリニック選びをしていきましょう。

 

トキコクリニックでは、肝斑治療はもちろん、肝斑かどうかわからないシミを治したい方からの相談も多く承っています。
気になる症状がある人は、お気軽にご相談ください。

 

この記事を監修したドクター

総院長

小村 十樹子(こむら ときこ)

1992年神戸大学医学部卒業後、アトピー性皮膚炎やニキビ治療に専念。1996年10月に、心と身体と肌の健康を目指した美容皮膚科クリニックを開設。従来の美容治療は勿論のこと、病気にならないための治療、ガン予防、アンチエイジング治療に熱を燃やして、治療を展開中。

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