トレチノインの効果は肝斑などのシミ取りだけじゃない?ニキビやシワにも効きます

投稿日:2021.09.08

肝斑などのシミ治療を検討していると、「トレチノイン」という単語に出会うことがあります。

シミ治療に非常に効果的であるとして有名な成分ですが、

実はシミ以外の症状にも高い美容効果を発揮することをご存知でしょうか。

 

今回は、トレチノインに関する基本的な概要や、効果のある肌トラブル、副作用やトラブルへの心配など、幅広く解説します。

 

「そもそもトレチノインって何?」

「どんな症状に効果があるの?」

という素朴な疑問をお持ちの方は、ぜひ目を通してみてくださいね。

 

 

 

トレチノインとは?

トレチノインとは、ビタミンAであるレチノールの誘導体です。

ビタミンAの50~100倍程度も活性があると言われており、食事やサプリメントだけでは補えない量を一気に導入することが可能です。

別名「オールトランスレチノイン酸」と呼ばれることもあり、美容業界だけでなく医療業界で活用されることも多い成分です。

 

元々は、ニキビの治療薬として使用されるシーンが多くありました。

長年の研究によりニキビ以外への効果も実感され、今では肌トラブルの治療だけでなく肌質改善やアンチエイジングにも活用されています。

汎用性が高く、注目を浴びている成分であることが分かります。

 

また、多くの場合は肌に直接塗る外用薬であることが大半ですが、中には内服する治療もあります。

症状の程度や患者様の希望によって使用の方法はさまざまです。

 

 

 

トレチノインは肝斑などのシミ治療に有効

肝斑は、もやっと内側から滲み出るようなシミとして有名です。

ホルモンバランスの影響が大きいと言われており、生理周期や閉経のタイミングによって濃くなったり薄くなったり、対処法に困る方も多いでしょう。

 

トレチノインは、肝斑などのシミ治療に有効です。

表皮角化細胞の増殖を促進したり、それに伴う表皮のターンオーバー機能を促進したりする機能があるため、新しい肌に生まれ変わりやすくなります。

肝斑を始めとするシミの原因は、ほとんどの場合メラニン色素の蓄積によるものです。

通常であれば自然に体外へ排出されるはずのメラニン色素が、紫外線・ホルモンバランス・加齢の影響で体内に蓄積することでシミとなって現れるため、新しい肌に生まれ変わるターンオーバー機能促進はシミ治療にとても有効なのです。

 

また、肝斑は老人性色素斑やそばかすとの見分けがつきづらく、誤った治療法を選択してしまうと却ってシミが濃くなったり肌の色が白抜けしたりするリスクがあります。

最初から肝斑に有効だと分かっている治療法を選択すればこのリスクは大きく減らせますので、初めて治療に踏み切る人にも向いている手法だと言えるでしょう。

 

 

 

トレチノインのニキビへの効果は?

トレチノインは、元々ニキビ用の薬として活用されていた背景もあり、ニキビ治療に高い効果を発揮します。

アメリカの厚生労働省に当たる食品医薬品局FDAからニキビ用の治療医薬品として認可されていることもあり、世界中で活用されています。

 

ニキビの原因は、皮脂腺の機能が過剰に働くことで毛穴入り口に角質が溜まることで生じます。

毛穴に蓋をするような形になるため清潔感を保ちにくく、ときには膿が蓄積してしまうこともあるでしょう。

 

トレチノインは皮脂腺の機能を正常な範囲内に抑えるよう働きかけてくれます。

ニキビが改善した後も継続的に治療していけば、肌に残ってしまったクレーター状の跡にも効果的なのです。

 

 

 

シワへの効果は?

トレチノインは、肝斑を始めとするシミやニキビ・ニキビ跡だけでなく、シワにも効果を発揮します。

肌の弾力性やハリをキープする要素であるエラスチンの生成を促進する機能があるため、たるんだ肌やシワを改善してくれます。

肌のハリをキープし、若見えする綺麗な肌を得やすくなるでしょう。

 

また、コラーゲン生成効果が高いことでも有名です。

真皮層内でコラーゲンを生成してくれるため表皮の角化細胞を増殖させやすく、表皮を厚くし、ヒアルロン酸などの粘液性物質の分泌も高まります

紫外線・摩擦・乾燥などの外的ダメージに強いお肌になるため、アンチエイジングや今後の肌トラブル予防のためにトレチノインを活用する人も多いのです。

 

 

 

トレチノインの副作用

トレチノインの使用によって生じる副作用は、軽微ながら存在します。

ここでは、副作用の内容や寛解までの期間を確認していきましょう。

 

 

どんな副作用があるの?

例えば、トレチノインを塗った部分の肌が日焼け後のようにポロポロと剥がれ起きてきたり、少し熱をもって赤くなったりすることが想定されます。

特に目や口の周りなど皮膚が薄い箇所に塗った場合や、量を塗りすぎた場合に起こりやすいため、医師による適切な量調整が必要です。

反対に、Tゾーンやアゴなど皮膚が厚い部分に塗布するのであれば、比較的副作用は抑えやすい傾向にあります。

 

 

寛解までの期間は?

ほとんどの場合、当日~3日程度で症状は寛解します。

ポロポロと剥けてくる皮膚は角質ですので、特段害のあるものではありません。

肌が生まれ変わるに当たって古い角質や細胞が剥がれ落ちている証拠でもありますので、無理に引っ張って剥がそうとせず、自然に任せてターンオーバーを待つのがおすすめです。

これが全て落ち切ると更にトレチノインの吸収率が上がりますので、最初だけの辛抱だと思っておくのがよいでしょう。

気になる症状があれば、トレチノインを処方されたクリニックに対処法を聞いてみましょう。

 

 

アレルギーなどへの心配はある?

トレチノインは、何もしなくても血液中を流れている成分です。

そのため、重篤なアレルギー症状や抗原抗体反応を引き起こす恐れもかなり少なく、使用しやすいものだと言えるでしょう。

心配な方には、パッチテスト含め丁寧なカウンセリングを行うことも可能です。

アレルギーがあるけれど肝斑やシミ・シワへの治療を諦めたくない!という方は、医師に相談してみましょう。

 

 

トレチノインが使えない人はいる?

妊娠中・授乳中の女性にはトレチノインを処方しないクリニックが多いです。

肌に塗るのではなく内服するタイプのトレチノインは、特に避けておいた方がよいでしょう。

しかし、投与量や吸収率を計算し、外用薬のみ処方するクリニックも存在します。

医師によって考え方が異なるポイントでもありますので、小さなお子様がいる方や、妊娠中もしくは妊娠を希望している方は事前にその旨医師に伝えておきましょう。

また、トレチノインが使えない場合でも、肝斑・その他のシミ・ニキビ・シワなどに効果的な治療法は複数存在します。

お子様が生まれて忙しくなる前に治療したい!という方もいますので、まずは相談から始めましょう。

 

 

 

まとめ

ニキビやシミに悩んでいる人は、トレチノインを活用してダウンタイムを抑えながら治療することがおすすめです。

直接的な肌トラブルだけでなく、アンチエイジングや肌質改善の効果もありますので、積極的に取り入れていきましょう。

 

トキコクリニックでは、トレチノインを始めとするさまざまなシミの治療方法があります。

症状・肌質・予算・ダウンタイムや痛み・効果が表れてほしいタイミングに合わせてオーダーメイドで治療法を考えますので、「どの治療法にすればいいか分からない」という方はお気軽にご相談ください。

満足できる結果が表れるよう、ご協力させて頂きます。

 

この記事を監修したドクター

総院長

小村 十樹子(こむら ときこ)

1992年神戸大学医学部卒業後、アトピー性皮膚炎やニキビ治療に専念。1996年10月に、心と身体と肌の健康を目指した美容皮膚科クリニックを開設。従来の美容治療は勿論のこと、病気にならないための治療、ガン予防、アンチエイジング治療に熱を燃やして、治療を展開中。

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