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ニキビの治し方は?即効3STEPを皮膚科医が解説
ニキビ
目次
ニキビができてしまうと痛みや腫れを伴うことが多く、人の目も気になり、憂鬱な気分になってしまうことがあるでしょう。
メイクや洗顔に気を遣うなど、日常生活に影響が出ることも少なくありません。
また、不適切な自己処理をしてしまって、跡が濃くなってしまうなどのトラブルも絶えないものです。
今回は、ニキビを即効で治す方法を皮膚科医が解説します。
今まさにニキビができて困っている人はもちろん、日常的にニキビができやすくて悩んでいる人も参考にしてみてください。
Step1:まずは炎症を抑える!
ニキビができてしまったときは、まず炎症を抑えて悪化を防ぐことが大切です。
放置し続けるとアクネ菌や細菌の働きが活発化し、赤みや痛みを伴って化膿してしまうケースもあるため、特に気をつけておきましょう。
まずは、下記3つのステップで炎症を抑えることを優先します。
①消毒をする
市販の皮膚用消毒液などを使って消毒をします。ニキビやアクネ菌が活性化することで生じるため、炎症を抑えるための方法です。ガーゼやティッシュなどに含ませて優しくトントンと消毒し、決してゴシゴシ擦らないよう意識しましょう。
※消毒液でかぶれやすい方や、乾燥しすぎるとかえってニキビを悪化させてしまう原因にもなりかねません。市販薬品のご使用は自身の肌に合うか注意が必要です。
②抗生剤を内服する
皮膚科で処方してもらう抗生剤を内服する方法もあります。
菌が原因の体調不良や風邪のときに使用するイメージがある抗生剤ですが、同じく菌が原因であるニキビなどの皮膚疾患にも活用できます。
毛穴の詰まり防止になる薬も多く、ニキビが治った後の肌状態をよくする意味でも効果的です。
※抗生剤をやめたら再発してしまうニキビは別のアプローチで治療が必要です。抗生剤の長期服用はお勧めしません。
③外用薬を塗布する
内服薬と同様に、抗生剤が配合されている外用薬を使用することも可能です。
肌表面を乾燥から守りながらダイレクトにニキビへと効くため、即効性が高いものが多いことも特徴です。
また、抗炎症成分・殺菌成分・抗菌成分が含まれているものもありますので、医師に相談しながら決めていきましょう。
Step2:清潔を保ち悪化を防ぐ!
肌の消毒を続けながら意識したいポイントは、清潔を保つことです。
毎回正しく消毒していても、汚れた手で触る機会が多かったり洗顔が不十分であったりする場合、ニキビが悪化してしまうこともあるため注意しましょう。
下記のポイントを抑え、改めて清潔な環境かをチェックすることがおすすめです。
①正しい洗顔と適度な保湿
ニキビはダメージや刺激に弱いですが、かといって洗顔を一切しないこともNGです。
手で直接こすらず、泡でくるくると囲むようにしながら洗顔し、清潔を保ちましょう。
また、洗顔後のスキンケアもしっかりおこない、乾燥ダメージから守ってあげることも大切です。
そっと染み込ませるようにして保湿すれば、肌への刺激も最小限に抑えられるでしょう。
②枕は清潔?
意外と盲点なのが、枕の清潔さです。
毎日使う枕は意外と雑菌が多く、湿気がこもりやすいことも加わって一晩で一気に増殖するとも言われています。
髪が生乾きのまま寝る人や、枕カバーをあまり交換しない人は、特に要注意だと言えるでしょう。
ニキビができているときは毎日枕カバーを変え、清潔な状態で寝ることが大切です。
また、うつ伏せや横寝など枕と肌が接触する寝方をなるべく避けていくことも効果的です。
③刺激を避ける
洗顔時のゴシゴシ、枕と肌の擦れなどに配慮するほか、日常生活における肌への刺激をなるべく避けてみるよう意識します。
例えば、乾燥による刺激や、紫外線による刺激も対象です。
ついつい手で肌を触りそうになったときも、コットン・ティッシュ・ガーゼなどを使って手が直接触れないようにするのがよいでしょう。
頻繁に手洗いしていても手の雑菌を完全にゼロにはできないため、なるべく触れないようにすることが肝心です。
また、スキンケアアイテムを低刺激のものにしたり、髪の毛が肌についたりしないようにするのもおすすめです。
④ピーリングでターオーバー正常化
ピーリングをして肌の老廃物や角質を除去し、ターンオーバー機能を正常化させるのもよいでしょう。
肌細胞の生まれ変わりが早くなるため、その分アクネ菌や雑菌の排出力も高まり、治りが早くなります。
その後も健康的な肌をキープしやすくなるため、ニキビができてしまったことをポジティブに捉え、新たな取り組みとして導入してみてはいかがでしょうか。
Step3:生活習慣や食生活の見直す!
ニキビは、睡眠・食事・運動などの基本的な生活習慣を整えることで予防できます。
下記のような要素を見直し、自分の生活のなかで見直すべきポイントがないか探っていきましょう。
寝不足やストレスは肌代謝が悪くなり治りも遅くなる
寝不足によるニキビは「ストレスニキビ」とも呼ばれ、肌を休ませる時間が短いからこそ起きる症状として知られています。
そのため、なるべく睡眠時間を長くとり、体も肌もしっかり休ませてあげましょう。
また、睡眠時間そのものが短いケースはもちろん、就寝・起床のタイミングが一定でなく不規則な場合も、ニキビが出やすくなるため注意が必要です。
夜勤などがあって日常的に不規則な生活をしている人は、「1日7時間は寝る」「遅くとも24時には寝る」など、できる範囲で努力してみましょう。
同時にアロマグッズを使ってリラックスしてから就寝したり、就寝前にぬるま湯で半身浴をしてみたり、睡眠の質を上げるための対策をするのも効果的です
食生活も影響する為見直しを
高脂質・高糖質な食べ物ばかりに偏っていると、ニキビができやすくなります。
インスタント食品・チーズ・洋菓子・スナック菓子・ナッツ類・揚げ物・パンや麺類など主食系ばかり好んでいる人は、食習慣を見直した方がよいでしょう。
まずは、なるべく野菜中心の食事を摂り、脂っこくないものを優先するのがおすすめです。
ニキビに効くことはもちろん、肌全体のコンディションも整うため、美容面での効果も高いとされています。
どうしても好きなものを食べたいときもありますが、時にはインナーケアに目を向け、前後の食事でバランスを整えるなど意識しておきましょう。
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皮膚科を受診して確実に治そう
ニキビは誰にでも起きる疾患でありながら、自力でキレイに治すのが難しいものです。
無理にニキビを潰してしまって後でクレーター状になったり、いつもの癖で触ってしまい却って雑菌が繁殖してしまったりすることもあるため、無理に自己処理しない方がよいでしょう。
理想的な対処法は、皮膚科に相談することです。
滅菌器具を使ってニキビから膿を出したり、インナーケアをして内側から治したり色々な手法がありますので、希望と照らし合わせながら対処法を考えていきましょう。
トキコクリニックでは、25周年を記念して「ニキビ治療定額プラン」を始めています。
1ヶ月33,000円(税込)のなかに、トキコオリジナルピーリング(最大2回分)とアクネバランサー(最大4回分)が含まれたセットであり、いつもよりお得に治療することができます。
「ニキビだけでわざわざ皮膚科を受診していいの?」
「皮膚科でのニキビケアはものすごくお金がかかりそう…」
と躊躇った経験のある方でも、ぜひお気軽にご相談ください。
20年以上ニキビ治療に携わってきた経験を活かし、オーダーメイドのアドバイスをさせていただきます。
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