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【メンズ】ニキビ跡の治すセルフケアの方法!
ニキビ

目次
昔は「美肌治療=女性のもの」というイメージが強かったですが、今は男性でも肌ケアや美肌治療に積極的な人が増えています。
肌がきれいな人は男女問わず清潔感があり、初対面の印象もよくなることから、ケアに力を入れるようになっているのでしょう。
今回は、男性のニキビ跡治療について解説します。
男性ニキビと女性ニキビの違いにも触れますので、ぜひ参考にしてみてください。
メンズのニキビ跡の種類とそれぞれの原因とは?

まずは、男性にできやすいニキビ後の種類を知っておきましょう。
自分のニキビ跡がどのタイプに近いか照らし合わせることで、治療法も探しやすくなります。
赤み
ニキビ自体は完全に治っているものの、炎症が起きていた期間が長く、赤みとなって現れてしまっている状態です。
長期間炎症が起きていたことで皮膚組織が受けたダメージが完全に回復しきっておらず、毛細血管に含まれているヘモグロビンの色が透けて見えることで生じます。
ニキビではなく炎症の残りであるため、ニキビだと勘違いして無理に潰そうとするとより赤みが酷くなるケースが多く、肌へのダメージが蓄積してしまいます。
自然治癒が難しいため、コンシーラーなどの化粧品でカバーする他ないのが特徴です。
色素沈着
ニキビができているときに肌のメラニン色素生成が活発化し、ニキビがあった場所にのみ色素沈着が起こってしまっている状態です。
肌のターンオーバー機能が乱れてしまっているため新たな肌細胞ができづらく、古い角質や老廃物がそのままになることも多いため、ニキビ跡以外にもさまざまなトラブルが生じやすくなります。
症状が軽い場合は半年から1年間程度あれば目立たなくなることが多いですが、症状が重かった場合はなかなか自然治癒することは難しいでしょう。
また、外仕事やアウトドアなどで日常的に紫外線を浴びる頻度が多い場合、症状がよくなりづらいことが特徴です。
クレーター(凸凹のある肌)
ニキビができていたときの炎症が肌の真皮層まで到達してしまったことで、治癒後にクレーター(凸凹肌)として現れてしまっている状態です。
毛穴周辺の組織が過剰に破壊されたことにより、肌の自己治癒能力も活性化されすぎてしまい、一部だけコラーゲンがたくさんできて凸凹してしまうことが原因とされています。
アイスピック型やボックス型などさまざまなタイプがありますが、眉間・鼻周り・こめかみ・フェイスラインなどにできやすく、体質も大きく関係しています。
肌が固くなってしまっていることが多いため塗るタイプの美白化粧品やビタミンCが浸透しづらく、自力で元の状態に戻すことは非常に困難です。
ケミカルピーリングやレーザー治療で治すことができますので、美容皮膚科などに相談するのがよいでしょう。
ニキビ跡に男女差はある?

ここでは、ニキビ跡に関する男女差について紹介します。
男女問わずニキビやニキビ跡に悩まされる方は多いですが、体質の違いなどについて理解し、対策していくことが肝心です。
テストステロン(男性ホルモン)の影響
テストステロン(男性ホルモン)は健全な成長のために欠かせないものですが、思春期に過剰分泌されることで、ニキビの原因になってしまうことがあります。
例えば、テストステロンの代表的な効果として、皮脂分泌の増加が挙げられます。
皮脂が過剰に増えてしまうことで毛穴の詰まりや角質の増加が起こり、それを栄養分としてニキビの原因菌であるアクネ菌が増殖してしまうこともあるでしょう。
自分でコントロールできない要素だからこそ、ニキビができてからの対処が肝心だと分かります。
正しいスキンケアをする人が少ない
スキンケアや美容対策をする男性が増えてきているとはいえ、まだまだ女性に比べて絶対数が少ないのが現状です。
また、正しいスキンケアをする人が少なく、ゴシゴシこするような洗顔をしたり化粧水や保湿剤で乾燥対策をしたりする人もあまりいないのではないでしょうか。
マリンスポーツやアウトドアをするときくらいしか日焼け止めを塗らない、という人の声も多く耳にします。
正しいスキンケアを身につけ、ニキビを酷くしないよう意識しておくのがおすすめです。
メンズニキビを作らないセルフケアとは?

最後に、メンズニキビを作らないためのセルフケア法を紹介します。
既にできているニキビを酷くしないためにも、そもそもニキビのできづらい肌を目指すためにも、ぜひお役立てください。
洗顔
基本的に、朝・晩の1日2回洗顔するのが理想です。
運動や仕事で汗をかいたあとは、なるべく都度洗顔して汚れや目に見えないホコリから肌を守るのがよいでしょう。
洗顔時には、指や手のひらでゴシゴシ擦ったりせず、洗顔フォームを泡立てて泡で洗うようにするのがポイントです。
軽く顔をすすいでから泡を手に取り、Tゾーン→頬・顎・フェイスライン・目元や鼻・最後にもう一度Tゾーンの順でくるくる円を描くようにして洗います。
最後はぬるま湯で泡が肌に残らないようしっかりすすぎ、タオルで水分をふき取るときも擦らず軽く抑えるようにしていくとよいでしょう。
また、洗顔後には保湿が欠かせません。
べたつきが気になる場合はさっぱり系の水っぽいテクスチャが特徴的な化粧水でも問題ありませんので、顔の中心から外側に向けて手のひらで抑えるようにして塗っていきましょう。
最後により浸透させるよう手のひら全体でしっかり押さえ、まぶたや目の周りも含めて潤していくことがおすすめです。
刺激を与えない
前述の通り、洗顔時に指や手のひらでゴシゴシ擦ったり、タオルでぬぐい取るように水分をふき取ったりするのは避けましょう。
ニキビができているときは更にダメージを与えてしまい治りが遅くなるほか、肌表面が少しずつ傷つき細菌や汚れに弱くなってしまいます。
小さなスキマから細菌感染して肌荒れを起こすケースもありますので、なるべく優しく扱いましょう。
また、汗をかいたらこまめに拭いたり、ホコリや砂っぽくなる作業をしたり後は洗顔したり、肌をつねに清潔に保つことも第一歩です。
水分補給や栄養素を摂取
日常的に十分な水分補給をおこない、肌を乾燥から守ることもおすすめです。
乾燥すると肌にダメージが蓄積されたり、乾燥を防ごうとしてより皮脂の分泌が過剰におこなわれてニキビができやすくなったりするため、ニキビを防ぎたいときほど保湿しておくことをおすすめします。
また、バランスのよい食事を意識し、栄養状態に気をつけましょう。
ファーストフードや揚げ物など油分の多い食事や、米・パスタ・麺類・パンなど糖類の多い食事に偏っていると肌バランスが崩れるため、和食や野菜中心の生活になるよう少しずつ食事を見直していきましょう。
紫外線対策
紫外線はニキビの原因になるだけでなく、既に治ったニキビを少しずつ悪化させて色素沈着を起こす原因となります。
日焼け止めや帽子を活用し紫外線対策をおこない、肌をずっと太陽光にさらしつづけないようにしてみましょう。
日傘など本格的な日焼け対策に抵抗感がある方は、飲むタイプの日焼け止めを使ってインナーケアするのもおすすめです。
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まとめ
男性にも女性にもニキビは生じるものですが、スキンケア不足や誤った洗顔により症状を悪化させてしまう男性が多いことに着目しておきましょう。
「繰り返しニキビができてなかなか治らない」「肌に凸凹ができて見た目が気になってしまう」という方は、美容皮膚科に相談することをおすすめします。
トキコクリニックでも、男性からの相談を受け付けています。
気になることや「こんなこともできる?」という素朴な質問も、一度お気軽にご相談ください。
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