美容コラム

Beauty column.

イボ取りは皮膚科で!種類や原因、治療方法を解説

イボ

イボは顔だけでなく首筋・手・足・体など広範囲にできやすいできものであり、服に隠れない部分にあると目立つことが多いです。

見た目のコンプレックスになるため自分に自信が持てなくなるだけでなく、場合によってはウイルスが家族に移ったりさらに増殖して症状を悪化させたりするケースもあるため、早めの対処をしておくとよいでしょう。

 

今回は、皮膚科でおこなうイボ取り治療について解説します。

 

イボの種類・できてしまう原因・代表的な治療法など幅広く解説しますので、イボにお悩みの方はぜひご覧ください。

 

 

イボの種類

まずは、イボの種類を解説します。

イボは一見するとどれも凸凹しているため同じように見えますが、原因別に種類が分かれることを知っておきましょう。

 

ウイルス性のイボ

イボは加齢によって生じるものだと思っている方も多いですが、実は若年層でもイボができてしまうことがあります。

特にヒトパピローマウイルスというウイルスが皮膚に生じた小さな傷から入り込んでイボになることが多く、ウイルス性のイボは意外にも多いのです。

痛みを生じないため顔など目立ちやすい場所にないと気づきづらく、自覚症状もないことが多いでしょう。

ウイルス性のイボについて解説します。

 

・尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)

尋常性疣贅は、ウイルス性のイボのなかでも特にメジャーなものであり「糸状疣贅」や「モザイク疣贅」と呼ばれることもあります。

手のひらや足の裏などに多く、あまり凸凹することなく比較的滑らかであることが特徴です。

しかし凸凹が少ないながらも手触りがざらざらしているため、尋常性疣贅のできる場所によっては不快感を覚えることもあるでしょう。

特に顔や首などにできた場合は長細い突起状になることも多く、白っぽく地肌と違う色になることで目立ちやすいというデメリットも生じます。

いくつかの疣贅がくっついて敷石や鱗のようになることもあり、目立つ箇所に出来ると見た目のコンプレックスになる事も。

 

・青年扁平疣贅(せいねんへんぺいゆうぜい)

青年扁平疣贅 は子どもや若年層にできることが多く、顔や腕などに生じます。

特に若い女性に多いことが近年分かってきており、「青年」を除いて「扁平疣贅」と呼ばれることも増えてきました。

丸く盛り上がる形態ではなく平べったく少し広がりを見せるイボになることが多く、多発しやすい傾向にあります。

小さな突起が並ぶようにしてたくさんできることもあり、なかには複数できて線状に発生しているケースも目にします。

小さく茶色っぽい形態をしていることからシミやおできと勘違いしてしまう人もおり、青年扁平疣贅であることを的確に見抜いたうえで治療方針を確立させることが欠かせません。

 

・尖圭コンジローマ

尖圭コンジローマは、性器や肛門の周辺に小さくぷつぷつしたよう形状で生じるイボです。

男女問わずウイルスに感染することで生じるイボであり、粘膜に生じた目に見えない小さな傷から入り込む性感染症のひとつとして知られています。

最初は1mm前後の小さなイボであるため本人でも気づかないことが多いですが、そのまま気づかず放置していると3mm程度まで肥大し、ザラザラした手触りになることがあります。

なかにはカリフラワーやニワトリのトサカのような、ぶつぶつした見た目になってしまう方も少なくありません。

場合によっては肛門内・尿道・口周り・舌などにできるケースもあり、自覚のないまま感染してしまうこともあるのです。

色は白・ピンク・褐色・黒・灰色など多種多様であり、基本的に痛みや痒みを生じません。

子宮頸がんや尿道がんになる高リスク型のウイルスではないとはいえ、不妊リスクが上がったり免疫力が低下してHIV感染率も高まったりする恐れがあるため早急に治療へと臨みましょう。

 

・伝染性軟属腫(水いぼ)

伝染性軟属腫は一般的に「水いぼ」と呼ばれることも多いイボです。

イボが発症するまでの潜伏期間が14~50日と長いため、どこで感染したか分からないまま症状が出る方が多いでしょう。

1~5mm程度の大きなであることが多く、表面がつるつるして光沢を持つことが特徴です。

頂点が陥凹していることもありますが、火傷をしたときの水ぶくれに近いイメージを持つと分かりやすくなります。

健康な皮膚から感染することは非常に稀であり、目に見えない小さな傷・肌荒れ・乾燥肌・湿疹などからウイルスが入りこむことが一般的です。

乳児から大人まで幅広く罹患するイボであり、アトピー性皮膚炎の方は特に伝染性軟属腫ができやすいため注意しておきましょう。

なかには自然治癒することもありますがほとんどがお子様のケースであり、治癒までに1~5年かかることも少なくありません。

周りの人への感染や症状が広がってしまうリスクを考えるのであれば、早めの治療に踏み切った方がよいでしょう。

 

・ミルメシア

ミルメシアは足の裏や手のひらにできることが多く、魚の目と非常によく似ています。

大きくても直径1cm程度であることが多く、白っぽく真ん中が凹んでいるまさに魚の目に似ている形状であることから、自己診断して魚の目用の薬を使ってしまう人も少なくありません。

大きくなるまで痛みや違和感が生じないことも、放置の原因になってしまっているのでしょう。

しかし魚の目の原因が皮膚の角質が厚くなって奥深くに芯ができてしまうことであるのに対し、ミルメシアの原因はヒトパピローマウイルスへの感染であり、大きな違いがあると分かります。

ヒトパピローマウイルスに感染してしまった細胞を壊死させて取り除く必要があり、表面的な魚の目治療だけでは完全治癒は難しいと理解しておきましょう。

凍結療法や内服薬の使用が効果的であり、魚の目だと思っても念のため皮膚科を受診し意見を聞いておくことをおすすめします。

 

紫外線や加齢によるイボ

イボはウイルス性だけでなく紫外線・加齢が原因のものもあります。

人に移してしまうリスクはありませんが、「イボは加齢が原因である」と考えている方も多いため老けて見える理由になるケースもあるでしょう。

若々しい見た目をキープしたいのであれば、イボ治療に踏み切ることをおすすめします。

 

・老人性疣贅

老人性疣贅中高年以降にできやすいイボであり、顔や首筋を中心に黒から茶褐色で現れることが特徴です。

「老人性イボ」という別名がついている通り、主な原因は加齢や加齢に伴う紫外線の蓄積だとされています。

60以上の人のうちほとんどに見られる症状であること、基本的に悪化することが少ないことから治療せずそのままにする人もいますが、炎症を起こしたり日常生活に不便さを感じたりするシーンがあるなら治療した方がよいでしょう。

また、老人性疣贅があると老けて見えるということから審美目的で治療に踏み切る方も多いです。

 

・老人性疣贅

老人性疣贅中高年以降にできやすいイボであり、顔や首筋を中心に黒から茶褐色で現れることが特徴です。

「老人性イボ」という別名がついている通り、主な原因は加齢や加齢に伴う紫外線の蓄積だとされています。

60以上の人のうちほとんどに見られる症状であること、基本的に悪化することが少ないことから治療せずそのままにする人もいますが、炎症を起こしたり日常生活に不便さを感じたりするシーンがあるなら治療した方がよいでしょう。

また、老人性疣贅があると老けて見えるということから審美目的で治療に踏み切る方も多いです。

また、イボであれば基本的に両性の腫瘍ですがごく稀に悪性腫瘍と診断されるケースもあるため、安易に自己診断せず医師に診てもらうことが大切です。

 

 

イボの治療方法

ここからは、イボの治療方法を紹介します。

ほぼ自然治癒することなく自己治療も難しいことから、専門家である皮膚科を頼って相談し、自分に合った治療方法を見つけていくことが近道です。

 

冷凍凝固術

冷凍凝固術とは、イボなどのできものに対し-196度の液体窒素を当てて治療していく方法です。

液体窒素は生花やゴムボールを凍らせてパリパリに砕く実験で有名ですが、治療に使われることも多く、イボ治療においては該当部分を凍らせて時間と共に壊しながら除去する方法で使われます。

ウイルス性のイボにも加齢性のイボにも効果があり、特にウイルス性のイボの場合はウイルスが回復してしまう前に複数回治療を実施するケースもあります。

 

加齢性のイボの場合、冷凍凝固術のあとに日焼けした後のような色素沈着が起きる場合もあるためあらかじめ知っておきましょう。

また、大きめの水ぶくれや血豆が生じることもありますが、皮膚にダメージを与えて治療する冷凍凝固術特有の症状であるため不安視する必要はありません。

いじったり割ったりすることでウイルスが拡散する恐れもあるため、施術後しばらくはそのままいじらず経過観察していきましょう。

 

スピール膏 (サリチル酸絆創膏)

スピール膏 (サリチル酸絆創膏)は、イボの大きさにカットした絆創膏を使用する治療法です。

イボだけでなく魚の目・タコにも使われることが多く、ドラッグストアや薬局でも販売されています。

イボやその周辺を清潔にして乾かし、スピール膏 (サリチル酸絆創膏)のサイズを合わせて貼り付けて固定してからしばらく待ってゆっくりピンセット等で剥がすだけという手軽な治療法であることから、セルフで治療したい人に受け入れられるようになりました。

完全に取れるまで複数回繰り返す必要がありますが、スキマ時間で少しずつ進めていけることがメリットだと言えるでしょう。

しかし、イボのサイズや形状によっては効果があまり見られないケースもあります。

また、ウイルス性のイボであった場合早めに除去して拡散や再感染を防ぐことが急務となるため、時間をかけながら少しずつ剥がしていく手法が適さない場合もあるでしょう。

まずは医師に相談しながらスピール膏 (サリチル酸絆創膏)による治療で問題ないか、方向性を決めていくことが肝心です。

 

レーザー治療

イボ治療におけるレーザーは、「炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)」と呼ばれることもあります。

瞬間的にイボの組織を除去することが可能で、細胞が持つ水分に反応して生まれる熱エネルギーを利用してイボを蒸散させつつ削り取ることが特徴です。

トキコクリニックでもイボやホクロの除去に最適なマシンを導入しておりQスイッチレーザーのように色素に左右されないことから、白っぽいイボでも黒っぽいイボでも治療できるようになりました。

「イボを削る」という治療法であることから痛みや出血を心配する方も多いですが、レーザー照射前に麻酔や冷却などの対応をしっかり実施することで、痛みは最小限に抑えることが可能です。

また、熱エネルギーを使うマシンであるため、傷からの出血を止めながら治療することができます。

 

ダウンタイムとして治療直後の赤みやひりつきが生じる可能性がありますが、数時間から長くて翌日で緩解します。

かさぶたは1週間から10日程度で剥がれ落ちますので、無理に剥がさずそのまま経過観察していきましょう。

 

 

イボの自己診断は禁物

イボは見た目だけでどんな原因のどんなイボかを判断することは難しく、水ぶくれ・タコ・魚の目と混同してしまうことも少なくありません。

安易に自己診断して市販薬を使うことにより、却って悪化したりウイルスを広げたりする可能性もあるため注意しておきましょう。

また、そのうち治るだろうと楽観視しているうちにイボが広がってしまうこともあり、気づいたときには治療に大きな時間がかかってしまったというケースも後を絶ちません。

「イボかな?」と思ったらまずは医師へ相談し、自分に合った治療法を確立していくことが先決です。

診察の結果万が一イボではなく魚の目やタコであった場合も、適切な治療法を提案してもらうことが可能です。

健康管理のためにも審美的な美しさを追求するためにも、「このくらいなら放っておいても大丈夫」と考えず医師に相談していきましょう。

この記事の監修者

小村十樹子

トキコクリニック 総院長
小村 十樹子
(こむら ときこ)

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