白ニキビが痛い?ニキビの段階別の症状と痛みについて解説します

投稿日:2022.04.04

ニキビは痛みや炎症を伴うものと、比較的痛みの程度が軽く早めに治るものとが存在します。

初期段階である白ニキビであれば痛くないと考えてしまいがちですが、実際は痛みや炎症を伴う黄ニキビや紫ニキビに発展してしまうことも少なくありません。

 

今回は、ニキビを段階別に分けたときの症状や痛みについて解説します。

 

ニキビを綺麗に治すためにも、白ニキビだからと安易に放置することなく対処していきましょう。

 

 

ニキビの色は「進行段階」

ニキビは、状態や症状に応じて白ニキビ・黒ニキビ・赤ニキビ・黄ニキビ・紫ニキビと5段階に分けることがあります。

進行段階を見ながら判断されることが多く、症状が重くなればなるほど紫ニキビに近づきます。

 

例えば白ニキビの場合、ニキビの初期段階の症状であることが大半です。

毛穴に蓄積した皮脂・老廃物が肌表面に透けているため白っぽいぷつぷつとして現れることが多く、まだ皮膚の深層に根付いている状態ではありません。

クレンジングや洗顔不足などちょっとしたことで発生することもあり、「よくあること」として見落とされてしまいがちな症状です。

 

白ニキビを放置して皮脂や老廃物が溜まりすぎてしまうと、黒ニキビに発展します。

ぶつぶつとしたイチゴ肌になりやすく、皮脂が空気に触れて酸化することによる黒ずみが生じて目立つこともあるでしょう。

 

以降、皮膚が炎症を起こして強い痛みが生じるようになったニキビを赤ニキビと呼びます。

膿が黄色くなって肌表面に透けてくると黄ニキビとなり、毛包の壁を壊して皮膚内に膿や皮脂が広がってしまうことが特徴です。

そのまま更に悪化してしまうと紫ニキビとなり、膿の袋が弾けて強い炎症が起きていることが大半となり、治って以降も肌に跡が残ってしまうことがあります。

 

ニキビは進行段階や症状別に分けて考えられることが多いですが、可能であれば白ニキビのうちに正しい対処をして重症化を防ぐことが重要だと分かります。

 

 

ニキビが痛いとはどういう状態なのか?

ニキビには痛いものと痛くないものとがありますが、ここでは”痛いニキビ”の肌の状態について詳しく見ていきましょう。

皮脂や老廃物がどうなるとニキビが痛むのか解説していきます。

 

周囲の肌に炎症が起こっている状態

ニキビが痛むのは、毛穴周辺の肌が炎症を起こしているからです。

代表的なニキビの原因であるアクネ菌が増殖している証拠であり、皮脂や老廃物が菌の働きを助けている状態だと言えるでしょう。

痛みと共に赤くなることもあり、外的な刺激にも弱くなります。

そのため、少し手でこすったりマスクが触れたりするだけで強い痛みを生じるほか、乾燥によって痛むこともあるため注意が必要です。

 

一般的に痛いニキビは「赤ニキビ」

一般的に、痛いニキビは赤ニキビ以降だと言われています。

白ニキビの段階ではまだ毛穴に皮脂や老廃物が溜まっているだけであることが多く、アクネ菌を増殖させる理由にはなっていません。

あくまでも皮脂・老廃物が原因で膿が浮き上がり、肌表面に透けて見えることで白くなっている状態だと言えるでしょう。

また、黒ニキビも大半は痛みを伴わず、膿が酸化して黒くなっているだけです。

症状が進むと皮脂や老廃物が毛穴を塞いでしまい、赤ニキビに発展することもあるため「白ニキビだから・黒ニキビだから」と油断せず治療していきましょう。

 

赤ニキビ以降は皮脂・老廃物がアクネ菌と結びついているため、肌の内部が炎症を起こし、痛みを伴います。

アクネ菌が皮脂や老廃物を栄養源として増殖し、さらに膿の範囲が広がって毛穴を奥底から押し上げてしまうため目立つことが多いです。

手指やピンセットで潰して膿を出す方もいますが、肌表面が破裂して大きな傷ができることが多く、跡に残りやすいため自ら処置しない方がよいでしょう。

せっかく潰しても膿が完全に出てこず、症状が緩和しないどころかかえって痛くなってしまうことも少なくありません。

 

ニキビが痛いと感じたときはもちろん、可能であれば痛くなる前に治療することが大切だと分かります。

 

白ニキビも悪化すると痛くなる

赤ニキビ・黄ニキビ・紫ニキビが痛くなりやすいニキビですが、白ニキビでも痛むことがあります。

膿が1ヶ所にたくさん蓄積してしまった場合は特に赤ニキビに発展しやすく、見た目は白っぽくても炎症を起こして痛むことがあるのです。

また、白ニキビの段階で無理に潰してしまうことで肌へのダメージが蓄積され、痛みを生じることもあるでしょう。

白ニキビ段階では潰しても上手く膿が出るとは限らず、痛みと赤みだけが残ってしまうことも少なくありません。

また、乾燥や摩擦にいつも以上に敏感になるため、マスクとの擦れなどちょっとした刺激で痛みが出ることも考えられます。

正しいスキンケアをして肌を保護してあげないと、どんどん悪化してしまうことがあるため要注意です。

 

白ニキビの原因は?

ここからは、白ニキビの原因を探っていきましょう。

ニキビの原因が皮脂・老廃物やアクネ菌であることは有名ですが、そもそもこれらが肌に残ってしまう原因を探ることで、ニキビ予防のカギが見つかります。

 

毛穴のつまり

白ニキビは、毛穴が皮脂や老廃物で詰まってしまうことにより生じます。

特に思春期にニキビができやすい理由は、毛穴の詰まりが原因であることがほとんどです。

思春期は皮脂の分泌量がグッと増えますが、皮脂量に対し老廃物の排出機能が追い付いているとは限らず、結果的に肌表面や毛穴の深部に老廃物が残ってしまうことが多いのです。

毛穴の内側で老廃物が渋滞を起こすような状態になり、酸化を経て白ニキビになってしまいます。

 

また、皮脂量が多いなど元々の体質だけに留まらず、食生活や睡眠時間など生活習慣が影響して白ニキビができることもあります。

例えば油っこい食事やファーストフードばかり食べている場合、どうしても肌が油っこくなってしまうことが多いでしょう。

また、洗顔・クレンジングが不足して肌表面に汚れや皮脂が残ったり、睡眠不足で肌がダメージに弱くなっていたりすることも白ニキビの原因となります。

まずは毛穴を詰まらせないよう、野菜中心の食事やたっぷりの睡眠を心がけていくことが大切です。

 

皮脂汚れの蓄積

ニキビの原因である皮脂は、外的な要因で生じることも多いです。

例えば砂ぼこりの多い屋外で丸一日過ごしたときは、目に見えない小さな汚れが顔についてしまうことが想像できるでしょう。

また、長時間運動を続けてたくさん汗をかいた日も顔が汚れていることが多いです。

こうした汚れを洗顔でしっかり落とさないと皮脂汚れが肌表面に吸着したままになり、毛穴に入り込んで詰まらせてしまうことがあるのです。

毛穴が詰まると前述した通り酸化や膿の蓄積による白ニキビに発展するため、注意しておきましょう。

 

また、メイクをきちんと落としきれないクレンジングも皮脂汚れの原因となります。

肌をごしごし擦ることなく綺麗に洗顔しましょう。

 

ターンオーバーの乱れ

肌は通常28~30日周期で生まれ変わる「ターンオーバー機能」を持っています。

しかし、何らかの原因でこのターンオーバー機能が損なわれてしまった場合、古い角質・皮脂・老廃物がいつまでも肌に残ってしまいます。

結果として毛穴が詰まったり皮脂が残りやすくなったりするため、白ニキビの原因となることが多いのです。

 

ターンオーバー機能が乱れる原因として、間違ったスキンケア・加齢・ホルモンバランスの崩れ・睡眠不足などが挙げられます。

ニキビだけでなくしみ・しわ・乾燥・皮脂の過剰分泌などにつながることもあるため、特にターンオーバー促進対策は欠かさずおこなっておきたい項目です。

 

 

白ニキビの治療方法

ここからは、白ニキビの治療方法を紹介します。

赤ニキビ・黄ニキビ・紫ニキビなど重症ニキビに発展させることなく、跡に残さない綺麗な治療をするためにチェックしていきましょう。

 

ニキビを潰す

ニキビを潰し、ニキビのなかに蓄積している皮脂・老廃物・膿・細菌・古い角質などを全て除去することが最も手っ取り早いとされています。

 

しかし、手指やピンセットで無理矢理ニキビを潰してしまった場合、ニキビの範囲以上に肌へ穴を開けてしまうので、注意が必要です。

また、膿の袋を肌の内側で破裂させてしまうケースも多く、1~2年後にクレーターとなることも。皮膚正面の膿は綺麗に除去したように見えても毛根部分の膿は除去できておらず、炎症や酸化が進んで結果的に重症化させる恐れがあるのです。

丁寧に石鹸で洗ったつもりの手でも綺麗になりきれておらず、汚れがついて悪化することもあるため無理に自分で処理しない方がよいでしょう。

 

皮膚科では、「面皰圧出」(めんぽうあっしゅつ)と呼ばれる治療法が確立しています。

細い針やレーザーを使って必要最低限である極小の穴を開ける方法であり、無理に潰すことによるダメージが生じません。

医療器具として滅菌された器材を使うため清潔ですので、細菌への二次感染を防ぐ効果も期待できるでしょう。

面皰圧出器を使って毛根部分の膿まで丁寧に取り除くことができれば、それ以上悪化したり痛みや赤みを伴ったりすることも防げます。

 

ケミカルピーリングを受ける

ケミカルピーリングを受け、肌表面や毛穴に残っている皮脂・老廃物・角質を除去することも効果的です。

白ニキビはもちろん、赤ニキビ・黄ニキビ・紫ニキビなど重症化したニキビにもおすすめです。

ケミカルピーリングを繰り返し受けることで肌のターンオーバー機能自体が促進されやすく、内側からニキビを治すことができます。

しみ・しわ・毛穴の詰まり・くすみなどの対策としても有効であり、一石二鳥の治療法であるためニキビ以外のシーンでも用いられるようになりました。

(トキコクリニックでは「毛穴の浸透力を高める」「肌を滑らかにする」などご要望に応じてオリジナルの配合を行っています。)

 

漢方・栄養療法

白ニキビは比較的初期段階のニキビであるため、面皰圧出やケミカルピーリングと併せて漢方や栄養療法に進む方も少なくありません。

自分の体質を見直し、根本的な治療をしたい方に向いています。

漢方は特にホルモンバランスの乱れによるニキビにも効果があり、ニキビ以外にもアトピー性皮膚炎・シミ・冷え性・更年期障害に使われることもあります。

栄養療法は内側から自分をきれいにする効果があり、血液検査を経て自分の栄養状態を可視化するところから始められるため、自分オリジナルの対策を取りやすくなるでしょう。

パーソナライズされた治療を受けたいときは、躊躇わず相談してみることをおすすめします。

 

 

ニキビは日頃のスキンケアが大切

ニキビ対策には、日頃のスキンケアが欠かせません。

ニキビができたときはもちろん、その前から予防も兼ねて丁寧なスキンケアをするとよいでしょう。

 

例えば、洗顔・クレンジング時に肌をこすらず、泡でくるくるなでるようにして洗い上げることが皮脂残り予防対策として効果的です。

肌は健康な状態でも基本的に外的な刺激や摩擦に弱いものとして捉え、ごしごし擦るような洗顔はしないよう意識しておきましょう。

乾燥のダメージから守るため、洗顔後は早めに化粧水や乳液を塗って水分をとじこめておくことも大切です。

また、紫外線ダメージから肌を守るために日焼け止め・日傘を活用したり、スキンケアアイテムを低刺激なものに変えたりすることもおすすめです。

 

ニキビだけでなく美容対策としても大切な要素であるため、ぜひ取り入れていきましょう。

 

 

ニキビ・ニキビ跡(クレーター)を治療したい方

皮膚科では、白ニキビなど比較的初期から治療に踏み切ることができます。

思春期特有であるニキビの多さに悩んでいる方も、頑固で跡に残りやすい大人ニキビに悩んでいる方も、お気軽にご相談ください。

ニキビは適切なスキンケアや処置をしないと悪化してしまいやすく、一見綺麗に治ったように見えても肌の真皮層や毛根部分に膿が残ってしまうことも少なくありません。

「ニキビ程度で皮膚科にかかってもいいの?」と躊躇わず、むしろ初期のうちからしっかり治療していきましょう。

 

トキコクリニックではニキビだけでなくニキビ跡の治療も実施しています。

いつの間にか跡になってしまったニキビを治すためには専門機関への受診が不可欠であるため、まずは自分に合った「かかりつけのニキビ外来」を探す感覚で相談下さい。

この記事を監修したドクター

総院長

小村 十樹子(こむら ときこ)

1992年神戸大学医学部卒業後、アトピー性皮膚炎やニキビ治療に専念。1996年10月に、心と身体と肌の健康を目指した美容皮膚科クリニックを開設。従来の美容治療は勿論のこと、病気にならないための治療、ガン予防、アンチエイジング治療に熱を燃やして、治療を展開中。

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