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話題の白玉点滴は意味があるのか?!効果のほどはいかに!
美白
目次
白玉点滴とは?
グルタチオンとは、私たちの体内にもともと存在している抗酸化物質で、「グルタチオン」を高濃度で点滴する治療法です。
私たちの体内にはもともとグルタチオンが存在している抗酸化物質の一つで、特に眼球や皮膚、肝臓などに多く含まれています。
グルタチオンの働きの中には、メラニンの生成を抑制すると共に、生成されたメラニンの排出を促進する強力な美白作用があり、白く透明感のある肌に導く点滴として人気です。
芸能人ご用達?白玉点滴にはどんな効果があるのでしょう。
白玉点滴は、ビヨンセが愛用していて肌が白く美しくなったと有名になり、別名「ビヨンセ点滴」とも呼ばれています。韓流スターやハリウッドスターやセレブにもファンが多く、日本でも芸能人のSNSで多く紹介されています。
前述したように、グルタチオン点滴は強い抗酸化作用を持ち、メラニン生成を抑制します。
肝斑、色素沈着やくすみ、色むらを改善するとともに、これから出現するシミの発生を予防する働きがあります。
トキコクリニックでも白玉点滴(グルタチオン点滴)を定期的に受けておられる患者様が多く、多種類の点滴メニューの中で一番実施数の多い点滴です。
週1回ペースで継続しているスタッフも、点滴を始める前と比較して、自他ともに肌が白くきめ細やかになっています。
お肌が地黒の方でも、全体的なトーンが明るくなり、肌が白くなった実感があるといったお声をいただいております。
白玉点滴は、白く透明感のあるお肌を維持するのに有効です。
日焼けをする予定がある場合は、その前後で点滴を行うと紫外線による肌老化の予防になるのでおすすめしています。
美白だけじゃない。白玉点滴には嬉しい効果が盛りだくさん!
グルタチオンは強い抗酸化作用で、過剰な活性酸素を除去して、体の細胞老化(さびつき)を防止する役割を持っています。
また、抗アレルギー作用により、湿疹やじんま疹などの皮膚疾患を改善する効果も認められています。
デトックス作用により、有害物質の解毒・排出を促進する働きもあります。
日本では40年以上前から自家中毒、つわり、妊娠中毒、薬物中毒、慢性肝炎の治療として使われたり、薬の副作用の治療としても使用されることもあるくらい、優秀な解毒作用を有しています。
肝機能の回復効果もあり、病気ではない疲労感や倦怠感の改善が期待できます。
グルタチオン点滴はもともと、パーキンソン病の機能改善と病状進行を遅延させることができると注目されていました。
パーキンソン病患者の脳内ではグルタチオンが減少していることが分かっており、これらを補充して脳内へ強い抗酸化作用が起こり、脳の神経細胞の変性や脱落を抑え、運動機能の改善が期待されています。
またグルタチオンには、アセトアルデヒドの毒素をなくす働きもあるので、二日酔いの予防・回復に効果があります。
たくさんお酒を飲む前に点滴をすると二日酔いを予防できますし、二日酔いをしてしまった後に点滴をすると回復が早まります。
お酒をよく飲む機会が多い方のサポート点滴としても有効です。
白玉点滴をやりすぎると危険?
ずばり、危険ではありません。
主成分であるグルタチオンは、もともと体内で作られ備わっている成分ですので、非常に安全性の高い点滴です。
ごくごく稀に副作用として気分不良や吐き気、頭痛などが起こることがありますが、点滴を中止すればすぐに回復します。妊娠中でも安全に使用できると言われているお薬です。
白玉点滴をやめたらどうなる?
白玉点滴をある程度の期間継続した後、急にやめたとしても特別問題はありません。
ただ、体内にあるグルタチオンは、20代をピークにどんどん減少していきます。
点滴をやめることで、これまで補充されていたグルタチオンの量は本来の自分自身の量になるため、白玉点滴を受けた時に感じていた効果は徐々に薄れるため、肌や体の状態が元に戻ってしまったと感じる方もおられるかもしれません。
グルタチオンは内服で経口摂取しても吸収が悪いので、点滴での補充が好ましいと言えます。
体調に合わせて、季節などの環境に合わせて、定期的に白玉点滴を継続されることをご提案しています。
点滴の頻度はどれくらい?すぐに効果は出る?
点滴の頻度は目的によっても異なりますが、1~2週間ペースでの治療を推奨しています。
夏の紫外線が強い時期には1週間ペースで、冬場は2週間ペースに減らして通っておられる患者様もおられます。
トキコクリニックの白玉点滴(グルタチオン点滴)はグルタチオンを1200mg使用していますが、ご希望により2000mgまで増量が可能です。
点滴の頻度も必要ですが、グルタチオンの濃度も効果に関係してきますので、こまめに通院が難しい方は量を増やすとよいでしょう。
点滴は、有効成分を体内に巡らせることができるので、速効性に優れた治療方法ですが、白玉点滴の効果の実感はすぐに得られるものではありません。
例えば美白であれば、グルタチオンが作用した結果にメラニン合成が抑制され、メラニンが排出されて美白効果を得られるので、時間がかかります。
あくまで目安ですが、美白などの実感は通常5~10回程度の継続により得られると言われています。
白玉点滴で白髪が増えるってホント?!
白玉点滴(グルタチオン点滴)で白髪が増えるというエビデンスの報告はありません。
白髪を誘発する事例もありませんのでご安心ください。
過度の心配は必要ないと思われます。
白玉注射と白玉点滴はどちらがいいの?
白玉注射と白玉点滴の違いは、単純にグルタチオンの量の違いです。
注射の方が量が少なく、点滴の方がたくさんのグルタチオンを入れることができます。
注射は短時間で終了できるメリットがありますが、白玉点滴は他の点滴に比べて点滴の量が少なく時間が短い特徴があるので、トキコクリニックでは点滴での補充をおすすめしています。
高濃度ビタミンC点滴やプラセンタ注射との違いは?
アンチエイジング点滴として代表的は高濃度ビタミンC点滴には、白玉点滴と同様に美白や美肌の効果があります。美肌に加えて、免疫力の向上などの効果を期待する場合は、高濃度ビタミンC点滴が適していますが、美白効果を求める場合は、白玉点滴(グルタチオン点滴)が適しています。
また、高濃度ビタミンC点滴の翌日~1週間以内に白玉点滴をすると、ビタミンCの抗酸化作用を底上げする相乗効果が生まれます。
トキコクリニックでは、1~2週間ごとの白玉点滴と、1ヶ月ごとの高濃度ビタミンC点滴の併用をご提案しています。
プラセンタは、胎盤エキスを用いたアンチエイジング注射です。
美肌効果だけではなく、免疫力や基礎代謝の向上、ホルモンバランスの調整などの身体的な効果も期待できるため、体の不調や身体機能の低下を感じる方にはプラセンタ注射が適していると言えます。
プラセンタ(ラエンネック)は点滴での投与も可能なので、白玉点滴(グルタチオン点滴)や高濃度ビタミンC点滴に添加して点滴することも可能です。
その時々の体調や肌状態に応じて、有効な製剤をカスタマイズして点滴を行うと有効です。
スーパー白玉点滴とは
トキコクリニックでは、白玉点滴(グルタチオン点滴)とスーパー白玉点滴(スーパーグルタチオン点滴)の2種類をご用意しています。
スーパー白玉点滴は、通常の点滴よりも濃度が高いだけではなく、ビタミンB群を一緒に投与する点滴です。ビタミンB群には疲労回復効果、美肌効果、皮脂抑制効果、血流改善効果などが認められるため、通常よりもパワーアップした内容になっています。
点滴時間は10分程度で終了しますので、お忙しくてなかなかお時間が取れない方でも受けていただきやすい点滴治療です。
まとめ
今回は白玉点滴(グルタチオン点滴)についてまとめました。
グルタチオンはグルタミン酸、システイン、グリシンの3つのアミノ酸(トリペプチド)で構成され、非常に吸収が早い物質です。
私たちの体内に存在する抗酸化物質で副作用も少なく、安全性の高い製剤です。
美白、美肌だけではなく、総合的な抗酸化(アンチエイジング)作用が期待できるため、定期的に補充をして透明感のある白く美しい美肌を維持するサポート治療として有効と言えます。
簡単に点滴で美容治療をやってみたいとお考えの方は、一度検討されてはいかがでしょうか。