この記事の監修者
- トキコクリニック 総院長
- 小村 十樹子
（こむら ときこ）
美容治療は勿論のこと、病気にならないための治療、がん予防、アンチエイジング治療に熱を燃やして、治療を展開中。
顎が無いことをお悩みの方、顎をつくるには？
ヒアルロン酸
目次
日本人は欧米人に比べ鼻が低く、下顎の先端が後ろに引っ込んでいる傾向にある人が多いので、顎がない人は珍しくありません。
横顔に鼻の先端から顎の先端に引いたラインをEライン（イーライン）あるいは（エステティックライン・ハリウッドライン）と呼びます。このラインよりやや内側に唇があることで、Eラインの条件が当てはまります。Eラインを持つ人は、いわゆる”横顔美人”とされています。
引っ込んでいる顎を前に出す、顎をつくることで顔つきが変わります。
どのように変わるかというと、まず顔全体に立体感が出ます。そして正面から見たときだけでなく横顔のバランスも整うので、どこから見ても美しい顔立ちになります。顎がシュッとある事で、フェイスラインが引き締まり、小顔に見えたり、二重顎が改善されたりというメリットもあります。
どうやって顎を出すの？顎を作る方法は？
当院では、メスなどを使って切ったりすることはせずダウンタイムも比較的少なく、短時間で効果がでるヒアルロン酸注射を行っています。
ヒアルロン酸は元々体の中にも存在している物質で、徐々に吸収されていきます。
モデル風のシュッとした顎にしたい、横顔のラインを整えたい、自然に手軽にアゴを作りたい、尖らせたい、ホリの深い顔にしたい方にお勧めです。
また、顎の筋肉（オトガイ筋）の動きが強いとヒアルロン酸を注入しても、ヒアルロン酸の吸収が通常よりも早くなることで無くなった感じが早くなったり、前に出すことが難しくなるケースがあります。この場合は、顎の筋肉（オトガイ筋）にボトックス注射の併用をお勧めしております。
きれいな横顔を作るために必要なＥラインですが、骨格によりバランスがとりにくい方がいます。
例えば、下顎が出ている、出っ歯や下顎が小さいなどの原因などの場合、ヒアルロン酸注入で顎を作る他、歯列矯正が必要な場合もあります。
顎ヒアルロン酸の手順は？
① 診察・カウンセリング
まず、気になっている顎の状態を診察します。どのような顎にしたいか、顎の筋肉の程度を診察して、最適な方法をご提案しております。
顎のヒアルロン酸が適応かどうかの診察の後、カウンセリングにて、料金説明、リスクについてお話します。それらすべてにご納得いただいてから施術に進みます。不安なことや疑問点が少しでもあればお気軽にお尋ねください。
② 写真撮影、麻酔クリーム塗布
前後の比較や、経過をみる目的で写真撮影を行っております。ここで撮影した写真は、個人情報保護に基づき、本人の許可なくホームページやSNSに掲載することは無いのでご安心ください。
当院オリジナルで作成した、高濃度の麻酔クリームを施術部位に塗布し、３０分おきます。痛みが気になる方は、麻酔時間を長くすることもできます。
③ 施術
その方に合わせた適量のヒアルロン酸を、注射で注入していきます。痛みを緩和する目的で注入前はしっかり冷却します。
所要時間は数十分です。
④ 止血
内出血が出ないように、しっかり圧迫します。
顎ヒアルロン酸のリスクは？
・内出血
ヒアルロン酸注入のリスクですが、お注射で針を刺すので、内出血の可能性があります。内出血を出来るだけ出さないように、直後しっかり圧迫しますが、万が一内出血が出てしまった場合は、１週間程度の内出血斑がでる可能性があります。
ご希望の方には、内出血を早く引かせる漢方薬を処方しております。
直後からお化粧することができます。気になる方はコンシーラでカバーしてください。
内出血を隠す目的の医療用のコンシーラもご希望であれば販売を行っております。
・腫れ
ヒアルロン酸は、もともと水分を吸収しやすい性質を持っており、ヒアルロン酸注入によりそのヒアルロン酸に周りの組織の水分が集まりやすくなるので一時的に腫れた感じがする可能性があります。多くの場合、数日で治まることが多いです。
・痛み
ヒアルロン酸は注射で針を刺して行っていくので、針を刺したことの刺激や注入したことによる物理的な刺激で直後から数日程度、人によっては違和感やジンジンとした痛みを感じることがあります。
・アレルギー
ヒアルロン酸は、もともと体の中にもある物質でアレルギーを起こしにくいですが、稀に合わない場合があります。アレルギー症状としては、腫れ、我慢できない位のジンジンとした痛み、赤み、熱感などがあります。
アレルギー症状がある場合、ヒアルロニダーゼというヒアルロン酸を溶かすお薬を注入することがあります。
当院では、国内で唯一厚生省の認可を受けているアラガン社の「ジュビダームⓇビスタ」を採用しています。
必要であれば、顎のラインを綺麗に作るために複数のヒアルロン酸を使用することがあります。
まとめ
顎が小さく後退している場合、比較的簡単に改善できる方法がヒアルロン酸注入になります。もちろんリスクはありますが、その方に合わせた量とデザインをしておりますので、ご興味がある方は是非一度ご相談ください。
