つるっとした丸みのあるおでこは、女性らしくて素敵ですよね。

前髪をあげる、もしくは前髪をふわっと左右に自然に流すヘアスタイルが流行っているので、おでこが綺麗であることは今までよりずっと重要視されてきています。

丸いおでこを作るには、トキコクリニックではヒアルロン酸を注入しています。

おでこのヒアルロン酸のデメリットとしてよく挙げられるものは

①痛みがある。

②内出血やしびれが起きることがある。

③ボコボコになる。

④あまり効果を感じない。

といったところでしょうか。

ヒアルロン酸注入が痛い!麻酔はできるの?

おでこのヒアルロン酸注入は、骨膜といって骨の上の膜の上にヒアルロン酸を注入していくため、痛かったり、不快感があることがどうしても避けられません。

そこで、ブロック麻酔といって、眉の上から頭の方に伸びている神経を麻痺させる目的で、眉の上に局所麻酔をします。

それによっておでこの感覚が鈍くなり、痛くなく注入治療をうけることができますが、痛みに敏感な方はカニューレが進む感じが気持ち悪いとおっしゃることもあります。

またおでこの端のほうはあまりブロック麻酔が効きません。

だから、ブロック麻酔の前に、まずおでこ全体に麻酔クリームを塗ることも同時に行っています。

これでほとんどの人は痛みでつらい思いをせずに受けていただいていますが、中にはどうしても痛みに弱い方もいらっしゃって、その場合は笑気麻酔を吸っていただくようにしています。

笑気麻酔は気持ちよくなってリラックスした気分にさせてくれる麻酔で、ぐうぐう寝るものではなく不安や痛みを軽くするガスを吸うだけで、普通におしゃべりしながら治療を受けて、終わったらスッキリとして普通に歩いて帰ることができる麻酔です。

痛みは不安とか緊張があるとより強く感じるので、これなら安心して受けられると思います。

塗る麻酔

ブロック麻酔

笑気麻酔

ご希望に応じて行うので、痛みに強い人の中には、何の麻酔も無しで受ける強者もおられます。

痛みほど個人差があるものはないなと思います。

ヒアルロン酸で内出血、しびれ?!

おでこには血管や神経がたくさん走っていて、慎重に注入しないと内出血やしびれが出る可能性があります。

そして、ヒアルロン酸の一番恐ろしい事故は血管塞栓です。

血管内にヒアルロン酸が入って血管を詰まらせると、血流が遮断されその先に血液が行かなくなることで起きる重篤な副作用です。

おでこのヒアルロン酸注入で万が一血管塞栓が起こった場合、おでこの皮膚の壊死や最悪な場合失明することもあり、絶対起こしてはいけません。

そのならないように慎重にカニューレを進めたり、一か所に大量に注入しない、圧をかけてスピーディに注入しない、常に肌の色合いを観察するなどの対策をたてながら治療を行うのですが、患者さんはできれば早く治療を終わってほしいと思っているわけで、そのあたりの兼ね合いが難しいところです。

おでこのヒアルロン酸をささっと素早く注入を済ませるドクターもおられますが、私は、けっこう慎重に血管を傷つけていないかを確認しながらゆっくりと注入を行っています。

もっと早くできるといいのにと思うこともありますが、やはり、安全第一だと思うので・・・。

世の中にはもっとゆっくり時間をかけて注入するドクターもいるようで、この間、以前他院でおでこのヒアルロン酸注入を受けたことがある方を私が受け持って注入させていただいたのですが、すごく早い!と大絶賛してくださって、複雑な気持ちになりました(笑)。

患者さんにとっては、早い遅いより、安全であることが一番大切だと思いますので、急がず丁寧に注入をしていきたいと思っています。

おでこにヒアルロン酸を注入したらボコボコになった!

おでこにヒアルロン酸を入れたらボコボコになった、という話をたまに聞きますが、私は慎重に少しずつ注入して、都度都度指でなじませながら行うので、ボコボコになったことはありません。

たぶん、まずはざっとおでこ全体にヒアルロン酸を入れてしまって、終わってからなじませるやり方のドクターがいるので、なじませきらずに終わってボコボコになってしまったのではないでしょうか。

少しずつ、広範囲になじませるように入れていけば、ボコボコになることはないかと思われます。

少しずつなじませる注入方法でしたら、たとえ治療終了後にボコボコになっている気がしても、1~2週間でなじんできます。

それでも気になるときは、注入が不均一で、入っているところと入っていないところがあるのかもしれません。

注入の量はだいたい、2~3ml、ヒアルロン酸の本数でいうと2~3本が標準的です。

でも、丸みをしっかり作りたいときはもっと使うこともあります。

おでこの中央の丸みを意識しすぎて、髪の生え際や側頭部の方まで注入ができていないと、不自然に感じることもあり、やはりできるだけ広範囲になじませるように注入したいものです。

おでこのヒアルロン酸注入の効果がない、これって失敗?

量が少なすぎる場合、効果がわかりにくく変わっていないと感じると思います。

しかし、量が十分に入っているにもかかわらず、効果がなかったとおっしゃる方にある一つの特徴があって、それはしわの改善にヒアルロン酸を入れた、という方です。

おでこのしわは表情じわで、眉を上に引き上げるときにできるしわですね。

表情じわに一番いい治療はボトックスで筋肉の動きを弱めることなのですが、おでこのしわが強い人は眼瞼下垂であることが多く目を開ける筋肉が弱っていることから、おでこの筋肉も使って目をあけているため、ボトックスを打つことでおでこの筋肉が使えなくなり目が開けづらくなることがあります。

眼瞼下垂がある人はおでこのボトックスはおすすめしません。

ではおでこのしわは我慢するしかないのか?ということになりますね。

そういうときに、おでこにヒアルロン酸注入をするのです。

ヒアルロン酸がおでこの筋肉の上に乗ることで、筋肉の過剰な動きを少し制限することができます。

しかし、少しだけなので、やはり動かすことはできます。

眉を上に上げる動作も普通にできます。

ヒアルロン酸が入ったことでおでこの皮膚に厚みが生まれ、動かしてもぎゅーっとしわがよることはなくなります。

でも、やはり完全にしわをとめているわけではないので、事前にきちんと説明を聞いて理解していない場合、「おでこのしわにはヒアルロン酸がいいと聞いたから受けたのに、しわがなくなっていないじゃないか。」ということになるわけですね。

おでこのしわにヒアルロン酸注入をするのは、あくまで、しわを軽くするだけが目的です。

このあたりをきちんと理解して受けられたら、効果がなかった、という気持ちになることはないと思います。

この記事の監修医師

小村 十樹子

1992年神戸大学医学部卒業後、アトピー性皮膚炎やニキビ治療に専念。1996年10月に、心と身体と肌の健康を目指した美容皮膚科クリニックを開設。