美容コラム

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ニキビ跡の色素沈着にオススメの治療は?皮膚科専門医が詳しく解説!

ニキビ

ニキビ跡

ニキビが治った後のニキビ跡には大きく分けて2つあります。1つは凹み。もう1つは赤みや茶色などの色が残ってしまうニキビ跡です。茶色く残ってしまったのを色素沈着といいますが、もともと赤かったニキビ跡がだんだん茶色になっていくことも多いです。

今回はニキビ跡の色素沈着の治療についてお話したいと思います。

ニキビ跡の色素沈着ができるメカニズムは?

湿疹や皮膚炎でも炎症が長引いて終わると、肌に「炎症後色素沈着」が残ります。ニキビは毛穴の炎症です。赤いニキビ跡は炎症後の毛細血管の拡張が目立っている状態。それは数か月で元にもどるはずですが、炎症が長引くと赤みが残ったままだったり、炎症によってメラノサイトが刺激されてメラニンという色素が過剰に産生され、茶色い色素沈着になります。

メラニンは一定の周期で皮膚が生まれ変わるターンオーバーによって排出されるはずですが、ターンオーバーが乱れると炎症後色素沈着が残りやすくなります。

ニキビ跡の色素沈着に効果的な治療法は?

先ほど説明したような過程でできた赤や茶色のニキビ跡のお悩みは多いです。ニキビ治療とニキビ跡の治療を平行して進めていくことも実際には多くあります。

具体的な治療法を説明していきます。

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングでターンオーバーを整えましょう。ニキビとニキビ跡の治療になります。

ニキビ跡の治療としては、過剰に産生されたメラニンを基底層から上層に押し上げて排出を促します。

また、ケミカルピーリングといってもいろいろな種類があります。サリチル酸、グリコール酸、トリクロロ酢酸、乳酸など、濃度もそれぞれにいくつかあります。トキコクリニックでは、その方の肌タイプとお悩みの解決に適したピーリング剤を選び、最短ルートでメラニン色素を追い出せるようにします。是非一度ご相談ください。

内服

1.ビタミンC

ビタミンCの内服が有効です。ビタミンCの美白効果はご存じのことと思います。炎症により活発になったメラノサイトがメラニン色素を産生しすぎるのを抑制します。

ただし、ビタミンCは内服してもすぐに代謝されて排出されてしまいます。そのためたくさん摂取したいですが、一気に摂取しても一定量を超えると吸収率が下がります。吸収率が下がっても吸収はされるので、たくさん取ることで総吸収量は増加することになります。それをふまえて効果的な量をおすすめしています。


2.トラネキサム酸

トラネキサム酸も美白効果があります。シミの中で肝斑に有効な製剤として2016年厚労省に認可され有名になりました。詳しくはこちらを参照してください。

過剰なメラニン生成を抑制することから、肝斑やシミや色素沈着にも有効です。喉の痛みや炎症を抑えることにも有効なので、コロナ感染まん延中には品薄になりました。内服の他に外用もできます。

3.ハイチオール

また、ハイチオール(Lシステイン)もおすすめです。メラニン生成を抑制し、肌のターンオーバーを整えるので、メラニンが早く排出されるように促します。

外用薬

1.ハイドロキノン

ハイドロキノンは美白剤として市販でも売られています。ハイドロキノンは濃度によって効果に差があります。もちろん濃度が高い方が効果も高いのですが、濃度が高いと肌に刺激になることがありますのではじめは低濃度からスタートしどんどん濃度をアップさせていきます。

市販のものは濃度が決まっていますが、トキコクリニックでは高濃度のハイドロキノンも扱っております。

2.トレチノイン、レチノール

ターンオーバーの乱れが強い方には、メラニンを排出させるためにトレチノインを外用していただくことも多いです。産生されたメラニンを皮膚のターンオーバーによって排出されるように促します。

3.ナイアシンアミド

ビタミンB3ともいわれるビタミンB群の1種。ニコチン酸アミドとも呼ばれます。メラニンの生成を抑制しますし、抗酸化力があって美肌に導いてくれる注目の成分です。

美白については2007年に、シワ改善については2018年に厚労省が認可しています。トキコクリニックではナイアシンアミドを高濃度に配合された美容液があります。これもオンラインでの販売はございません。

ビタミンCは肌に吸収されない!?

ビタミンCは外用も有効です。この時の外用ビタミンCですが、ビタミンCは酸化されて壊れやすく肌に吸収されにくいことをご存じでしょうか?ビタミンCは角質に浸透せず吸収しづらいのです。どのようにしてビタミンCの外用を効果的に皮膚に吸収させて効果を発揮させるか。
ビタミンC誘導体というものがあります。ビタミンCの前駆体であったりビタミンCに構造が似ている成分です。

ビタミンC誘導体は角質から吸収されます。これを外用すると皮膚に確実に届けることができて、皮膚にとりこまれてからビタミンCと同じ働きをするのです。それによって皮膚でしっかりビタミンCが働き、美白効果を発揮します。

トキコクリニックではビタミンC誘導体が高濃度に配合され、抗酸化力の高いビタミンEが入った美容液があります。クリニックのオンラインでは販売されていないのでご来院いただくしかないのですが、是非その効果をお試しいただきたいです。

ニキビ跡色素沈着の施術

ニキビ跡色素沈着に、早くて効果が高いのはクリニックで受ける施術です。上記に書いた内服や外用のホームケアは、クリニックでの施術と比べると補助的なものです。トキコクリニックにはたくさんの色素沈着の施術がありますが、代表的なもので、ポテンツァと美白ケアについて簡単に紹介したいと思います。

ポテンツァはこれまでブログにも何度も登場してきた人気のマシンです。ニキビ跡色素沈着には美白モードが効果的です。メラノサイトに働きかけ、メラニンの過剰な産生を抑制します。治療が難しいといわれてきた肝斑に対して効果を発揮するポテンツァの美白モードですが、シミや色素沈着に応用できることから当院では多数の症例を重ねてきました。

ニキビ後の凸凹にはポテンツァスカー、難治のニキビにはポテンツァアクネがいいと思います。ニキビ跡色素沈着にはポテンツァの美白モードです。
そして、美白ケアは皮膚のターンオーバーの乱れを改善するケミカルピーリングと導入のセットです。ピーリングはたくさんの種類の中からお肌に合わせた液剤を選択します。導入はビタミンCや美白剤のハイドロキノンやトレチノイン、トラネキサム酸を導入します。いずれも皮膚の吸収を最大限にするために、イオン導入、超音波導入など導入するものによってマシンを使い分けています。

まとめ

ニキビ跡色素沈着の治療は、ポテンツァ美白モード、美白ケアという施術が効果的です。同じ日に両方の施術を受けていただくことができます。メラノサイトがメラニンを過剰に生成するのを抑制し、できてしまったメラニンを肌から押し出します。その後の導入ではビタミンC、ハイドロキノン、トラネキサム酸、その他、美白に効果の高いものをしっかり肌に入れ込みます。

ホームケアでは、美白内服やビタミンC誘導体、ナイアシンアミド、など美白成分が高濃度に配合された美容液や、ハイドロキノンを使用してください。オンラインでの販売がなく、ご来院していただかなくてはなりませんが、是非ご相談ください。ご来院をお待ちしております。

この記事の監修者

朴順華

美容皮膚科医
朴 順華
(ぱく じゅんか)

にきび、肌荒れ、シミ、シワ、タルミの1つが解消されただけで気分が上がり、心も軽く、明るくなります。その気持ちの明るさは美しさにもつながります。是非、実感して下さい。患者さんの悩みに、外側と内側の両方からアプローチします。
(※保険診療科では皮膚科を担当します)

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