この記事の監修者
- 心斎橋院 副院長
- 渡邉 麻耶
(わたなべ まや)
クリニックの“健康だからこそ、美しい”という考えに共感しており、外面からのアプローチのみならず、内面から美しく生きる事こそが究極のアンチエイジングに繋がってゆくと信じています。
美容コラム
Beauty column.
ニキビ
ニキビ跡
目次
ニキビが治っても痕残った…そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。
ニキビだけでなく、その痕の治療も是非皮膚科でご相談ください。
この記事では美容皮膚科でのニキビ跡治療について詳しく説明しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。
ニキビによる炎症が強いもしくは長引いた場合、肌の奥に炎症が広がりダメージを受けることで肌再生が追い付かず、ニキビ自体が治っても、「ニキビ跡」とよばれる跡が残ってしまう状態のことをいいます。そのため、ニキビ跡を残さないためには、何よりニキビの炎症を抑えることが最も重要になります。
外用薬・内服薬の治療ではアクネ菌を殺菌する、ニキビの進行を予防する、炎症を抑える、皮脂の分泌を抑える、などの効果が期待できます。外用薬・内服薬は処方を受ければ自宅で使用できるため、気軽に治療を受けられるのがメリットです。
コメド圧出治療とは、コメド(皮脂や角質の混ざり合ったもの)を押し出して取り除く治療方法です。この治療では毛穴に詰まった汚れを物理的に取り除けるため、炎症を防ぎニキビを早く治す効果が期待できます。
ステロイド局所注射は、ステロイド剤を注射することでニキビによる炎症を抑える治療方法です。短時間での効果が期待できますが、効果が強い分、皮膚萎縮などの副作用もあるため、治療を検討する場合は医師にしっかり相談しましょう。
一般皮膚科では、皮膚の病気や疾患を治療することが目的です。ニキビの炎症が治まれば治療は終了となりますので、クレーターや色素沈着などのニキビ跡を改善していくような治療は行いません。ですから、ニキビ跡が出来たタイミングではなく、ニキビが出来て炎症が悪化する前が一般皮膚科にかかるタイミングと言えるでしょう。
ニキビ跡にも種類があり、スキンケアで改善可能なものと不可能なタイプがあります。赤みや色素沈着などはビタミンCやトラネキサム酸が配合されたスキンケアで改善するケースもありますが、いわゆるクレーター状態のニキビ跡は自力で治すのは難しいため、美容クリニックでの治療が必要となる場合が多いです。
ケミカルピーリングには、乱れた肌のターンオーバーを改善し、ニキビやくすみなどの改善に効果的です。トキコオリジナルピーリングは、油溶性で毛穴への浸透性が高いサリチル酸配合と、水溶性で肌をなめらかにするグリコール酸配合の2種類の液剤をお肌の状態に応じて調合、細かく濃度や反応時間を設定します。赤ニキビ跡や茶ニキビ跡(色素沈着)に効果的です。
近年ニキビ跡の治療の選択肢の一つとしてポテンツァがかなり普及してきたのではないかと感じます。ポテンツァという機械はたるみや肝斑、ニキビ跡の治療など幅広い症状に対応しており、症状に合わせてチップの種類を使い分けています。ニキビ跡の場合はCP16、CP25というチップを使用しており、ニードルRFと薬剤を陽圧をかけて表皮に注入していくドラッグデリバリー効果との相乗効果でニキビ跡を改善させていく治療です。クレーター状のニキビ跡にも効果的な治療で、ダウンタイムも少ないため当院ではファーストチョイスとなるケースが多いです。
ポイントハードピーリングとは、TCAというピーリング剤を用いた治療です。一般的なピーリングよりも強い酸性の薬剤を使用するため、かさぶたや赤み、色素沈着などの副作用が一時的に見られますが、その分高い治療効果が期待できます。治療時点での肌の状態や治療経過を見ながら、ピーリング剤の濃度や治療頻度を細かく調整するなど、適切な取り扱いが必要となることからTCAを使用したピーリングを行っているクリニックは少なく、実績や経験のある一部のクリニックでのみ受けられる治療となっています。
サブシジョンとは、皮膚表面から皮膚深部に向かってくぼんだローリング型のニキビ痕を改善する治療です。ニキビによる慢性的な炎症が続くと、線維化と言って皮膚の下の組織が固く癒着してしまいます。この線維化が局所的に強く起こることにより、皮膚の凹凸が目立つようになります。サブシジョンではニキビ痕の皮膚下の固い繊維組織を医療用の針で切断・剥離することによって皮膚の凹凸を改善します。深く局所的なニキビ跡のへこみに適応で、ポテンツァだけでは改善しないケースに併用する場合が多いです。
ニキビ跡は治療に難渋するケースが多いので、早期に発見し、適切な治療を受けることがニキビを綺麗に治すポイントです。皮膚科や美容皮膚科でニキビを早期に治療することをお勧めいたします。また、一般的な皮膚科は、ニキビができたら治すという対症療法を行うのに対して、美容皮膚科で行うニキビ跡治療はニキビができにくい肌へ改善できるというメリットがあり、より根本から美肌を目指すことができます。ニキビのできにくい美肌を目指したい人には美容皮膚科がお勧めです。当院では美容皮膚科だけでなく、美容内科も長年取り組んでおり、分子栄養療法や遅延型フードアレルギー検査などの検査も取り揃えております。
根本的な治療をご希望の方は是非ご相談ください。
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