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ニキビができる人の特徴とは?
ニキビ
美肌
ニキビができやすい人の特徴
ニキビができやすい人には、いくつか特徴があります。
残念ながら、遺伝的な要因は大きく影響します。親や兄弟がニキビに悩まされてきた場合、その肌質は受け継がれやすいのです。
また、皮脂の分泌が過剰な人や毛穴が詰まりやすい肌質の方も、ニキビができやすい傾向があります。
ストレスが長く続いている人や、食生活がコンビニや加工食品ばかりの人、慢性的な睡眠不足や昼夜逆転の人も、ニキビができやすいように思います。
ニキビができやすい体質の診断方法
ニキビができやすい体質を診断するには、皮脂分泌量や水分量の測定をすることがあります。
また、女性の場合、生理不順やホルモンバランスの崩れがないか、調べることもあります。血流が悪い人も皮膚のターンオーバーが悪くなり、毛穴が詰まりやすくなるので、舌下静脈の怒脹がないか調べたり、指の先の毛細血管の流れを調べる検査などを行うことがあります。
ニキビが全然治らない人の特徴
何を試してもニキビがなかなか治らない人が時々いますね。
このような場合、ストレスや睡眠不足、健康的ではない食生活などが関係しているかもしれません。
また、適切なスキンケアが行われていない場合も、治りにくくなります。
ホルモンバランスが悪いとなかなか治りません。
便通が悪いことも関連があります。冷え症なども血行が悪くなり、治りにくくなります。
ニキビを引き起こす主な原因
肌質や体質が関係するニキビの原因
肌質や体質は、ニキビのできやすさ、治りにくさに大きく関係します。
皮脂の分泌量が過剰な場合、毛穴からの皮脂の排出が追いつかなくなり毛穴が詰まると、アクネ菌が増殖してニキビになります。
逆に乾燥肌の場合も、肌のバリアが弱いため、炎症が起こりやすくなります。
生活習慣がニキビの原因になる場合
健康的ではない生活習慣は、ニキビの原因となります。
過度なストレスや睡眠不足が長く続くと、ホルモンバランスが乱れ、それがニキビにつながることがあるのです。
また、不規則な食生活や加工食品が多い食事内容、結果として起こる栄養不足もニキビに関係してきます。栄養不足を調べる検査を受けて、足りない栄養素もちゃんと摂れる食生活に変えていく必要があります。
思春期の人がニキビになりやすい原因
思春期になると、ホルモンバランスが乱れがちです。特に男女ともに、皮脂の分泌が増加しやすく、毛穴がそれに見合うほど発達していないため、毛穴が詰まりやすくなります。
思春期のニキビは、適切なケアが重要です。
ニキビの治療・改善・予防方法
体質改善でニキビを予防する方法
体質改善は、ニキビ予防には一番大切です。バランスの取れた食事や適度な運動は、体内のホルモンバランスを整え、皮脂分泌を抑制します。
ビタミンB、亜鉛といった、栄養素の補給もおすすめします。
正しいスキンケアも重要で、洗いすぎは良くないですが、洗わないのも良くないので、洗顔の仕方や適切な保湿に気を付けましょう。
スキンケアや洗顔でニキビを予防・治療する方法
夜は必ず洗顔をしましょう。たっぷりの泡でこすらず優しく洗いましょう。
朝は洗顔料を使わない人もいるようですが、寝ている間に分泌された皮脂が酸化しているので、やはり朝も洗顔料を使っての洗顔をお勧めします。
化粧水は、手のひら全体に広げ、肌を包み込むように優しくつけましょう。
ニキビの人はべとべとするのを嫌うため、化粧水だけでスキンケアを終了しがちですが、夜だけでもクリームか乳液をつけましょう。
乾燥しすぎないようにしたいものです。
食生活やストレス管理でニキビを予防する方法
炭水化物や甘いものを減らし、タンパク質と野菜を多く摂る食事を心がけましょう。
グルテンは腸を荒らすので、小麦の摂取を特に控えるとよいでしょう。
グルテンフリーの食事にしただけでニキビが良くなる人もいます。
発酵食品を毎日摂ることも肌に良いと考えられています。
また、ストレスは避けられないものですが、ゆっくりとお風呂につかるとか、寝る前にアロマオイルを焚くとか、リラックスする時間を持ちましょう。
ベッドの中では考え事はやめて、気持ちよく眠りにつく様に工夫しましょう。
扱いに困る大人ニキビと対策
大人になってなお、ニキビが治らない理由
大人になってからもニキビに悩まされる人がいます。
一番多いのは、男性ホルモンが過剰になっていたり、ストレスや健康的でない生活習慣です。また、その人の肌に合った正しいスキンケアも考えなくてはいけません。
大人ニキビのタイプとその症状
大人ニキビは、鼻や鼻の下、あごなど、口周りに集中してできたり、フェイスラインにできることが一般的です。皮脂が多い人もいますが、乾燥が目立つ人も多いです。時には赤みやかゆみ、痛みを伴うことがあります。
大人ニキビの治療・改善・予防策
大人ニキビはなかなか治らないことが多く3か月治らなければ、皮膚科を受診しましょう。適切な治療法を医師に相談することが大切です。また、生活習慣の見直しやストレス管理も同時に行い、総合的なアプローチが必要です。
ニキビケア製品の選び方
皮脂対策に効果的なスキンケア製品の選び方
皮脂対策には洗浄力の強いものを選びがちですが、低刺激かつ保湿効果のある製品が適しています。皮脂は、洗いすぎるともっと分泌されるようになります。
またナイアシンアミドが皮脂の分泌のコントロールをしてくれるので、これが入っている美容液などもおすすめです。
乾燥肌用のニキビケア製品の選び方
乾燥肌の方は、ヒアルロン酸やセラミドなど保湿力や保水力が高いものや、炎症を抑える効果のある製品が適しています。最近では幹細胞培養上清液入りのものも人気です。
ニキビに効果的な化粧品の選び方
ニキビに効果的な成分として、一番ポピュラーなのはビタミンCです。また、サリチル酸やグリコール酸などピーリング効果のあるものを、週に1回ぐらい使うのもよいでしょう。使いすぎは禁物です。
ナイアシンアミド、レチノールなども、人気の成分です。
しかし、あくまで、自分の肌に合うことが重要なので、サンプルで試しながら合うものを選びましょう。
ニキビ治療に役立つ医師おすすめ製品
トキコクリニックでは、ビタミンC、ビタミンE、ナイアシンアミドを高配合したファインC+E+Nという商品をニキビの方におすすめしています。
また、汚れはしっかり落とし、すすぎ落ちが良く、余分な皮脂を落とさないクレンジング剤と洗顔料も開発しました。
洗顔製品を変えるだけで肌が良くなる方をたくさん見てきました。
ニキビに悩む人にとって、正しい情報と適切なケアが大切です。遺伝的な要因や生活習慣、スキンケア製品の選び方など、様々な要因が影響を与えています。日常の習慣の見直しや、専門家のアドバイスを受けながら、健康な肌を取り戻す手助けとしましょう。