美容コラム

Beauty column.

まず見直すべきは「洗顔」肌トラブルを防ぐケアの基本習慣

毛穴

美肌

毎日当たり前のように行っている洗顔。

実は、正しい洗顔方法があるということを知っていましたか?

「最近、なんだか肌がくすんで見える…シミが増えてきている気がする…」

そんなお悩みも、洗顔方法に解決のヒントが隠されています。

なぜなら、洗顔は肌をすこやかに保つための最も基本的なスキンケアだからです

全5回の連載でお届けする“ゼロからはじめる「肌育」講座 ― 大人のための美肌レッスン”。

第2回は“洗顔”について詳しく解説します。

ダブル洗顔とは?大人の肌に必要な理由とそのやり方

洗顔に欠かせないものといえば“クレンジング”と“洗顔料”。

両方とも使うのをダブル洗顔と言います。

最近は“お湯落ちコスメ”を謡う商品も増えており、「クレンジングや洗顔料は使ってません」と言う患者様に出会うこともあります。しかし、たとえお湯落ちコスメしか塗っていない日でもクレンジングと洗顔料の両方を使うことが大切なのです。

なぜなら、お湯や洗顔料だけでは日焼け止めや化粧品は完全に落ちないからです。必ずクレンジング剤との併用をお勧めします。

逆に、「ダブル洗顔が要らない、一つでOK」というタイプの洗浄剤はどうでしょうか?

こういった製品は洗浄力が強いので、よほど肌が丈夫な人以外はお勧めできません。

また、ふき取りタイプのクレンジングは毎日使っていると致命的に肌に負担をかけることになります。そのため眠くて顔も洗わず寝てしまいそうな日だけの使用にとどめましょう。

理想のクレンジング剤の選び方と使い方のコツ

私が理想とするクレンジング剤は合成界面活性剤が少なく、油が汚れをうまく溶かし、水をつけたら素早く水がその周りを取り囲むことにより、水で優しく洗い流せるタイプのものです。

合成界活性剤によって化学的に汚れを取るタイプのものは、よく落ちるものの、肌への負担が大きいのが特徴です。オイルクレンジングは必要な皮脂まで落としすぎるし、乳液タイプやローションタイプは落ちなさすぎる。ふき取りタイプは落ちにくいうえに肌に負担がかかる…

したがって、水と油が転相するジェルタイプのクレンジング剤が理想的と考えています。

理想的なクレンジング剤を乾いた手で肌に優しくなじませます。この時に絶対にこすらないことが重要です。馴染ませている最中にふっと指が軽くなったら汚れが浮き上がったサインです。メイクや日焼け止めはクレンジングでなじませた後、少量の水をつけるとメイクなどの油性成分の外を水が取り囲み、水で流れ落ちやすくなります。これをミセル化と言います。

このようにクレンジングへのこだわりを突き詰めた結果、私は理想とするクレンジングを自ら開発するに至りました。それが『ユアクレンジングジェル』です。

約30年間、延べ30万人以上の肌を診てきた中で実感したのは、「洗いすぎず、でも落とし残さない」という絶妙なバランスの重要性。ユアクレンジングジェルは、そのバランスをかたちにした製品です。肌への負担を抑えながら、しっかりとメイクを落とせるよう、界面活性剤の配合を極限まで控えた処方に仕上げています。

患者様からも大変好評で長年のファンの方も多くいらっしゃいます。これだけは他の化粧品に置き換えできない!という嬉しいお声を頂くことも多い製品です。洗顔はすべての肌治療の基本──このクレンジングジェルは、洗顔を見直したい方にとって、毎日のスキンケアの第一歩であり、もっとも大切な土台なのです。

泡洗顔の正しい方法とは?こすらず透明感を目指す習慣

さて、クレンジングジェルでメイクを落とした後は洗顔料の出番です。

洗顔料を使う時に何よりも大切なのが肌を直接擦らないことです。

洗顔料をネットでよく泡立てて弾力のある泡を作り、顔全体に載せて泡を転がすようにしましょう。決して肌をこすらないようにして洗い、ぬるま湯で丹念にすすぐことが大切です。

蛇口からだと最低20回はすすぐことが目安になります。その際、フェイスラインにも直接お湯をかけること。泡をぬぐっているだけの人が多いのですすぎ残しが無いように注意しましょう。

肌はこすらない。

しっかり丁寧に洗い流す。

この二つが美肌作りにおいて何よりも重要なのです。

毎日の洗顔を、面倒がらずにこうやって丁寧に行うことで、肌本来の力が引き出されていきます。

良いクレンジングジェル・洗顔料と正しい洗顔法。

これがスキンケアの基本となります。

クリニックでは正しい洗顔方法を直接指導します

トキコクリニックで昔から行っている取り組みとして“洗顔指導”というものがあります。

初めていらした患者さんには、正しく洗顔できているかをスタッフが横について顔を洗っていただくようにしています。

そのときに多くの方が顔をこすりすぎているため、そのことを指摘すると、皆さんとても驚かれます。しかも、すすぎが足りておらず洗顔料が残ったままのことが極めて多いです。

洗顔料はかなりしっかりすすがないと肌に残っているものなのです。

大切なことは、たっぷりの泡でこすらず優しく、泡と汚れをなじませるようにして洗い、しっかりとすすぐことです。

このように初めての患者さんには普段の洗顔方法を確認させていただき、正しい洗顔方法を都度お伝えするようにしています。

その後も時々、患者さんがクリニックの洗面所で洗顔をしているのを、お教えしたとおりにできているか、スタッフが時々確認しにいくことがあります。

というのも、初診時にスタッフから言われた洗顔方法を忘れてしまってゴシゴシ洗いに戻ってしまっている方が時々居るからです。シミの多い人や乾燥肌の人、大人ニキビに悩まれている方は特にそういう傾向があります。

そのため、定期的に洗顔指導をさせていただきお家でも正しいスキンケアが行えるお手伝いを行っています。

患者様の声

50代女性

今まで自己流で洗顔を何十年もしてきましたが、実は肌に負担がかかっている方法と知り驚きました。スタッフの方が丁寧に正しい洗顔方法を教えてくださり、早速実践しています。

30代男性

何を使って洗顔をするべきか今まではよく分からなかったのですが、洗顔にもステップがあり一つ一つを教えてもらえて助かりました。洗顔を変えたことで乾燥肌がマシになってきた感じがします!

※患者様個人の感想です

よくある質問(FAQ)

Q:オイルクレンジングがよく落ちるので気に入っています。このままで良いでしょうか?

A:オイルクレンジングは肌にとって必要な油分まで落とし過ぎる傾向があります。そのため、乾燥や余分な皮脂分泌の原因になりえます。クレンジングは洗浄力と肌負担のバランスが良いジェルタイプのものがお勧めです。

Q:乾燥肌なので朝は水洗顔だけで良いですか?

A:寝ている間に皮脂が分泌されているため、朝も泡洗顔をするのをおすすめしています。洗った後の乾燥や肌のツッパリ感が気になる用であれば肌への負担が少ない洗顔料を試してみましょう。

まとめ

私たちは、丁寧な洗顔が肌本来のコンディションを引き出す第一歩だと考えています。

そのことを私たちは患者さん方にいつもお伝えしていますが、もっと多くの方々にも実践してもらえるといいなと思っています。

特に一番指の力を抜いて洗顔をしてほしいのは、肝斑のある人です。

肝斑はこすることをやめるだけでも薄くなるのだ。肝斑とは頬骨の位置に広がる淡いシミで、くすみと勘違いしている人も多いです。自分が肝斑とはわからなくても、くすみが気になる人はこの洗顔法を実践してもらえれば、肌に透明感が生まれてくることを実感するでしょう。

またニキビの人は、しっかり洗いたい気持ちが強すぎて、洗浄力の強い洗顔料を使ったり、ゴシゴシこすって洗っていることが多いです。しかし、この洗い方は毛穴への刺激につながり、乾燥を招いて逆に皮脂の分泌が増えてしまうのでお勧めしません。あくまで優しく洗うのがコツです。 

高価な化粧品を使うより、肌に優しい上質なクレンジング剤と洗顔料を使い、絶対にこすらないで洗い、すすぎ残しがないようにしっかりと流すこと。 

正しい洗顔という、スキンケアの基本を守った上で、そこから初めて化粧水や美容液、クリームのことを考えるべきだと思います。

取りすぎ、取らなさすぎをなくし、肌をいたわって、肌に必要なものを付けていくようにしましょう。

きっとそれで肌は生まれ変わっていくのですから。

私って正しい洗顔ができているのかな?

そう思われた方は是非お気軽にご相談ください。

正しい洗顔方法を身に着けて、美肌作りを行っていきましょう。

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この記事の監修者

小村十樹子

トキコクリニック 総院長
小村 十樹子
(こむら ときこ)

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