美容コラム

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大人ニキビは、思春期ニキビと同じケアじゃ改善しない?原因と対策を解説

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社会人になってからニキビに悩まされるようになった。ニキビは思春期の間だけって思ってたのに…そんな風に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

いわゆる“大人ニキビ”の原因や対策は、思春期ニキビと異なることがあります。

全5回の連載で掲載予定の“ゼロからはじめる「肌育」講座 ― 大人のための美肌レッスン”。

第3回は“大人ニキビ”について専門的な視点から解説します

ニキビの原因は人によって違う

大人ニキビと一口に言っても大きく分けて2パターンがあります。

①    思春期からずっとニキビが出続けていて大人になっても改善しにくいタイプ

②    20代後半~30代になって急にニキビが悪化するタイプ

思春期ニキビに悩む方の大半が皮脂の急激な増加に悩まれています。そのため、大人ニキビも同様に皮脂を減らせば治ると思い込んでいる方も多いのではないでしょうか。

実際は、思春期ニキビでも大人ニキビでも、原因は一つではなく様々な要因が絡み合っています。

本来、ニキビ治療とは一人ひとりの悪化要因を突き止めていく必要があります。しかし、特に若い時はまずは薬用化粧品などを買って自分でなんとかしようとする方がほとんどで、病院に行く人は多くはありません。

実際、つい最近こんなことがありました。

知り合いから

「中学1年の娘の顔にニキビが増えてきて本人も悩んでいる。病院に行った方がいいのかな?」

と質問されました。彼女の場合は娘さんを皮膚科に連れていく、という選択肢を検討しているようだったので是非肌を診させてほしいと返事を返しました。

しかし彼女のような方ばかりではないのが現実です。

子供のニキビは当たり前のことだからちゃんと洗顔していれば治るだろう。少しぐらいニキビがでていてもみんなそんなものなんだから。我慢していればいい。肌のことでお金をかけるなんて子供に贅沢…そういう考えの親御さんが少なからずいらっしゃるのかな、と感じることがあります。

それでも、昔よりはそういった考えの親御さんは減ってきていると感じています。

私たちが子供の時は、ニキビの子供は周りに大勢いました。

私自身もひどいニキビで、ずっと悩んでいたのです。

しかし親が病院に連れて行ってくれることはありませんでしたし、今と違ってその当時の病院もニキビを真剣に診るつもりはなかったと思います。

私が皮膚科医になった1992年頃も、ニキビは抗生剤の飲み薬か塗り薬、ビタミン剤などを出すくらいで、他に治療は存在しませんでした。

そのことを何とかしたくて私は1996年秋に開業したのですが、それはまた別の話。

話がそれましたが、ニキビの原因は人によって異なります。そのため、“皮脂を減らせばよい”ということだけにこだわらずに、本当のニキビの原因は何なのか?ということを突き止めて治療をしていくことを心掛ける必要があるでしょう。

大人ニキビを悪化させる自己流スキンケアとは?

最近は、世の中にニキビ対策のスキンケア商品が沢山出回っています。そのため、まずは色々買って自己流のスキンケアを試す方が多いと感じています。

特にニキビに対しては、皮脂を抑える化粧品か敏感肌用化粧品を使うべきという考えが浸透しているようです。実際に患者さんに使っている化粧品を訊くと、その2パターンのどちらかに分類されることがほとんどです。

敏感肌用化粧品がニキビに効果的なのか?という質問をよく頂くのですが、これがなかなか難しいのです。

敏感肌用の化粧品は無難な成分で占められていて効果が出にくいことが多いです。また、敏感肌用クレンジングや洗顔料は汚れが落ちにくいものも多く、肌に負担をかけないことを重んじるあまり、積極的な効果を出すことができないことがあります。

・逆に、皮脂をしっかり取りたいと洗浄力の強い洗顔料を使っていたり、ピーリング効果のある化粧品を使っている人もいます。

ピーリング作用のあるものを毎日使うと、肌のターンオーバーが逆に乱れることがあります。そのため、ピーリング効果のある化粧品を使う際は少し強めの作用のものを週に1回程度にとどめる方が効果が出やすいと考えています。

・一番良いのは、ニキビに良い成分(例えばビタミンC、ビタミンE、ナイアシンアミドなど)の有効成分が高容量入っているものを使いましょう。そして、クレンジングと洗顔は汚れがしっかり落ちているが潤いは残るものを選ぶのが良いと思います。

患者様からも大変好評で長年のファンの方も多くいらっしゃいます。これだけは他の化粧品に置き換えできない!という嬉しいお声を頂くことも多い製品です。洗顔はすべての肌治療の基本──このクレンジングジェルは、洗顔を見直したい方にとって、毎日のスキンケアの第一歩であり、もっとも大切な土台なのです。

医療現場で行われる大人ニキビ治療の選択肢

肌のターンオーバーの乱れを治す

ニキビは表皮のターンオーバーの乱れにより毛穴の角質が詰まることが原因の一つです。

ターンオーバーの乱れは血流が悪いことが影響しています。一口に血流が悪いと言っても、貧血によって皮膚に十分な血液が届いていない場合と、血液の流れが滞って鬱滞している場合があります。これについては後述する体の中からニキビを治す治療で対処をしていきます。大人ニキビの場合、仕事のストレスや睡眠不足、長時間のデスクワークによる慢性的な肩こりなど血流を悪くさせる原因が日常生活に潜んでいることもあります。

ターンオーバーの乱れを手っ取り早く調整するために、ケミカルピーリングという治療を用います。酸で角質の表面を軽く溶かすことによって、ターンオーバーを促進させる治療です。古くからある伝統的なニキビ治療ですが、近年はピーリング剤の開発が進み、様々な薬剤が発売されています。

そのため一般的にもよく知られている治療名であり、自宅でのケアにも取り入れている方が多いのではないでしょうか。

しかし、ピーリングを毎日自己流で行うのはおすすめしません。

どの薬剤を選び、どの程度強く、あるいは弱く、角質を溶かすのか。

そのようなことを考えながら行うのがピーリングという治療です。そのため、技術が問われる治療であり、ホームケアでは難しい部分もあるので、自己流で毎日行うのはお勧めしないのです。

しかも、乾燥が原因で皮脂が出ている方の場合はピーリングが必ずしも適応にはなりません。自分にピーリングが必要なのかな?と悩まれる方は医療機関で相談をしてみましょう。

体の中からニキビを治す

ニキビの原因は人によって違います。ではどうやってその原因を突き止めていくのでしょうか。

  • トキコクリニックでは栄養療法を行います。ニキビの患者さんには慢性的な栄養不足やホルモンバランスの乱れなどが隠れていることが多いからです。こういった方の場合、身体全体の体調を整えるためにも漢方薬やサプリメント、低用量ピルなどを飲んでもらうこともあります。体調不良の自覚が全くないニキビの方も、血液検査をするとビタミンやミネラルの不足がかなりあると判明することも多く、やはりサプリメントが必要になってくることがあります。

皮脂が多く大きい赤いニキビがたくさんできる場合は、男性ホルモンが強く影響していることがあります。

女性なのに男性ホルモン?と思われる方も多いでしょう。

男性の男性ホルモンが多いのは当たり前ですが、実は女性でもストレスや卵巣の問題で男性ホルモンがかなり高くなってしまっていることがあるのです。

・皮脂が多い

・フェイスラインや顎裏、首などに大きめの赤いニキビが多い

・顔の毛が多い

などの特徴がある女性は、血液検査で男性ホルモン値も必ず確認をします。

男性の場合は皮脂の分泌が過剰な場合、イソトレチノインの内服を行うこともあります。

イソトレチノインの内服は副作用もあり、積極的にお勧めしているわけではありませんが、効果は強力で、難治性のニキビに対しては提案することがあります。

患者様の声

・コラーゲンピール 
リスク・副作用:赤み、ひりつき、乾燥、皮むけ、火傷、色素沈着
施術の価格:顔 1回 ¥17,600

・マシュマロリフト
リスク・副作用:なし
施術の価格:1回 ¥27,500

・栄養療法   
施術の価格:血液検査+分子栄養学解析初回 ¥27,500

※効果には個人差があります

よくある質問(FAQ)

Q1. 大人ニキビと思春期ニキビはどう違うのですか?

A. 思春期ニキビはホルモンの急な変化で皮脂が増えることが主な原因で、Tゾーン(おでこや鼻まわり)に出やすいのが特徴です。大人ニキビは「フェイスラインニキビ」や「あごニキビ」として出やすく、乾燥やストレス、生活習慣の乱れが大きく関係しています。

Q2. ストレスニキビや生活習慣が原因のニキビはどうして起こるのですか?

A. 睡眠不足やストレスが続くとホルモンバランスが崩れ、皮脂分泌や肌のターンオーバーに影響します。その結果、毛穴が詰まり「ストレスニキビ」ができやすくなります。人によって肌質や体質が違うため、同じ生活習慣でも出方に差があるのです。

Q3. 食べ物でニキビは悪化しますか?

A. はい。甘いものや脂っこい食事は皮脂分泌を増やし「食べ物ニキビ」の原因になることがあります。逆に、ビタミンB群やビタミンC、亜鉛を含む食事は肌の回復を助けるため、意識して摂ると良いでしょう。

Q4. フェイスラインニキビやあごニキビが繰り返すときはどうしたらいいですか?

A.     繰り返す大人ニキビは自己流ケアでは改善しにくいケースが多いです。皮膚科や美容皮膚科では、ピーリング・レーザー・内服薬などを組み合わせて「根本的な治療」が可能です。フェイスラインやあごの繰り返すニキビでお悩みの方は、早めの受診がおすすめです。

まとめ

ニキビに対してスキンケアで限界を感じたら、まずは皮膚科を受診し塗り薬を使ってみることをお勧めします。

しかしそれでも良くならないときは、ニキビの根本原因を調べてくれるクリニックに行って、自分にあった最適な治療を受けることが必要になってくるでしょう。

保険適応のニキビの薬で改善しない方が毎日トキコクリニックにたくさんお越しになっています。そういう患者さんには、まず洗顔方法・スキンケアの見直しと、血液検査をして悪化要因を探ることから始めます。

原因が必ずしもわかるわけではありませんが、わからないまでも悪化要因のヒントは見つかることが多く、治療プランが組みやすくなります。

自分のニキビの悪化要因を知ることで、ホームケアの選び方や普段の生活習慣も変わってくるからです。

「自分に合う治療法を知りたい」「繰り返すニキビを根本から改善したい」という方は、ぜひ一度当院までご相談ください。

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この記事の監修者

小村十樹子

トキコクリニック 総院長
小村 十樹子
(こむら ときこ)

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