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気になる口横のもたつき・たるみの原因とその改善方法
スレッドリフト
たるみ
ヒアルロン酸
小顔
目次
口横がもたついて見える原因は、口角周囲の脂肪の下垂や、加齢・日焼け・乾燥などによる皮膚のたるみなどが合わさって起こります。
ジョールファットやブッカルファットはもともと口角付近にある脂肪ですが、年齢と共に徐々に垂れ下がってしまいます。脂肪が下垂することでフェイスラインがふくらみ、下顔面が重く大きく見える原因になるのです。また、マリオネットラインやブルドッグ顔を引き起こしてしまいます。
脂肪吸引やフェイスリフトなどの外科的治療法が効果的ですが、抵抗がある方も多いと思いのではないでしょうか。
今回は、メスを使用しない治療法のご紹介をしていきたいと思います。
脂肪分解注射でボリュームを減らす
口回りの脂肪量が多いときは、脂肪溶解注射を気になる部分に複数回注射することで容量を減らすことができます。脂肪分解注射に含まれるデオキシコール酸が脂肪細胞の細胞膜を破壊し、細胞内の脂肪が最終的に血液中に吸収されます。
その脂肪は優先的にエネルギーとして燃焼されるため、血液中や体内にとどまる心配はありません。脂肪のつき方や体型によって個人差はありますが、だいたい3回前後の治療で徐々に効果が現われ始めます。
デオキシコール酸は脂肪細胞に炎症を起こすため、少し腫れたり赤くなったりすることがありますが、数日で落ち着きます。むくんだ程度で終わる方も多く、日常生活に差し支えることはありません。内出血がおきることがありまずが、1週間程度で消失します。
機械では治療しにくい頬や顎裏、膝上、ふくらはぎなどはもちろん、クールテックなどの冷却痩身治療をある程度受けた後に残った脂肪を、もう少し減らしたい時にもお勧めです。
当院の脂肪分解注射は、ヴィーナス原液注射(デオキシコール酸0.5%)を採用しています。
水光注射、マシュマロリフトで肌の基礎力を向上させる
肌が乾燥していると、皮膚のハリや弾力がなくなり、年齢以上にたるみが起こる原因となります。
保湿された肌は他の施術の効果もわかりやすく反応しやすくなります。
飲む日焼け止めや塗る日焼け止めで紫外線によるダメージも防ぎ、ホームケアも含め、保湿をしっかり意識しましょう。
水光注射
ハンコ注射のような形で9つの小さな針がついた注入治療です。お肌の保湿治療の王道です。
皮膚を傷つけることで出血が生じ、その出血を止めるために血小板が活動を開始します。その際に血小板から成長因子が分泌され、皮膚の再生を効率よく行うことができます。さらに、肌の生まれ変わりの過程でコラーゲンが増生していきます。これをお顔全体、額や鼻、まぶたや口回りなどにも施術していくことで、皮膚の層にしっかりとヒアルロン酸や成長因子などが注入され、更に肌のハリやツヤなどの効果を上げることができます。
マシュマロリフト
針施術などが苦手な方、ダウンタイムなく普段のケアに+施術したいとき、お肌がかなり敏感肌の方にもお勧めです。
ドイツの「LDM-MED」別名「水玉リフティング」の後発マシン「ウルトラデュオ」を使用した高密度超音波です。
2波長の超音波で干渉波を発生させ、MMP(組織再生・炎症抑制に重要)、HSP(熱ショックタンパク質)、GAG(保湿、新陳代謝促進)をコントロールします。
その効果は、肌の中のタンパク質分解酵素を抑え肌の炎症改善。傷の治癒過程を早め、みずみずしい肌を作ります。熱を加えず肌組織を活性化し、肌を引き締めリフティングします。またヒアルロン酸などの保湿因子を増やして保湿力アップ。ホワイトニングにも効果あります。
メスを使わない美容皮膚科の更なるたるみ治療
「ヒアルロン酸注入などによる注入を用いたリフトアップ法」
「スレッド(糸)を用いた引き締め、リフトアップ)法」
「リフトアップマシンを使用したリフトアップ法」
など、たるみの程度、部位や原因にあわせ、その方にあった施術をご案内しています。
特に口回りの引き締め、たるみ予防に最近多いのがショートスレッドです。
ショートスレッド
口横や顎裏、フェイスラインなどのもたつきに効果的です。
皮膚の浅い層の引き締め効果と脂肪燃焼効果を組み合わせることでたるみを改善します。当院ではPDO(ポリジオキサノン)素材のスレッドを使用しています。他のスレッドと大きく異なり、脂肪を持ち上げてリフトアップするのではなく、細く短い針を数十本単位で挿入し、肌のはり感、引き締め効果をもたらす方法です。創傷治癒効果によるコラーゲン生成で、肌の弾力アップやタイトニング(引き締め効果)、毛穴縮小効果も期待できます。
ロングスレッドで重い脂肪を引き上げても残る微妙な口元のもたつきにも、お肌がとても柔らかくてたるみが出やすい方にも、ショートスレッドで肌の支えを作り落ちにくい土台を作るためにもお勧めです。
スレッド施術は施術に伴う疼痛、腫れ、内出血、針跡、アレルギー、開口時の違和感、むくみなどのリスクがあります。初めてのときは大事なご予定を避けてご予定ご相談ください。
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まとめ
お顔の老化は皮膚だけではありません。年齢により骨の損失・後退も進みます。骨格や筋肉、皮下組織(脂肪など)が変化することでたるみが起こり、輪郭まで変化させてしまいます。
20代の方の口回り相談はボリュームを減らしたいことが多いですが、30代に入るとコラーゲンなどの弾力線維の減少とともに脂肪も減少し、物理的なボリュームロスで脂肪の位置が下に移動したたるみが増えてきます。
ホームケアも含め皮膚表面のケアと、美容皮膚科的な深層へのアプローチ、さらに美容内科で身体のインナーアンチエイジングも平行してケアしていけるとこれからは心強いですね。