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顔全体にニキビが!急に大量発生する原因と治療方法とは?
ニキビ
目次
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ニキビがひとつふたつできただけでも気分が落ち込むのに、顔全体に広がるようなニキビが発生するとすっかり落ち込んでしまうものです。
「どうしてこんなにたくさんニキビが出るの!?」と発生原因を疑い、体質・肌質を恨んでしまうこともあるでしょう。
確かにニキビのできやすい人はいますが、原因・理由をしっかり調べたうえで対処していけばニキビの予防が叶います。
今回は、ニキビが大量発生する原因を解説しながら、いくつかの治療法を提案します。今まさにニキビに悩んでいる人は、参考にしてみてください。
なぜニキビが大量発生したのか?
まずは、なぜニキビが大量発生するのか原因を探っていきましょう。
通常のひとつふたつ発生するニキビと異なり、根本的な原因が根深いことも多いため要注意です。
①生活習慣の乱れ
生活習慣の乱れが原因となり、肌のターンオーバーサイクルが乱れてニキビが大量発生することがあります。
最初は限られた数のニキビだったはずなのに、いつの間にか増殖して顔中ニキビだらけになってしまうこともあるでしょう。
特に、下記のような生活習慣に心当たりのある方は注意が必要です。
・慢性的な睡眠不足
・日によって睡眠時間、就寝時間、起床時間が大幅に違うなど不規則な生活
・栄養バランスの乱れ、偏食
・暴飲暴食
・運動習慣の欠如
睡眠不足や栄養不足は、知らず知らずのうちに体にストレスを与えます。
また、過剰に栄養を摂りすぎる暴飲暴食も、肌にマイナスとなるでしょう。
ニキビの原因である皮脂を過剰分泌させるため、ニキビだけでなく肌のベタつきやテカリにも発展します。
まずはしっかり睡眠をとること、3食バランスよく食べること、少しずつ短時間からでも運動習慣をつけることを意識し、生活習慣を見直してみましょう。
②精神的・身体的なストレス
精神的・身体的なストレスが多いとホルモンバランスが乱れやすくなります。
ホルモンバランスが乱れると男性ホルモンの分泌が活発になり、交感神経が活性化して皮脂の分泌につながるのです。
肌を健康に保つため多少の皮脂は必要ですが、あまりにも多く分泌されると毛穴が詰まりやすくなり、ターンオーバーサイクルごと乱れてしまいます。
結果的にニキビができやすくなり、顔だけでなく背中やフェイスラインにもニキビができやすくなってしまうでしょう。
代表的なストレスとして、下記が挙げられます。
・業務量が多い、残業や休日出勤が多いなど仕事のストレス
・ママ友トラブル、SNSトラブル、職場いじめなど人間関係のストレス
・子育て、夫婦仲、親戚間トラブルなど家族関係のストレス
・暑い(寒い)屋外での作業、直射日光の当たる場所での長いなど環境的なストレス
・慢性的な寝不足、消化負傷、病気や怪我の療養など身体的なストレス
自分のストレスの原因を知り、可能な限りストレスの原因を排除するもしくは上手に付き合うなど対策が必要です。
③乾燥
肌が乾燥していると、肌本来のバリア機能を修復するため皮脂の分泌が多くなります。
毛穴周辺は特に皮脂がたまりやすく、酸素を避けて毛穴の奥深くに入り込んでいるニキビの原因菌・アクネ菌の排出を妨げることになるでしょう。
肌が乾燥しやすい冬の時期はもちろん、紫外線により肌が弱って水分保持力が下がりがちな夏もしっかり保湿することがおすすめです。
また、皮脂が気になるからといって過剰に洗顔してしまい、かえって肌が乾燥してしまうことも考えられます。
自分の体質に合う洗顔方法を見つけ、年間を通して乾燥対策を怠らないよう意識していくことが近道です。
セルフケア、生活習慣を見直しましょう
下記では、ニキビの大量発生を防ぐ生活習慣についてより詳しく見ていきましょう。
適切なセルフケアができていればニキビの予防ができるだけでなく、万が一ニキビができてしまったときの早期治療にも役立ちます。
〇洗浄
ニキビの原因となる毛穴詰まりは、古い角質・過剰に分泌された皮脂・砂ぼこりや汚れなどが引き起こします。
毛穴をきれいに保てれば、アクネ菌が蓄積しづらく、かつ肌のターンオーバーサイクルを正常にできるため意識していくとよいでしょう。
しかし、ニキビは摩擦など外的ダメージに弱いことも特徴です。
手で直接こすらず、たっぷりな泡で優しく包み込みながらくるくる洗うなど、直接手で触れないように洗顔します。
メイクが肌に残らないようメイクの濃さにあったクレンジング剤を使うこと、髪の汚れが肌に付着しないようヘアバンドなどで髪を上げてから洗顔することもポイントです。
〇保湿
ニキビの早期治療・予防には保湿が欠かせません。
特に洗顔後は肌が非常に乾燥しやすくなっているため、放置せず早めの保湿を心がけましょう。
このときも洗顔同様、手でこすることなく優しくプッシュするような形で保湿することをおすすめします。
化粧水だけでなく乳液やクリームも使うなど、肌にしっかり水分の蓋をするようなイメージが近道です。
また、洗顔後だけでなく日中の保湿も大切です。
ミスト化粧水であればトイレやメイクルームでさっと使いやすく、メイクを崩すこともないため活用してみるとよいでしょう。
日中は乾燥だけでなく紫外線や砂ぼこりの影響も受けやすいため、ベールを張るように化粧水を活用することがポイントです。
〇遮光
紫外線により肌のダメージが蓄積すると、いつの間にかターンオーバーサイクルが乱れてしまいます。
日焼け・シミのもととなるメラニン色素の排出をするだけで肌が手一杯になり、アクネ菌や皮脂の排出まで手掛けられないことが増えるのです。
結果的にニキビが増えてしまうだけでなく、炎症や痛みも伴うことが多くなるため注意しておきまししょう。
可能であれば季節を問わず日焼け止めを使用し、長く外出するときは都度塗りなおすなど工夫することが理想です。
日焼け止めがどうしても体質に合わない方は、日傘・帽子・サンバイザーなどを使用します。
室内であっても直射日光のあたる場所に長時間いると同じことが起こるため、カーテンなどで遮光していきましょう。
こんな時は皮膚科に相談しましょう
ニキビ対策にはセルフケアが重要ですが、間違ったセルフケアをして悪化させてしまったり、思うように治らず炎症や痛みの程度が強くなってしまったりすることも多いです。
そのまま放置しているとニキビ跡として残ってしまう可能性もあるため、可能であれば皮膚科への相談をおすすめします。
特に下記いずれかひとつでも当てはまる場合は、無理なセルフケアはせずそのまま皮膚科へ行くことが大切です。
〇ニキビの炎症が激しい場合
痛みや腫れを伴う炎症ニキビが起きているのであれば、早期治療が必要です。
ニキビは白ニキビ・黒ニキビ・赤ニキビ・黄ニキビ・紫ニキビと段階を追って進行することが多いですが、時にはいきなり赤ニキビが見つかるケースもあります。
赤ニキビ以降は皮膚が炎症している状態であり、毛穴の根本にある毛包部分にアクネ菌が増殖しているため、皮膚科で消毒してもらった方がよいでしょう。
黄ニキビ・紫ニキビに発展するとアクネ菌が毛包の壁を突き破り肌に侵食してしまう恐れもあり、クレーター肌の原因になるため要注意です。
〇治ってもすぐに再発してしまう場合
ニキビが治ったように見えてもすぐに再発してしまう場合、毛穴の奥深く見えない部分にあるアクネ菌・皮脂・老廃物を完全に排出しきれていない可能性が高いです。
前回のニキビで生じたものが残っているため酸化していることも多く、回数を経るごとにより頑固なニキビとして定着してしまう恐れがあるでしょう。
時にはニキビを触った手で顔の他の部分を触ってしまい、どんどん違う場所にニキビが広がってしまうこともあります。
セルフケアの方法が正しくない可能性もあるため、使っているスキンケアアイテムなども取りそろえながら皮膚科に相談し、自分に最適なケア方法を教えてもらうことが近道です。
〇スキンケアの方法が肌に合っていないと感じる時
スキンケアの方法が自分に合っていない、もしくは今のスキンケアでよいか不安という場合も、皮膚科で相談することが可能です。
「皮膚科はあくまでもお医者さんであって、スキンケアの相談をする美容員ではないから…」とためらってしまう方が多いことも事実ですが、スキンケアは皮膚の健康を守る欠かせない項目であり、医師に相談しても問題ありません。
「こんなことで相談しにきたの?」と不審がられることもないため、お気軽にご相談下さい。
どう洗顔・クレンジングすればいいか、保湿の頻度はどの程度にするのが理想か、ピーリングなど他のスキンケア手法がないかも視野に入れ、アドバイスしてくれます。
皮膚科での治療
ニキビは自然に任せて治さず、皮膚科で治療を受けることがおすすめです。
皮膚科にはニキビ治療のノウハウがあり、セルフケアではできない専門的な処置をしてもらうことができます。
保険適用される治療法も多く、費用負担もさほど大きくないため気軽に相談してみるとよいでしょう。
下記では、皮膚科における治療法を紹介します。
〇問診/カウンセリング
まずは問診・カウンセリングから入る皮膚科が多いです。
今のニキビがいつからできているのか、普段のスキンケアとしてどんなことをしているか、生活習慣やストレス状況はどうか、細かく聞いてくれる皮膚科がよいでしょう。
既にニキビがある場合は炎症の状態を診察し、進行の度合いをチェックしてくれます。
前述のようにスキンケア方法の相談だけで訪れる場合は問診・カウンセリングだけで終わることもあり、診察時間はそう長くかかりません。
〇処置
症状に合わせて処理をおこない、ニキビの早期治療・予防をしていきます。
方法は多岐に渡りますが、代表的な方法として「面ぽう圧出」が挙げられます。
面ぽう圧出はニキビ・毛穴の内側にある皮脂・膿・老廃物・アクネ菌を除去する治療法であり、阿寒全滅菌された専用機材を使って押し出すようにしておこないます。
目に見えない小さな穴を開けることで排出口をつくれるため、自分でニキビをつぶして肌表面に大きな穴を開けてしまうより確実かつ効果的だと言えるでしょう。
ニキビの原因を確実に排出させられればそれ以上炎症が酷くならず、回復効果も高いです。
跡に残さずきれいに治療したときこそ、活用していくことをおすすめします。
〇お薬の処方
皮膚科では、市販されていない塗り薬・飲み薬を処方してもらうことができます。
ニキビ用塗り薬のなかには殺菌効果・消炎効果の高い成分が含まれており、アクネ菌を除去できるため大半のニキビは徐々に鎮静していきます。
今のニキビが他の箇所に広がらないよう防ぐ効果も高く、ニキビの大量発生を防ぐ意味でもおすすめです。
また、ニキビが痛んでしまっている場合は鎮痛効果のある薬を出してもらうなど、症状に応じてアレンジしてくれるため相談してみましょう
飲み薬のなかには余分な皮脂を分解するビタミンB2・ビタミンB6が配合されていたり、ターンオーバーサイクルを整えるコラーゲンやL-システインが含まれていたりするものもあります。
治療だけでなく予防・美容対策もしたいときに活用していきましょう。
美容皮膚科での治療
ここからはニキビ治療などのお肌トラブルを専門とする「美容皮膚科」での治療をご紹介します。美容皮膚科は自由診療となる治療も多くですが、一般的な皮膚科より効果的な治療方法を選択できます。
○ケミカルピーリング+イオン導入
ニキビ治療の基本は、皮膚の新陳代謝を正常に戻すことから始まります。
「ケミカルピーリング」は乱れたお肌のターンオーバーを正常にする効果があります。ニキビなどのお肌トラブルを抱えている方の多くは、お肌のターンオーバーが乱れているためトキコクリニックでも治療メニューとして取り入れています。
ケミカルピーリングを受けた後には「イオン導入」を組み合わせると更に効果的です。ピーリングを受けた後のクリアな状態のお肌は美容成分を吸収しやすく、美肌効果も高くなります。局所的に十分な有効濃度を、長時間にわたって保持できるのが特徴です。
〇マシン治療
美肌マシンを使ったニキビ治療も有効です。
ニキビ治療の代表的なマシンとして、「プラズマシャワー」「フォトフェイシャルM22」「POTENZA(ポテンザ)」などが挙げられます。
また、根治が非常に難しい「ニキビ跡」の治療には、「POTENZA(ポテンザ)」「ダーマペン」「フラクショナル炭酸ガスレーザー」などのマイクロニードル治療マシンが有名で、多くの人にご利用いただいています。シミ・しわ・たるみ・くすみの解消など美容目的で活用するイメージの強いマシンですが、ニキビ跡にも有効です。
美肌に近づく正しい知識や
最新の美容・キャンペーン情報をお届けします
難治性のニキビやニキビ跡の治療は美容皮膚科へ
顔の広範囲に大量発生するニキビや、一見治ったように見えてもまた繰り返してしまう難治性のニキビにお悩みの方は、美容クリニックへ相談しましょう。
美容皮膚科では通常の皮膚科と同様に面ぽう圧出・薬の処方・問診やカウンセリングをしていることに加え、美肌マシン・美容効果の高い薬の処方・ケミカルピーリングなど多彩な治療法を採用しています。
短期的な治療だけでなく、肌質改善も含めた治療法の提案してくれることが多いため、選択肢を広く設けておきたい人にこそおすすめの場所だと言えるでしょう。
トキコクリニックでも、ニキビに関するお悩み相談を受け付けています。
「ニキビで美容皮膚科に行っていいの?」と考えず、お気軽にご相談ください。
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