ニキビを潰したら跡になる?ニキビを潰してはいけない理由を皮膚科医が解説

投稿日:2021.11.23

ニキビができても潰してはいけない」と言われたことはないでしょうか。

痛痒くなることも多く、見た目の印象も損なわれてしまうことから、早く治したい一心で潰したりいじったりしてしまう人もいるでしょう。

 

しかし、実際にニキビを自分で潰してしまうデメリットは多いものです。

複数の皮膚科医が警告を出している通り、ニキビは自分で潰さない方がよいと言えるでしょう。

 

今回は、ニキビを潰すことによるデメリットや、ニキビの適切な治療法を紹介します。

跡になって後悔してしまうことのないよう、いざという時のために知識を仕入れておきましょう!

 

 

 

ニキビを潰してはいけないのはなぜ?

まずは、ニキビを潰してはいけない理由を探っていきましょう。

どうしてもいじったり潰したりしてしまいがちですが、理由を知ることで止められるかもしれません。

 

膿が上手く排出されず、皮膚の中に残る

自分で潰した場合でも、ニキビ内に含まれる膿を完璧に排出させることができれば、問題ありません。

しかし、実際に上手な排出ができるケースは少なく、十分な排出口が作れないために皮膚内に膿が残ってしまうことの方が多いです。また、膿が入っている袋が上手く破けず、皮膚の内側に膿が広がってしまうこともあるでしょう。

このような間違った潰し方をしてしまうことで却ってニキビが酷くなったり、周囲の毛穴が詰まりやすくなったりするのです。

 

 

不潔な手で触り感染が広がる

人の手は、キレイに洗っているつもりでもどうしても汚れが付着してしまいます。また、人の手には必ず常在菌は存在するため、医療器具のように滅菌して無菌状態にするは難しいでしょう。そのため、手で直接触ってニキビを潰すことで、皮膚に細菌が付着してしまいます

特にニキビを潰したあとの皮膚はダメージに弱く、皮膚に穴が開いている状態のため菌が入りやすく、感染しやすい環境を作ってしまいます

一見無事にニキビがなくなったように見えても、後日炎症を起こしたり荒れて痛みを伴ったりすることがあるため、注意が必要です。

 

 

周囲組織が傷つきクレーター状になる

無理に膿を押し出したり、繰り返しいじるなどの刺激を加えたりすることで、ニキビがある箇所以外の皮膚も傷つきます
結果としてニキビがあった範囲以上にダメージが広がり、クレーターのような跡になってしまうことがあるでしょう。

特にニキビは皮膚の深い部分である真皮層にできることが多く、炎症系細胞周囲の皮膚が破壊されやすいことが特徴です。
皮膚表面は問題なく綺麗になったように見えても、実は皮膚の内側が破壊されている状態であり、数年後にクレーターとなって出てきてしまうのです。

無理に自分で潰さず、医師に相談するのがよいと分かります。

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ニキビを潰した後はどうなる?【ニキビ跡の種類】

万が一ニキビを自分で潰してしまった場合、下記のような症状が出ることが多いです。

どれもニキビ跡の一種であり、後からの治療は時間もお金もかかることを理解しておきましょう。

 

①赤み

ニキビは潰れたものの、皮膚にダメージが加わってしまい赤みが生じるパターンです。

認識できない程度の小さな傷がたくさんついている状態であり、血管中のヘモグロビンの色が透けて見えることで赤みとなって現れます。

自然治癒が難しく、長期間放置していてもなかなか治ることがありません。

 

 

②色素沈着

赤みが発生しなかったとしても、茶色や黒色のような形態で肌に残ってしまうパターンです。

肌との境界線がはっきりしないシミのような形になることもあれば、赤み以上に赤くなってしまいぶつぶつ模様のような形になることもあり、人によってさまざまです。

原因がニキビであるかどうかも判別しづらく、自然治癒もしないため、医師に相談する以外の道がかなり限られてしまっています。

 

 

③クレーター

ニキビをつぶした後の炎症が根強く残り、真皮深層まで達してしまってクレーターになるパターンです。

通常毛穴周辺の組織が破壊されると、肌がコラーゲンを生成し修復しようとしますが、ニキビ跡周辺に修復が集まることで、それ以外の箇所との差が明確になってしまいます

結果として凸凹したような見た目になり、クレーター状のトラブルとなってしまうことがあるのです。

また、皮膚も硬くなってしまうため、化粧水や美容液などが浸透しづらいというデメリットも生じます。

クレーターはニキビを潰してすぐ現れることが少ないため、気づいたときには大きな後悔となることも少なくありません。

ニキビを潰すことは長期的なデメリットが生じると理解し、無理に自己処理しないよう努めていきましょう。

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④瘢痕(しこり)

ニキビは治っても、肌へのダメージが残って瘢痕(しこり)になってしまうパターンです。

膿が出たあとの陥没やニキビのしこりが残ってしまうことも多く、凸凹かつ赤く腫れたような跡になってしまうことが多いです。

ニキビのような見た目でありながらニキビではないため、再度潰そうと思っても潰せず、コンプレックスとして抱えてしまう人も少なくありません。

市販薬も効きづらく、皮膚科医に相談して専門の治療を受ける必要があります。

 

 

⑤ケロイド

ケロイドは火傷や手術後だけに見られる症状だと思われがちですが、実はニキビ跡がケロイド状になってしまうこともあります

瘢痕組織が過剰に増殖することで起こる症状であり、ニキビのような小さな傷でも起こり得ます

特に、無理に自分で潰してしまうなど不要なダメージが加わってしまった場合には、ケロイドになる可能性が高くなってしまうでしょう。

特にフェイスラインやこめかみにできやすいため、注意が必要です。

 

 

 

ニキビができてしまった時の応急処置

では、ニキビができてしまったときにはどうするのがよいでしょうか。

ここでは、ニキビへの対処法を紹介します。

 

肌を清潔にする

まずは、肌を清潔にするよう努めます。

なるべく手で直接触らないよう心掛け、清潔なティッシュ・コットン・ガーゼなどで触るのがよいでしょう。

万が一膿や血が出てしまった場合は肌表面に残すことを避け、ティッシュでそっとふき取ったり、水で洗い流したりするのが効果的です。

 

 

消毒をする

ニキビは膿が溜まっていたり肌表面に穴が空いていたりするケースもあり、雑菌に弱い状態です。

市販の皮膚用消毒液などを使い、定期的に消毒しておくとよいでしょう。

この際もなるべく手で直接触れることを避け、消毒液はガーゼなどに含ませて優しく染み込ませるような形で塗っていきましょう。

 

 

薬を塗る

皮膚科などで処方してもらった抗生剤を塗り、様子を見ます。

アクネ菌などへの抗菌作用や、角質の剥離作用のある薬が多いため、毛穴の詰まり防止にも役立ちます。

なかには飲み薬タイプもあるため、痛みがひどい場合は相談してみましょう。

 

 

刺激を避ける

触る・擦る・乾燥させる・メイクするなどの刺激を避け、洗顔時も泡で触れるよう意識します。

刺激を与えることで炎症が激しくなったり、色素沈着が起きたりする可能性もあるため、注意しましょう。

また、服やマスクによる擦れにも意識しておくことがおすすめです。

 

 

 

ニキビは皮膚の病気です。頑固なニキビは皮膚科で治そう

ニキビを自分で潰すことは、ニキビ跡や炎症の原因となります。

「ニキビ程度で皮膚科にかかってもいいのかな?」と思わず、専門家の知識を借りて適切にケアしていくのがよいでしょう。

皮膚科では、専用の滅菌器具を使って効果的にニキビ治療することが可能です。

トキコクリニックでは25周年記念、ニキビ治療定額プランもございます。

また、既にできてしまっているニキビ跡に対する治療もできるため、ニキビのことは何でも気軽に相談してみましょう。

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この記事を監修したドクター

総院長

小村 十樹子(こむら ときこ)

1992年神戸大学医学部卒業後、アトピー性皮膚炎やニキビ治療に専念。1996年10月に、心と身体と肌の健康を目指した美容皮膚科クリニックを開設。従来の美容治療は勿論のこと、病気にならないための治療、ガン予防、アンチエイジング治療に熱を燃やして、治療を展開中。

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