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【毛穴の開き】美容皮膚科医がおすすめ施術を徹底解説
毛穴

目次
「毛穴の黒ずみが目立つ」「固く詰まった角栓を取りたい」「開いた毛穴をなんとかしたい」「いちご鼻を直したい」など、毛穴に関する悩みも数多くあります。
毛穴の悩みの原因には、皮脂の分泌過剰、乾燥、ターンオーバーの乱れ、加齢によるたるみなど様々な要因が絡み合っています。
今回は毛穴の種類に合わせておすすめの施術を紹介していきます。
毛穴の悩みで皮膚科に行くべきか?
よくインターネットやSNSをみていると、毛穴に悩んでいる方を多くみかけます。
毛穴レスの肌は美しくみえるため、キレイに整えたいと考えるのも頷けます。ただ毛穴の悩みは皮膚病ではないため、保険診療を行っている一般皮膚科では診てもらうことができません。当院のような美容皮膚科が受診の対象となります。美容皮膚科は、医師が肌や毛穴の状態を見極めて適切な治療を提案することができます。トキコクリニックは26周年を迎えており、長年の経験から生み出された「判断力」があります。
毛穴の種類
「毛穴」と一言でいっても、その症状や原因はさまざまであり治療法も異なります。
毛穴の種類を大きく分けると次のようになります。
開き毛穴

皮脂の過剰分泌が原因であることが多く、基本的にはTゾーン周囲にできます。毛穴の形は丸いことが特徴で、脂性肌、あるいは男性に多く見られます。毛穴に詰まっている角栓を除去した後も、毛穴は開きっぱなしの状態になります。
逆に、乾燥が原因で開き毛穴になることもあります。肌のバリア機能が低下し、キメが乱れて毛穴が目立つようになっています。「インナードライ」と呼ばれる、皮脂によるベタつきと乾燥によるカサつきが混在した状態の場合もひらき毛穴であることが多くあります。
毛穴つまり(角栓つまり)

過剰な皮脂分泌が主な原因です。角栓とは、毛穴に皮脂が貯留し、剥がれ落ちた角質と混ざりあって毛穴に栓をしたような状態になったものです。鼻の頭や顎など、皮脂分泌の盛んなところに多く見られます。皮脂や皮膚に残った汚れが長時間とどまると酸化が進み、黒ずんでしまうこともあります。
たるみ毛穴

肌の老化が原因である涙型の毛穴のことで、頬やほうれい線付近に多く見られます。肌の弾力性をつかさどるコラーゲンやエラスチンが減少し、肌の弾力が失われることで、その周囲の皮膚が萎縮して毛穴の落ち込みが目立つことが原因です。また、急激に痩せたり、加齢に伴う筋力の低下や骨萎縮など、皮膚がたるむことでもたるみ毛穴は起こります。
黒ずみ毛穴

過剰なメラニンが原因で、毛穴が黒くみえることを指します。紫外線や皮膚の摩擦などの外部からの刺激で、毛穴の入り口(毛穴漏斗部)がメラニンを生成することで色素沈着した状態です。また、毛が詰まっていることでも毛穴が黒く見えることもあります。
毛穴の種類別!お勧めの治療法は?
毛穴のお悩みの原因は、皮脂の過剰分泌、ターンオーバーの乱れ、乾燥、加齢など様々な要因があげられます。治療の方法も肌質や毛穴の症状によって異なるのですが、毛穴の汚れを取ろうとするあまり、自己流ケアや過剰な洗顔で毛穴状態を悪化させてしまっているケースも珍しくありません。角栓を剥がすパックやピーリング、スクラブ洗顔は肌への刺激となり炎症を引き起こすこともあり、自己判断での使用はおすすめできません。まずは美容皮膚科を受診し、適切な治療方法を知るところからはじめましょう。
開き毛穴の場合
皮脂の過剰分泌が原因である場合、皮脂をコントロールする治療が必要になります。具体的には、ケミカルピーリングなどの各種ピーリングで肌のターンオーバーを正常化させたり、プラズマ治療で皮脂の分泌を抑えます。また、しつこい皮脂の場合はポテンツァで皮脂腺に熱を加えて破壊するという方法もあります。
また、乾燥で毛穴が開いている場合は、水光注射やイオン導入などでの保湿ケアも並行して行います。
インナードライや皮脂が多い場合、栄養バランスが崩れていることが多いため、栄養採血の検査を行い、ご自身に不足している栄養素が何かを知るところから始めるのもいいでしょう。
ポテンツァによる毛穴治療はコチラの記事を参考にしてくださいね。
毛穴つまりの場合
角栓が詰まって毛穴が目立っている場合、まずは角栓を除去することが必要です。ハイドラフェイシャルは毛穴洗浄では1番お勧めの治療です。水の力を使い、水分や栄養分を補給しながら毛穴の奥まで洗浄することができます。
詰まりにくい毛穴を作るためには、掃除した後に引き締める必要があるため、ポテンツァやレジェンドプロなどの高周波マシンを併用すると効果的です。
たるみ毛穴の場合
たるみ毛穴は肌の弾力性をつかさどるコラーゲンやエラスチンが減少したことによる皮膚のたるみが原因であるため、レジェンドプロ、アポロ、ポテンツァ、HIFUなどの皮膚を引き締めるマシンが有効です。また、皮膚のボリュームが失われたことによるたるみの改善のために、ヒアルロン酸注入をお勧めする場合もあります。
黒ずみ毛穴の場合
摩擦や紫外線の影響でメラニン色素が生成されている場合、メラニン色素を排出する治療が必要になります。ケミカルピーリングによるターンオーバーを正常化することと、美白成分を導入する美白ケアがお勧めです。また、黒ずみの原因が毛の場合は脱毛が必須です。
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あなたに合う毛穴治療は専門家に相談を
「毛穴が気になる」と一言でいっても、種類や原因により治療が異なります。また、同じ毛穴の悩みでも肌質によっても治療法が変わることがあるため、まずは美容皮膚科の毛穴の専門家にご相談ください。毛穴をなくすことができないため、1回の治療で劇的な変化は難しいかもしれませんが、コツコツ積み重ねることで確実にキレイになっていきますので、根気よく続けていきましょう。